阪神ジュベナイルフィリーズ2025 血統分析｜G1特集

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父コントレイル、母が米Ｇ１馬のバースデイフライトが狙い目！

1）ノーザンダンサー系とＳＳ系が一応の主力

昨年は京都での開催だったので、ここでは2014〜2023年・阪神開催時の成績を調べてみよう。突出した成績を残している種牡馬系統はないが、勝率と複勝率からはノーザンダンサー系とサンデーサイレンス（ＳＳ）系が一応の主力といえそうだ。

〇プラス評価……父ノーザンダンサー系／父ＳＳ系
　●マイナス評価…父ナスルーラ系

【父馬の系統別成績（2014〜2023年）】

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【過去10年の連対馬の父と母父（2014〜2023年）】

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2）母父は海外種牡馬がベター。父×母父の配合も要確認

母父としてはノーザンダンサー系とミスタープロスペクター系が３勝ずつで半歩リード。また母父がJRA-VANのデータでアルファベット表記（海外種牡馬）だと[7.3.2.55]で勝率10.4％、カタカナ表記だと[3.7.8.93]で勝率2.7％なので、アタマで買うなら前者だ。

父×母父の配合で見ると、[0.1.1.13]の父ミスタープロスペクター系×母父ＳＳ系と[0.0.2.13]の父ＳＳ系×母父その他のヘイルトゥリーズン系は嫌いたい。

〇プラス評価……母父ノーザンダンサー系／母父ミスタープロスペクター系
　◎プラス評価……母父が海外種牡馬
　●マイナス評価…父ミスタープロスペクター系×母父ＳＳ系／父ＳＳ系×母父その他のヘイルトゥリーズン系

【母父の系統別成績（2014〜2023年）】

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3）父はマイル型かクラシック型×母父には短距離適性が必須

勝ち馬の父はマイルＧ１馬か、クラシック二冠・三冠クラスの中長距離型に大別できる。母父はマイル以下の重賞ウィナーが優勢。それ以外のタイプも、オペラハウスは1400ｍで、Monsunは1600ｍでデビュー勝ちを果たしており、Flower Alleyも1600ｍのＧ３を勝利。マイル以下の適性は不可欠といえる。

◎プラス評価……父が芝マイルＧ１馬かクラシック二冠・三冠級の名馬
　◎プラス評価……母父がマイル以下の重賞ウィナー

【勝ち馬の父×母父の現役時成績（2014〜2023年）】

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4）母系と生産者の優秀性は要確認

勝ち馬の母のうちスタセリタ、ライラックスアンドレース、ライフフォーセール、マラコスタムブラダ、ヤンキーローズはＧ１勝ち馬、シーブリーズライフはオープン勝ち馬だ。ショウナンアデラは祖母Always Loyalが、アスコリピチェーノも祖母がＧ１を勝っている。母系は優秀であればあるほどいい。

ノーザンファームが７勝をマークし、下河辺牧場、社台ファーム、千代田牧場が各１勝と、歴史・伝統・実績のある生産者が結果を残している点も見逃せない。

◎プラス評価……母・祖母がＧ１勝ち馬
　◎プラス評価……ノーザンファーム生産馬

結論

バースデイフライトは父が三冠馬コントレイル、母父War Frontはノーザンダンサー系でダート1200ｍのＧ２勝ち馬、母サマーソワレは米Ｇ１馬。勝ち馬のイメージにかなり近く、出られれば狙いたい。次いでマーゴットラヴミー。父はリアルスティール（皐月賞と菊花賞で２着）、母父はWar Front、祖母Togetherは米Ｇ１勝ち馬だ。

あとはタイセイボーグ。父はＳＳ系で春秋のマイルＧ１を制したインディチャンプ。母父Azamourはノーザンダンサー系で、マイルＧ１やキングジョージを勝っている。ノーザンファーム生産で四代母Tuertaが重賞ウィナーと、こちらも注目に値する存在だ。