第39回 ジャパンカップ 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
ジャパンカップを丸裸にしてみよう！

昨年は１番人気の３歳牝馬アーモンドアイが勝利。２着には逃げた４番人気キセキ、３着には２番人気スワーヴリチャードとともに４歳馬が入った。

１）勝ち馬は上位５番人気以内

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【4.2.2.2】。昨年のアーモンドアイら最多の４勝をあげ、連対率60％・複勝率80％と高い。１番人気に支持された日本馬はすべて４着以内と安定感が目立っている。対して、２番人気馬は【1.2.2.5】で11年ブエナビスタの１勝のみで、連対率30％・複勝率50％。以下、４番人気馬が３勝、３・５番人気馬が１勝ずつ。勝ち馬はすべて上位５番人気以内の馬だった。

２着馬も全10頭が上位７番人気以内に収まっており、10番人気以下の激走は３着２回のみ。馬連での万馬券は15年の１回と少ない。堅めの決着が目立つ一戦だ。

２）秋の天皇賞着外馬はＧ１上位実績に注目

前走レース別成績は、出走数が抜けて多い天皇賞・秋組が【5.5.7.44】。15年ショウナンパンドラら５勝をあげ、連対率16.4％・複勝率27.9％と高い。昨年は２・３着馬が該当し、16年を除いて毎年１頭は３着以内に入っている。この組の前走着順別成績は、１着馬が【0.2.3.1】で勝ち馬こそ出ていないが、複勝率83.3％と非常に高い。

前走２着馬は【1.0.0.6】で13年ジェンティルドンナが勝利するも、複勝率14.3％と低い。対して、前走３着馬【1.1.1.4】で複勝率42.9％、前走４着馬【2.1.0.2】で複勝率60.0％と優秀だ。また、前走６〜９着だった馬は【1.0.1.13】で、14年エピファネイアが勝利。これら３着以内に巻き返した２頭はいずれも芝2400ｍ以上のＧ１での勝利経験があった。なお、前走10着以下だった馬は【0.1.2.15】。３着以内馬３頭はともに過去にＧ１で４着以内に入った経験があった。

３）牝馬が過半数の６勝

天皇賞・秋以外の前走レースでは、京都大賞典組が【2.1.0.13】で一昨年のシュヴァルグランら２勝。秋華賞組は【2.0.1.2】で12年ジェンティルドンナら２勝をあげ、複勝率60％と好相性だ。菊花賞組【1.0.0.5】で10年ローズキングダムが優勝。３歳馬で勝利した３頭はその年のオークスか日本ダービーで連対を果たしていた。

牝馬はのべ24頭が出走し、【6.2.1.15】で昨年のアーモンドアイら過半数の６勝。連対率33.3％・複勝率37.5％と好成績をあげている。

４）外国人騎手騎乗の日本馬に注意

日本馬の所属別成績では、関東馬【1.1.2.32】に対して、関西馬【9.9.8.65】。出走数が多い関西馬が勝利数、３着以内馬の数でも関東馬を圧倒している。複勝率でも関東馬11.1％に対して、関西馬28.6％と大きく上回っている。

また、日本馬に騎乗した騎手所属別成績は美浦所属騎手【0.1.1.44】に対して、Ｍ.デムーロ騎手・ルメール騎手を含む栗東所属騎手【7.6.6.39】、外国人騎手【3.3.3.14】。栗東所属の騎手は連対率22.4％・複勝率32.8％と高いが、外国人騎手はそれを上回る同26.1％・同39.1％。一昨年のシュヴァルグラン（ボウマン騎手騎乗）ら３勝をあげており、過去10年中７年で３着以内に入っている。外国人騎手騎乗の日本馬には注意が必要だ。

【ジャパンカップ過去10年】

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