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G1特集 天皇賞(春)2025G1特集 天皇賞(春)2025

有力馬情報

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サンライズアース ステイヤーの素質が開花

サンライズアース
阪神大賞典を圧勝したサンライズアース

約8か月ぶりの実戦だった3走前の日経新春杯は16着と大きく崩れたが、続く早春S2着の後、前走阪神大賞典を6馬身差で圧勝し、重賞初制覇を飾った。ロングスパート勝負に出たマコトヴェリーキーを積極的に追いかけると、直線で交わして突き放す非常に強い内容であり、ステイヤーとしての高い能力を見せつけた。京都芝は新馬以来となるが、距離延長は歓迎。前走のようにあまりゆったりとは構えず、強気なスパートをかけてねじ伏せたい。


ヘデントール 勝ち負け濃厚か

ヘデントール
ダイヤモンドSを快勝したヘデントール

2走前の菊花賞はアーバンシックを見ながら4コーナーを回って直線に入り、しぶとく脚を伸ばすと、最後はアドマイヤテラを際どく交わして2着。前走ダイヤモンドSは直線でワープスピードを競り落とし、4馬身突き抜けて重賞初制覇。ベストの距離はわからないが、長距離でも安定した末脚を披露している。京都芝3000m以上のG1を経験し、好走しているのが強み。今回のメンバーであれば、勝ち負けになる確率はかなり高いと見ていいだろう。


マイネルエンペラー 好調さを武器にG1初挑戦

マイネルエンペラー
日経賞を勝利したマイネルエンペラー

2走前の日経新春杯は昇級戦ながらハンデ55キロを活かして3着と好走。前走日経賞は稍重馬場にしてはタフな馬場コンディションのなか、好位追走からスパートをかけて、直線ではリビアングラスを競り落とした後、後続の追撃を振り切って重賞初制覇を飾った。中山は初めてだったが、血統的にはぴったりで、時計がかかったことも幸いした印象だ。初のG1でどこまでやれるかだが、今の勢い・状態の良さを武器に頑張りたい。


 
ジャスティンパレス 23年天皇賞(春)優勝

22年菊花賞3着、23年天皇賞(春)では2着ディープボンドを2馬身半差で下して勝利しており、長距離G1実績はメンバー中トップだ。しばらく3着以内の好走はないが、近3走の成績はジャパンC5着、有馬記念5着、大阪杯6着と安定していて、今回のメンバーでは地力上位という印象だ。長距離重賞はベテランでも活躍しやすく、6歳馬ならば十分やれる。折り合いがついて、道中ある程度いい位置で競馬ができれば十分勝機もありそうだ。

ブローザホーン コース替わりが魅力的

京都芝は24年天皇賞(春)2着、宝塚記念1着を含み【3.1.0.2】という好成績を残している。しかし、同年秋は京都大賞典11着、ジャパンC12着、有馬記念12着と散々な結果。年が明け、前走阪神大賞典も5番人気と評価は低かったが、斤量59キロでメンバー中3位の上がりをマークし、一応3着に入った。勝ち馬には大きく離されてしまったものの、復調の気配を見せられたのは何より。今回はコース替わりの分、大きな上積みが見込めるだろう。

ショウナンラプンタ 長距離で差し切れるか

昨年秋以降の成績は神戸新聞杯3着、菊花賞4着、日経新春杯2着、阪神大賞典4着と勝利こそないが、安定している。ただ、脚の使いどころが案外難しい。菊花賞の時は少し早めに動いて直線に入るも、最後はやや伸びを欠いた。阪神大賞典は直線大外から追い込みにかけたが、じわじわとしか伸びなかった。距離3000m以上が長すぎる可能性もあり、今回鋭い決め手を繰り出せるかわからない。二度目の騎乗予定となる武豊騎手の作戦に注目だ。

ビザンチンドリーム レッドシーターフハンデキャップを勝利

3走前の菊花賞(5着)は直線でいい脚を使って5着。4コーナーでごちゃついたシーンがあったので、まともならば2着ヘデントールと際どい争いができたかもしれない。アメリカジョッキークラブC6着を挟み、前走サウジアラビアのレッドシーターフハンデキャップ(G2)に出走。道中は馬群の最後方から進み、直線外から抜け出して勝利と長距離に高い適性があることを示した。23年にシルヴァーソニックが同レースを勝った後、本競走で3着と好走しているので、本馬にも期待がかかる。

シュヴァリエローズ 距離延長・コース替わりで一変

24年の京都大賞典でディープボンドを2着に下して重賞初制覇。続くステイヤーズSは最後、シルブロンの追撃をハナ差凌いで勝利し、重賞連勝を飾った。前走日経賞は後方で追走し、最後の直線は大外から脚を伸ばすも12着に敗退。馬場状態が良くなかったせいか、最初から行きっぷりが悪かったので度外視していいだろう。距離3200mも対応でき、京都芝に替わるのもプラス材料。一変しても不思議はない。

ハヤテノフクノスケ 長距離適性がある上がり馬

3走前の菊花賞は8着に敗れたが、ビザンチンドリームと同様、4コーナーで不利を受けたのが痛かった。続く2勝クラスの鶴舞特別(中京芝2200m)は4馬身差で快勝。前走3勝クラスの阪神競馬場リニューアルオープン記念(阪神芝3000m)は馬場の真ん中から豪快に突き抜けて5馬身差で圧勝した。いきなりG1で勝ち負けを望むのは酷だが、長距離の適性があるのは間違いないので、いいレースができてもおかしくはない。

ワープスピード 本調子を取り戻せるか

24年ダイヤモンドS3着、阪神大賞典2着といずれのレースもテーオーロイヤルを相手に好走。続く天皇賞(春)は5着だった。秋はオーストラリアに渡り、コーフィールドC(G1・芝2400m)は13着だったが、メルボルンC2着(G1・芝3200m)と長距離で存在感を示した。ただ、今年に入りダイヤモンドS4着、阪神大賞典7着と結果が今一つなのが気がかり。本調子に戻れば上位争いも十分可能だが、果たしてどうなるか。