天皇賞（春）2022 過去10年の傾向(データ)｜G1特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
天皇賞（春）を丸裸にしてみよう！

昨年は３番人気ワールドプレミアが優勝。２着に１番人気ディープボンド、３着に４番人気カレンブーケドールが入った。

１）１番人気馬が近５年連続で連対

2012〜20年の京都開催を含む過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【3.2.0.5】。19年・20年連覇のフィエールマンら３勝をあげ、昨年２着のディープボンド含めて近５年連続で連対している。２番人気馬は【4.0.2.4】で18年レインボーラインら最多の４勝をあげ、複勝率60.0％でトップだ。３番人気【1.3.1.5】、４番人気【1.1.3.5】でともに複勝率50.0％。上位４番人気以内で大半の９勝をあげている。その他の１勝は12年に14番人気ビートブラックが優勝している。10番人気以下は【1.2.2.72】で、好走馬は下位人気まで幅広く分布している。

配当面では12年から16年まで５年連続で３連単10万円以上。なかでもビートブラックが勝利した12年は14→３→２番人気の順で入り、３連単145万2520円の大波乱となった。ただし、１番人気馬が連対している17年以降はいずれも３連単６万円以下と堅めの決着が続いている。阪神開催の昨年も３→１→４番人気の順で、３連単１万1490円と順当な結果となった。

２）前走阪神大賞典勝ち馬の複勝率が高い

前走レース別成績は、出走数最多の阪神大賞典組が【3.3.4.48】。15年ゴールドシップら３勝をあげ、連対率10.3％・複勝率17.2％。この組は前走勝ち馬に注目。前走１着だった馬が【2.1.2.4】で18年レインボーラインら２勝をあげ、複勝率55.6％と高い。

また、同じく前哨戦の日経賞組は【3.2.4.42】で昨年のワールドプレミアら３勝をあげ、連対率9.8％・複勝率17.6％。この組の３着以内馬９頭はいずれも前走で５着以内に入っていた。

他ではＧ１昇格後の大阪杯組が【1.1.0.2】で、17年キタサンブラックが優勝。なお、ダイヤモンドＳ組は【0.1.0.14】で勝ち星がなく、２着１回のみと不振傾向にある。

３）前走１番人気で勝利した馬に注目

前走着順別成績は、前走１着馬が【4.5.3.25】。連対率24.3％・複勝率32.4％で、12年を除いて毎年１頭は３着以内に入っている。この中で前走１番人気で勝利した馬は【3.3.3.7】で13年フェノーメノら３勝をあげ、連対率37.5％・複勝率56.3％と非常に高い。

また、前走２着馬は【2.1.4.21】で19年フィエールマンら２勝をあげ、複勝率25.0％。この組の３着以内馬７頭中６頭は前走でＧ２を使われていた。

４）阪神芝3000ｍ以上は上がり３位以内が好成績

今回の天皇賞（春）は昨年に続き、阪神芝3200ｍを舞台に行われる。2012年以降に阪神芝3000ｍ以上で行われた計16レースでは、上がり最速を記録した馬が【11.4.1.4】。過半数の11勝をあげており、連対率75.0％・複勝率80.0％と非常に高い。

また、上がり２位【2.5.2.3】で複勝率75.0％、上がり３位【2.3.5.8】で同55.6％と高い。これら上がり３位以内馬が勝ち馬15頭を含む３着以内馬35頭を占めている。上位の上がりを出せそうな馬に注目だ。

【天皇賞（春）過去10年】

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