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25年日本ダービーを制したクロワデュノール
春は皐月賞で2着に敗れて初黒星を喫したが、続く日本ダービーはマスカレードボールを2着に下して快勝。JRAの3歳の中ではトップの実力を持っている。秋はフランスに遠征。プランスドランジュ賞ではダリズ(次走凱旋門賞1着)を2着に下して勝利し、本番の凱旋門賞に挑むも14着に惨敗。失意の結果だったが、馬場も悪かったので想定内であり、深刻に考える必要はないだろう。東京芝2400mであれば本来の姿を見せてくれるはず。

25年天皇賞(秋)を勝利したマスカレードボール
春のクラシックは皐月賞3着、日本ダービー2着と惜しくも勝利できなかったが、3歳トップクラスの実力と東京芝の高い適性は証明。前走天皇賞(秋)では古馬勢を押しのけて1番人気に支持された。レースは超スローペースのなか、直線で先に抜けたタスティエーラを交わして先頭に躍り出ると迫る後続各馬を振り切って優勝。東京芝中距離でのレース運びと堅実な決め手には安心感がある。今回、相手は強くなるが、高確率で上位争いができそうだ。

25年ドバイシーマクラシックを制したダノンデサイル
2走前のドバイシーマクラシックでカランダガンを2着に下してG1・2勝目をマーク。同レースは国際G1となった2002年以降、世界でもトップクラスにハイレベルな一戦に変貌。勝利した日本調教馬はハーツクライ(06年)、ジェンティルドンナ(14年)、シャフリヤール(22年)、イクイノックス(23年)という豪華な面々で、本馬が5頭目。この実績は高い評価を得るべきだ。前走インターナショナルS5着以来の休み明けだが、大いに期待したいところ。
今年初戦のドバイシーマクラシックではダノンデサイルの2着と好走。その後はコロネーションC2着を挟み、サンクルー大賞→キングジョージ6世&クイーンエリザベスS→英チャンピオンSと欧州の主要中長距離G1を3連勝中という素晴らしい実績を持っている。その年の欧州年度代表馬によるジャパンC参戦は、06年ウィジャボード(英)以来(ジャパンC3着)となる。欧州馬にとってジャパンCは馬場適性が要因で不利な戦いになるが、久々に来日する超大物だけに期待は膨らむ。

23年日本ダービーを制したタスティエーラ
前走天皇賞(秋)は好位で追走し、いい手ごたえで最後の直線へ。逃げたメイショウタバルに並びかけて一旦先頭に立ったが、残り200mでマスカレードボールに交わされてしまい、結局8着に敗れた。超スローペースとなり、レースの上がり3ハロンが32秒9という究極の瞬発力勝負のなか、自身も33秒0をマーク。決して悲観する内容ではない。距離延長は問題なく、展開が向けば十分好勝負できるはず。

23年菊花賞を制したドゥレッツァ
昨年、インターナショナルS5着以来の休み明けで本競走に挑み、シンエンペラーと2着同着。今年4月のドバイシーマクラシックはダノンデサイル、カランダガンに次ぐ3着と実績・実力は申し分ない。続く宝塚記念(9着)は馬場が悪かったので度外視。前走京都大賞典は4コーナー2番手から、いい感じで直線に入るも伸びを欠いて8着に終わった。敗因は良くわからないが、見限るわけにはいかない。あらためて先行しての粘り腰に期待。

25年ネオムターフカップを制したシンエンペラー
昨年は凱旋門賞12着の後、本競走に8番人気で出走し、ドゥレッツァと2着同着と好走した。今秋も大目標は凱旋門賞に定めてアイリッシュチャンピオンSから始動。6着に敗れた後、呼吸器系の問題が判明したようで、本番の凱旋門賞は無念の回避となってしまった。今回のジャパンCまでの時間もそれほどなかったため、果たして万全の状態で出走できるのか、という疑問は残る。調教過程や当日の気配が鍵になりそうだ。

東京芝のG1で安定しているジャスティンパレス
昨年の本競走は3番人気5着。人気を下回る成績ではあったが、勝ち馬ドウデュースとは0.5秒差、上がり3ハロンはメンバー中3位だった。前走天皇賞(秋)は3枠スタートから中団のインコースで追走。ペースがかなり落ち着いたこともあり、楽にいいポジションを確保し、直線はマスカレードボールを追いかけるように伸びて3着に入った。日本ダービー9着を除けば東京芝のG1では安定していい走りを見せているので、今回も力は発揮できそうだ。

25年目黒記念を制したアドマイヤテラ
昨年の菊花賞はヘデントール(2着)とハナ差の3着。2走前の目黒記念は残り1000mから1ハロン11秒台のラップが続く展開のなか、ロングスパートを決め、最後ホーエリートを競り落として重賞初制覇を飾った。前走京都大賞典は1番人気4着と案外な結果。もしかすると距離2400mは若干短いのかもしれない。それでもレイデオロ産駒らしいスタミナと息の長い末脚が魅力的。相手は強いが、先行して見せ場以上の走りができても不思議はない。

25年京都大賞典で重賞初制覇を飾ったディープモンスター
距離2000〜2200mで5勝を挙げるも、この距離の重賞ではなかなか勝つことができなかった。7歳になっても状態は維持し、最近はむしろ上り調子。4走前の目黒記念で4着と善戦すると、小倉記念3着、新潟記念3着と好走。そして前走京都大賞典で重賞初制覇を飾った。浜中俊騎手がうまく乗ったのも大きいが、もしかすると距離2400〜2500mぐらいが一番合っているのかもしれない。さすがにG1で好走するのは容易ではなさそうだが、この勢いで頑張りたい。