阪神ジュベナイルフィリーズ2024 血統分析｜G1特集

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ノーザンファーム生産馬で父・母系ともに優秀なジャルディニエ！

1）ノーザンダンサー系とＳＳ系の争いか

過去10年、突出した成績を残している種牡馬系統はない。勝率トップのノーザンダンサー系と、勝ち星＆複勝率トップのサンデーサイレンス（ＳＳ）系が一応の主力か。

〇プラス評価……父ノーザンダンサー系／父ＳＳ系
　●マイナス評価…父ナスルーラ系

【父馬の系統別成績（過去10年）】

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【連対馬の父と母父（過去10年）】

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2）父×母父の配合や母系の優秀性は要確認

母父成績はミスタープロスペクター系が半歩リードも、圧倒的ではない。父×母父の配合で見ると、[3.0.4.24]の父ＳＳ系×母父ノーザンダンサー系と、[2.2.0.19]の父ＳＳ系×母父ミスタープロスペクター系あたりは要チェックだ。逆に父ミスタープロスペクター系×母父ＳＳ系と父ＳＳ系×母父その他のヘイルトゥリーズン系は10頭以上走って未勝利と苦しい。

ほかに勝ち馬10頭の共通項としては、８頭の母父が外国馬（うち７頭は外国籍）、６頭の母が海外生まれ、６頭は５代前までにノーザンダンサーのインブリードあり、といったところ。

また勝ち馬の母は顔ぶれが豪華。スタセリタ、ライラックスアンドレース、ライフフォーセール、マラコスタムブラダ、ヤンキーローズは1600ｍ～2200ｍのＧ１勝ち馬だ。ブチコは準オープン、シーブリーズライフはオープンを勝ち、アスコルティは母リッスンがＧ１ウィナー。母系の質には着目したい。

〇プラス評価……父ＳＳ系×母父ノーザンダンサー系かミスタープロスペクター系
　●マイナス評価…父ミスタープロスペクター系×母父ＳＳ系／父ＳＳ系×母父その他のヘイルトゥリーズン系
　〇プラス評価……母父が海外種牡馬／母が海外生まれ
　〇プラス評価……ノーザンダンサーのインブリードあり
　◎プラス評価……母が1600ｍ～2200ｍのＧ１勝ち馬

【母父の系統別成績（過去10年）】

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3）父・母父とも短距離型、または父クラシック型×母父短距離型

勝ち馬の父はマイルＧ１馬か、二冠・三冠クラスの中長距離型に大別できる。母父はマイル以下の重賞ウィナーがやや優勢。配合的には父・母父とも短距離型というタイプが３勝、父クラシック実績型×母父短距離型も３勝。この２タイプに期待したい。

◎プラス評価……父が芝マイルＧ１馬×母父がマイル以下の重賞ウィナー
　◎プラス評価……父が芝2400ｍＧ１馬×母父がマイル以下の重賞ウィナー

【勝ち馬の父×母父のＧ１成績】

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4）京都で注目すべきは、このタイプ

今年の阪神ジュベナイルフィリーズは京都での開催。同コースで行われているデイリー杯２歳Ｓの勝ち馬（過去10年・全７回）を見ると、父ミスタープロスペクター系が３勝、ＳＳ系とノーザンダンサー系が２勝ずつ。母父はＳＳ系が４勝、ミスタープロスペクター系が２勝。７頭中６頭は父か母父がＳＳ系で、生産者としては社台ファームとノーザンファームが３勝ずつをマークしている。

〇プラス評価……父がミスタープロスペクター系、ＳＳ系、ノーザンダンサー系
　〇プラス評価……母父がＳＳ系、ミスタープロスペクター系
　◎プラス評価……父か母父がＳＳ系
　◎プラス評価……生産者が社台ファームかノーザンファーム

結論

楽しみなのはジャルディニエ。父アドマイヤマーズ（ＳＳ系でマイルＧ１を３勝）×母ヘアキティー（米国産で1400ｍＧ１勝ち馬）、母父Wildcat Heir（ノーザンダンサー系で1200ｍＧ1勝ち馬）、そしてノーザンファームの生産馬。勝利に最も近い血統構成とプロフィールの持ち主といえるだろう。

【ジャルディニエの血統表】

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