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血統分析

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母父ミスプロ系で祖母米G1勝ち馬のコントレイルに不満なし!

1)SS系〜ヘイルトゥリーズン系が一応の中心

過去10年の1〜3着馬のべ30頭のうち19頭が父サンデーサイレンス系(SS系)。ディープインパクト産駒が3勝、ハーツクライ産駒が2勝をマークしている。その他のヘイルトゥリーズン系も1勝で、まずはこの系統が中心か。ミスタープロスペクター系から出た勝ち馬はアーモンドアイのみ。ノーザンダンサー系とナスルーラ系は軽視したい。

◎プラス評価……父ディープインパクト/父ハーツクライ
 ○プラス評価……父ヘイルトゥリーズン系〜SS系
 ●マイナス評価…父ノーザンダンサー系/父ナスルーラ系

【父馬の系統別成績(過去10年)】

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種牡馬系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 7 7 5 83 8.4% 16.9% 22.9%
ミスタープロスペクター系 2 2 2 29 6.9% 13.8% 20.7%
その他のヘイルトゥリーズン系 1 0 1 5 20.0% 20.0% 40.0%
ナスルーラ系 0 1 2 14 0.0% 7.1% 21.4%
ノーザンダンサー系 0 0 0 31 0.0% 0.0% 0.0%
その他の系統 0 0 0 2 0.0% 0.0% 0.0%
【過去10年の連対馬の父と母父】

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日付 馬名 種牡馬 母父馬
2020.11.29 1 2 アーモンドアイ ロードカナロア サンデーサイレンス
2020.11.29 2 6 コントレイル ディープインパクト Unbridled's Song
2019.11.24 1 5 スワーヴリチャード ハーツクライ Unbridled's Song
2019.11.24 2 1 カレンブーケドール ディープインパクト Scat Daddy
2018.11.25 1 1 アーモンドアイ ロードカナロア サンデーサイレンス
2018.11.25 2 8 キセキ ルーラーシップ ディープインパクト
2017.11.26 1 1 シュヴァルグラン ハーツクライ Machiavellian
2017.11.26 2 2 レイデオロ キングカメハメハ シンボリクリスエス
2016.11.27 1 1 キタサンブラック ブラックタイド サクラバクシンオー
2016.11.27 2 12 サウンズオブアース ネオユニヴァース Dixieland Band
2015.11.29 1 15 ショウナンパンドラ ディープインパクト フレンチデピュティ
2015.11.29 2 6 ラストインパクト ディープインパクト ティンバーカントリー
2014.11.30 1 4 エピファネイア シンボリクリスエス スペシャルウィーク
2014.11.30 2 1 ジャスタウェイ ハーツクライ Wild Again
2013.11.24 1 7 ジェンティルドンナ ディープインパクト Bertolini
2013.11.24 2 9 デニムアンドルビー ディープインパクト キングカメハメハ
2012.11.25 1 15 ジェンティルドンナ ディープインパクト Bertolini
2012.11.25 2 17 オルフェーヴル ステイゴールド メジロマックイーン
2011.11.27 1 2 ブエナビスタ スペシャルウィーク Caerleon
2011.11.27 2 16 トーセンジョーダン ジャングルポケット ノーザンテースト
 
2)父に芝2400m〜2500mのG1勝利の実績が欲しい

勝ち馬の父には芝2400m〜2500mのG1(日本ダービー、ジャパンC、有馬記念など)を勝っている馬が多い。2着馬の父も同様(ジャングルポケット、ステイゴールド、ネオユニヴァースなど)だ。こうした実績を持つ種牡馬なら強調材料となるだろう。

◎プラス評価……父馬が芝2400m〜2500mのG1を勝っている

【勝ち馬の父の芝2400m〜2500mG1実績】

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勝ち馬の父 芝2400m〜2500mのG1勝ち鞍
スペシャルウィーク 日本ダービー/ジャパンC
ディープインパクト 日本ダービー/ジャパンC/有馬記念
シンボリクリスエス 有馬記念連覇
ブラックタイド 出走なし
ハーツクライ 有馬記念/ドバイシーマクラシック
ロードカナロア 出走なし
3)父SS系×母父ノーザンダンサー系の牝馬が強い

父SS系×母父ノーザンダンサー系の配合が4勝・2着2回の好成績。この6連対のうち5回は牝馬というのもポイントだ。父SS系以外の勝ち馬は母父がSS系である点も見逃せない。

また勝ち馬8頭のうち4頭は母がG1馬、2頭は四代母がG1馬。しっかりとした母系であれば強調材料だ。

◎プラス評価……父SS系×母父ノーザンダンサー系の牝馬
 ○プラス評価……父が非SS系×母父SS系
 ○プラス評価……母〜四代母までにG1勝ち馬がいる
 ●マイナス評価…母父その他のヘイルトゥリーズン系/母父がマイナー系統

【母父の系統別成績(過去10年)】

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母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 3 1 2 23 13.0% 17.4% 26.1%
その他のヘイルトゥリーズン系 0 1 0 12 0.0% 8.3% 8.3%
ミスタープロスペクター系 2 3 5 30 6.7% 16.7% 33.3%
ナスルーラ系 1 0 2 24 4.2% 4.2% 12.5%
ノーザンダンサー系 4 3 1 59 6.8% 11.9% 13.6%
その他の系統 0 2 0 16 0.0% 12.5% 12.5%
4)外国馬はノーザンダンサーの血とマイル適性が必須

過去10年で外国馬は5着が最高。2000年まで遡る(中山で実施された2002年は除く)とファンタスティックライト(母父ノーザンダンサー系Nijinskyは英2000ギニー勝利)、アルカセット(父Kingmamboは仏2000ギニー馬/母父はノーザンダンサー系Niniski)、ウィジャボード(父ノーザンダンサー系Cape Crossは芝マイルG1馬)。ノーザンダンサーの血とマイル適性は必須といえそうだ。

○プラス評価……父か母父がノーザンダンサー系の外国馬
 ○プラス評価……父か母父にマイルG1勝ちのある外国馬

結論

父ディープインパクト×母父ミスタープロスペクター系で祖母が米G1勝ち馬のコントレイルに不満はない。シャフリヤールも父ディープインパクト×母父ナスルーラ系、母が米G1馬、マカヒキは父ディープインパクト×母父フレンチデピュティで祖母がアルゼンチンG1馬、アリストテレスは父エピファネイア×母父ディープインパクトで四代母が英オークス馬と、このあたりも有力。

要注意なのは父SS系×母父ノーザンダンサー系の牝馬シャドウディーヴァ。曾祖母が南アフリカG1馬だ。

外国馬3頭はいずれも父ノーザンダンサー系。チャンスがあるとすれば父がマイルG1を2勝しているグランドグローリーか。

【コントレイルの血統表】

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ディープインパクト
 Deep Impact
 2002年 鹿毛(早来町)
*サンデーサイレンス
 Sunday Silence
 1986年 青鹿(米)
Halo
1969年(米)
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well
1975年
Understanding Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss
*ウインドインハーヘア
 Wind In Her Hair
 1991年 鹿毛(愛)
Alzao
1980年
Lyphard Northern Dancer
Goofed
コントレイル
 Contrail(JPN)
 牡 4歳 父15歳・母 7歳時産駒
 2017年 青鹿(新冠町)
Lady Rebecca Sir Ivor
Pocahontas
Burghclere
1977年
Busted Crepello
Sans Le Sou
Highclere Queen's Hussar
Highlight
Unbridled's Song
 1993年 芦毛(米)
Unbridled
1987年(米)
Fappiano Mr.Prospector
Killaloe
Gana Facil Le Fabuleux
Charedi
Trolley Song
1983年
Caro Fortino
Chambord
*ロードクロサイト
 Rhodochrosite
 2010年 芦毛(米)
Lucky Spell Lucky Mel
Incantation
Folklore
 2003年
Tiznow
1997年(米)
Cee's Tizzy Relaunch
Tizly
Cee's Song Seattle Song
Lonely Dancer
Contrive
1998年
Storm Cat Storm Bird
Telingua
Jeano Fappiano
Basie