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阪神ジュベナイルフィリーズ2025
有力馬情報

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アランカール 母は16年オークス馬

2016年オークスを制するなど、6戦5勝の成績を挙げたシンハライト(父ディープインパクト)を母に持つ良血馬。福島芝1800mの新馬(牝)は豪快にまくって4馬身差で圧勝。続く野路菊Sはスタートダッシュが遅くて最後方で追走したが、直線で素晴らしい決め手を繰り出して3馬身半差で勝利し、2連勝を飾った。おそらくマイルよりも中距離がベストだが、ポテンシャルの高さはメンバー随一という印象。勝って来年のクラシックに向かいたい。


アルバンヌ アドマイヤマーズ産駒のマイラー

アルバンヌ
25年サフラン賞を制したアルバンヌ

今年の桜花賞と秋華賞を制したエンブロイダリーと同じアドマイヤマーズ産駒の牝馬。新馬(阪神芝1600m)はフェスティバルヒル(後にファンタジーSを勝利)に競り負けて2着に終わったが、次走未勝利・牝(新潟芝1600m)を快勝。前走サフラン賞は好位追走からいい手ごたえで直線に入り、坂を駆け上がった後、ベレーバスクを交わして勝利した。いかにもマイルがぴったりという印象。立ち回り次第で十分勝機もあるだろう。


スターアニス 母は12年セントウルSの勝ち馬

スターアニス
25年中京2歳Sで2着に入ったスターアニス

2戦目の未勝利(小倉芝1200m)を好時計かつ7馬身差という破格の内容で勝利。前走中京2歳Sは速いペースのなか中団で追走し、直線は馬場の真ん中を通って抜け出したが、ゴール目前で外からキャンディードに差されてクビ差の2着だった。12年セントウルSでロードカナロアを2着に下して勝利した母エピセアローム(父ダイワメジャー)譲りのスピードが最大の武器。今回は距離1600mなので、もっと脚を溜めて終いを活かす競馬ができるか、というのがポイントになるだろう。


 
ミツカネベネラ アルテミスS2着馬

ミツカネベネラ
25年8月30日の2歳新馬を制したミツカネベネラ

8月の新馬(新潟芝1400m)を制したが、勝ちタイムが地味だったこともあり、次走アルテミスSは10頭立ての9番人気だった。レースでは4番手を進み、直線は勝ち馬フィロステファニを追いかけるように末脚を伸ばして2着。前評判を覆すいい走りを見せた。立ち回りが上手でしぶとい末脚が持ち味。なかなか良い勝負根性も持っている。阪神芝1600mでも力を発揮することができそうだ。


タイセイボーグ 新潟2歳S2着馬

阪神芝1400mの新馬を勝ち、新種牡馬インディチャンプ産駒としてのJRA初勝利を挙げた。その後はダリア賞2着を挟み、新潟2歳Sも2着と好走。勝ち馬リアライズシリウスには4馬身差の完敗だったが、フェスティバルヒル(3着)にハナ差競り勝った。続く前走アルテミスSは直線で馬場がやや傷んだインコースを通って脚を伸ばして3着。上がり3ハロンはメンバー中最速だった。距離1600mは合っていて末脚は堅実。展開が向けばここでも上位争いできるかもしれない。


ヒズマスターピース 赤松賞を逃げ切り勝ち

ヒズマスターピース
25年10月25日の2歳未勝利を制したヒズマスターピース

中山芝2000mの新馬は直線で力尽きて6着に敗退。2戦目の未勝利(東京芝1600m)を逃げ切って初勝利を飾った。前走赤松賞も先手を奪って軽快に走り、そのまま逃げ切り勝ち。勝ちタイムは1分33秒6(良)と、前走より1.3秒も時計を短縮し、2連勝を飾った。距離1600mは現状ベストだが、控えてしまうと力を十分に発揮できない恐れがあるので、今回も逃げるしかなさそう。他馬の出方や展開が鍵になるだろう。


ショウナンカリス ファンタジーS2着馬

3戦目の未勝利(札幌芝1200m)を好時計で快勝。続くすずらん賞は直線外から追い込むも、さらに外から飛んできたビッグカレンルーフ(北海道)に交わされて2着に敗れた。前走ファンタジーSは中団で追走し、直線は追い比べの末、2着と好走。10番人気と評価は低かったがいい内容だった。今回は阪神1600mに替わるのがどうか。折り合いはつきそうだが、距離が伸びても最後の上り坂でいい脚を使えるかは未知数。その点が鍵になるだろう。


ラスティングスノー りんどう賞を逃げ切り勝ち

新馬・牝(札幌芝1500m)は最後、ドルチェミストに交わされて2着に敗れたが、次走未勝利・牝(札幌芝1500m)を鮮やかに逃げ切った。続く前走りんどう賞も先手を奪ってレースを引っ張り、直線は後続勢の追い上げを受けたが、最後はなんとか踏ん張って勝利を飾った。スタート後の出脚が良い馬で、距離は1400〜1600mがベストだろう。ただ、今回は他にも前に行きたい馬がいるので、これまでと同じような展開にはならないかもしれない。


ギャラボーグ 全兄はダノンスコーピオン

22年アーリントンCやNHKマイルCを制したダノンスコーピオンが全兄にいる血統。新馬(新潟芝1800m)は2着に敗れたが、続く未勝利(阪神芝1800m)を勝利。超スローペースのなか、なだめられて追走し、直線はマテンロウゲイルとの追い比べを制した。着差はクビだが、3着馬は5馬身離しており、優秀な決め手も光った。1勝クラスや重賞、距離1600mも経験していない点がどうかだが、今回も阪神芝外回りコースなのは魅力的だ。


サンブライト マイルの適性は高そう

デビュー戦となった中山芝1600mでは2枠3番からスタートし、インの3番手で追走。直線は逃げたスイープセレニティを内から交わして先頭に立って坂を駆け上がると、最後はロジクリスエスの追い上げをクビ差凌いだ。勝ち時計の1分34秒8(良)は平凡だが、うまい立ち回りで脚を溜めつつ、後半にいい脚を使った。マイルの適性はとても高い印象だ。今回は格上挑戦の上、関西へ遠征しての一戦。相手との力関係も未知数であり、どこまで通用するか。