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血統分析

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父SS系で母が南米の名牝のカレンブーケドールに注目!

1)ヘイルトゥリーズン系の勝率が断然

過去10年の1〜3着馬のべ30頭のうち18頭が父サンデーサイレンス系(SS系)。その他のヘイルトゥリーズン系も少ない出走馬から2頭の勝ち馬を出している。ノーザンダンサー系は極度の不振。ナスルーラ系も未勝利だ。

◎プラス評価……父がSS系以外のヘイルトゥリーズン系
 ○プラス評価……父SS系
 ●マイナス評価…父ノーザンダンサー系/父ナスルーラ系

【父馬の系統別成績(過去10年)】

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種牡馬系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 6 6 6 75 8.0% 16.0% 24.0%
その他のヘイルトゥリーズン系 2 0 0 6 33.3% 33.3% 33.3%
ミスタープロスペクター系 2 2 2 25 8.0% 16.0% 24.0%
ナスルーラ系 0 2 2 20 0.0% 10.0% 20.0%
ノーザンダンサー系 0 0 0 40 0.0% 0.0% 0.0%
その他の系統 0 0 0 4 0.0% 0.0% 0.0%
【過去10年の連対馬の父と母父】

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日付 馬名 種牡馬 母父馬
2018.11.25 1 1 アーモンドアイ ロードカナロア サンデーサイレンス
2018.11.25 2 8 キセキ ルーラーシップ ディープインパクト
2017.11.26 1 1 シュヴァルグラン ハーツクライ Machiavellian
2017.11.26 2 2 レイデオロ キングカメハメハ シンボリクリスエス
2016.11.27 1 1 キタサンブラック ブラックタイド サクラバクシンオー
2016.11.27 2 12 サウンズオブアース ネオユニヴァース Dixieland Band
2015.11.29 1 15 ショウナンパンドラ ディープインパクト フレンチデピュティ
2015.11.29 2 6 ラストインパクト ディープインパクト ティンバーカントリー
2014.11.30 1 4 エピファネイア シンボリクリスエス スペシャルウィーク
2014.11.30 2 1 ジャスタウェイ ハーツクライ Wild Again
2013.11.24 1 7 ジェンティルドンナ ディープインパクト Bertolini
2013.11.24 2 9 デニムアンドルビー ディープインパクト キングカメハメハ
2012.11.25 1 15 ジェンティルドンナ ディープインパクト Bertolini
2012.11.25 2 17 オルフェーヴル ステイゴールド メジロマックイーン
2011.11.27 1 2 ブエナビスタ スペシャルウィーク Caerleon
2011.11.27 2 16 トーセンジョーダン ジャングルポケット ノーザンテースト
2010.11.28 1 6 ローズキングダム キングカメハメハ サンデーサイレンス
2010.11.28 2 16 ブエナビスタ スペシャルウィーク Caerleon
2009.11.29 1 5 ウオッカ タニノギムレット ルション
2009.11.29 2 10 オウケンブルースリ ジャングルポケット Silver Deputy
2)父に芝2400m〜2500mのG1勝利の実績が欲しい

勝ち馬の父には芝2400m〜2500mのG1(日本ダービー、ジャパンC、有馬記念など)を勝っている馬が多い。2着馬の父も同様(ジャングルポケット、ステイゴールド、ネオユニヴァースなど)。こうした実績を持つ種牡馬なら強調材料となりそうだ。

◎プラス評価……父馬が芝2400m〜2500mのG1を勝っている

【勝ち馬の父の芝2400m〜2500mG1実績】

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勝ち馬の父 芝2400m〜2500mのG1勝ち鞍
タニノギムレット 日本ダービー
キングカメハメハ 日本ダービー
スペシャルウィーク 日本ダービー/ジャパンC
ディープインパクト 日本ダービー/ジャパンC/有馬記念
シンボリクリスエス 有馬記念連覇
ブラックタイド 出走なし
ハーツクライ 有馬記念/ドバイシーマクラシック
ロードカナロア 出走なし
3)勝率なら母父SS系。父SS系×母父ノーザンダンサー系の牝馬も強い

母の父の系統別成績は、SS系が勝率トップ。馬券に絡んだ回数ではノーザンダンサー系の10回が最多で、1着4回を含む7回は父SS系、うち6回は牝馬。父SS系×母父ノーザンダンサー系の牝馬は、ぜひ狙いたい。

【母父の系統別成績(過去10年)】

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母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 3 1 2 21 14.3% 19.0% 28.6%
その他のヘイルトゥリーズン系 0 1 0 9 0.0% 11.1% 11.1%
ミスタープロスペクター系 1 2 4 23 4.3% 13.0% 30.4%
ナスルーラ系 2 0 2 30 6.7% 6.7% 13.3%
ノーザンダンサー系 4 4 2 64 6.3% 12.5% 15.6%
その他の系統 0 2 0 23 0.0% 8.7% 8.7%

◎プラス評価……父SS系×母父ノーザンダンサー系の牝馬
 ○プラス評価……母父SS系
 ●マイナス評価…母父がマイナー系統

4)しっかりした母系であることが必須

ビワハイジの子ブエナビスタ、シーザリオ産駒エピファネイア、フサイチパンドラの娘アーモンドアイなど、勝ち馬の多くは母〜4代母に重賞勝ちがある。たとえ該当しなくとも、ウオッカは母が名牝シラオキ系で近親に桜花賞馬シスタートウショウ、ショウナンパンドラは近親にステイゴールドがいるなど、しっかりとした母系であることが求められる。

◎プラス評価……母〜4代母に重賞勝ちがある
 ○プラス評価……近親にG1ウィナーがいる

結論

まずは父SS系の各馬から。カレンブーケドールは、まさしく父SS系(ディープインパクト)×母父ノーザンダンサー系の牝馬。母ソラリアはチリダービーなどを制した南米の名牝だ。穴なら父ステイゴールド×母が米G1馬×母父ノーザンダンサー系のエタリオウか。

シュヴァルグラン、スワーヴリチャード、ワグネリアン、ジナンボーは母父がミスタープロスペクター系で、上記各馬には一歩譲る。

父ミスタープロスペクター系×母父SS系の各馬では、ムイトオブリガード(父はキセキと同じルーラーシップ/祖母はG1馬シンコウラブリイ)とユーキャンスマイル(父キングカメハメハ/母ムードインディゴは重賞ウィナー)が、勝つのは厳しくとも掲示板なら可能性十分だろう。

【カレンブーケドールの血統表】

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ディープインパクト
 Deep Impact
 2002年 鹿毛(早来町)
*サンデーサイレンス
 Sunday Silence
 1986年 青鹿(米)
Halo
1969年(米)
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well
1975年
Understanding Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss
*ウインドインハーヘア
 Wind In Her Hair
 1991年 鹿毛(愛)
Alzao
1980年
Lyphard Northern Dancer
Goofed
カレンブーケドール
 Curren Bouquetd'or(JPN)
 牝 3歳 父14歳・母 6歳時産駒
 2016年 鹿毛(千歳市)
Lady Rebecca Sir Ivor
Pocahontas
Burghclere
1977年
Busted Crepello
Sans Le Sou
Highclere Queen's Hussar
Highlight
Scat Daddy
 2004年 (米)
Johannesburg
1999年
Hennessy Storm Cat
Island Kitty
Myth Ogygian
Yarn
Love Style
1999年
Mr.Prospector Raise a Native
Gold Digger
*ソラリア
 Solaria
 2010年 黒鹿(智)
Likeable Style Nijinsky
Personable Lady
So Linda
 1999年
Seeker's Reward
1993年
Gone West Mr.Prospector
Secrettame
Willamar Northjet
Miss Mauna Lisa
So Posh
1984年
Liloy Bold Bidder
Locust Time
Osadia Make Tracks
Orizaba