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血統分析

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ノーザンダンサーのインブリードを持つオルフェーヴル産駒に注目!

1)サンデーサイレンス系が連勝中

サンデーサイレンス(SS)系が2011年から連勝中、2014年からは8年連続で1・2・3フィニッシュを決めている。出走数が多いのは確かだがアベレージも上々、10番人気以下が5頭も馬券に絡んでいて人気を問わず走れる強みもある。

◎プラス評価……父SS系
 ●マイナス評価…父SS系以外

【父馬の系統別成績(過去10年)】

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種牡馬系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 10 9 9 113 8.8% 16.8% 24.8%
その他のヘイルトゥリーズン系 0 0 0 12 0.0% 0.0% 0.0%
ナスルーラ系 0 1 0 4 0.0% 25.0% 25.0%
ミスタープロスペクター系 0 0 0 28 0.0% 0.0% 0.0%
ノーザンダンサー系 0 0 0 8 0.0% 0.0% 0.0%
その他の系統 0 0 1 2 0.0% 0.0% 50.0%
【過去10年の連対馬の父と母父】

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日付 馬名 種牡馬 母父馬
2021.5.2 1 1 ワールドプレミア ディープインパクト Acatenango
2021.5.2 2 12 ディープボンド キズナ キングヘイロー
2020.5.3 1 14 フィエールマン ディープインパクト Green Tune
2020.5.3 2 6 スティッフェリオ ステイゴールド Mtoto
2019.4.28 1 10 フィエールマン ディープインパクト Green Tune
2019.4.28 2 7 グローリーヴェイズ ディープインパクト スウェプトオーヴァーボード
2018.4.29 1 12 レインボーライン ステイゴールド フレンチデピュティ
2018.4.29 2 11 シュヴァルグラン ハーツクライ Machiavellian
2017.4.30 1 3 キタサンブラック ブラックタイド サクラバクシンオー
2017.4.30 2 6 シュヴァルグラン ハーツクライ Machiavellian
2016.5.1 1 1 キタサンブラック ブラックタイド サクラバクシンオー
2016.5.1 2 3 カレンミロティック ハーツクライ A.P.Indy
2015.5.3 1 1 ゴールドシップ ステイゴールド メジロマックイーン
2015.5.3 2 14 フェイムゲーム ハーツクライ アレミロード
2014.5.4 1 7 フェノーメノ ステイゴールド Danehill
2014.5.4 2 12 ウインバリアシオン ハーツクライ Storm Bird
2013.4.28 1 6 フェノーメノ ステイゴールド Danehill
2013.4.28 2 1 トーセンラー ディープインパクト Lycius
2012.4.29 1 1 ビートブラック ミスキャスト ブライアンズタイム
2012.4.29 2 16 トーセンジョーダン ジャングルポケット ノーザンテースト
 
2)2400m以上向きのスタミナ血脈が大切

連対馬の父には国際的評価の高い2400m級またはそれ以上のG1で活躍した馬が目立つ。実績的に劣るミスキャストの産駒ビートブラックは、母父ブライアンズタイムからスタミナを受け継いだか。キタサンブラックの父ブラックタイド(ディープインパクトの兄)にも潜在的なスタミナがあったのだろう。

◎プラス評価……父が2400m〜3000m級G1勝ち馬
 ○プラス評価……父のきょうだいが長距離G1勝ち馬

【連対馬の父の現役成績】

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連対馬の父 主な現役時勝ち鞍
ミスキャスト プリンシパルS
ジャングルポケット 日本ダービー、ジャパンC
ステイゴールド 香港ヴァーズ、ドバイシーマクラシック
ディープインパクト 日本ダービー、ジャパンC、有馬記念など
ハーツクライ 有馬記念、ドバイシーマクラシック
ブラックタイド スプリングS(弟はディープインパクト)
キズナ 日本ダービー
3)母父・母系にもスタミナ血統が欲しい

母父の系統別成績は以下の通り。数と安定感ではノーザンダンサー系で、ナスルーラ系やマイナー系統にも注意が必要だ。

勝ち馬の母父を個別に見ると、ブライアンズタイム、メジロマックイーン、Acatenangoはスタミナ型。Danehillは英ダービー馬や凱旋門賞馬を出し、フレンチデピュティもアドマイヤジュピタを出している。フィエールマンの母父Green Tuneはマイラーだったが、母リュヌドールは2500m重賞の勝ち馬。母父・母系にも長距離適性が欲しいところだ。

○プラス評価……母父ノーザンダンサー系/母父ナスルーラ系
 ○プラス評価……母父・その産駒・母が長距離重賞勝ち馬
 ●マイナス評価…母父ミスタープロスペクター系/母父SS系

 
【母父の系統別成績(過去10年)】

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母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 0 0 0 32 0.0% 0.0% 0.0%
その他のヘイルトゥリーズン系 1 0 2 12 8.3% 8.3% 25.0%
ナスルーラ系 2 1 2 21 9.5% 14.3% 23.8%
ミスタープロスペクター系 0 4 1 20 0.0% 20.0% 25.0%
ノーザンダンサー系 5 3 5 61 8.2% 13.1% 21.3%
その他の系統 2 2 0 21 9.5% 19.0% 19.0%
4)必須なのはノーザンダンサーの血か

過去10年の連対馬16頭のうち、母父か母母父がノーザンダンサー系という馬が13頭。またノーザンダンサーの4×5〜5×5という馬が11頭。濃すぎないノーザンダンサーのインブリードを持っていることがベストだ。

○プラス評価……母父か母母父がノーザンダンサー系
 ○プラス評価……ノーザンダンサーの4×5〜5×5インブリード

結論

タイトルホルダー(父ドゥラメンテ)、テーオーロイヤル(父リオンディーズ)、ヒートオンビート(父キングカメハメハ)らはミスタープロスペクター系種牡馬の産駒、タガノディアマンテは母父がミスタープロスペクター系で推しにくい。昨年2着のディープボンドは母父キングヘイローが短距離型という点が課題か。

オルフェーヴル産駒に注目したい。アイアンバローズは母父がカナディアン国際勝ち馬でノーザンダンサー系のRoyal Anthem、シルヴァーソニックは母父がトニービン。どちらもノーザンダンサーのインブリードを持つ。メロディーレーンは母父Motivatorが英ダービー勝ち馬。弟タイトルホルダーに代わってアっと言わせるかも知れない。

【アイアンバローズ血統表】

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オルフェーヴル
 Orfevre
 2008年
 栗毛(白老町)
ステイゴールド
 Stay Gold
 1994年 黒鹿(白老町)

*サンデーサイレンス
1986年 青鹿(米)
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ゴールデンサッシュ
1988年 
栗毛(白老町)
*デイクタス Sanctus
Doronic
ダイナサツシユ *ノーザンテースト
*ロイヤルサツシユ
オリエンタルアート
 Oriental Art
 1997年 栗毛(白老町)
メジロマックイーン
1987年
芦毛(浦河町)
メジロテイターン メジロアサマ
*シエリル
アイアンバローズ
 Iron Barows(JPN)
 牡 5歳
 父 9歳・母14歳時産駒
 2017年 鹿毛(安平町)
メジロオーロラ *リマンド
メジロアイリス
エレクトロアート
1986年
栗毛(早来町)
*ノーザンテースト Northern Dancer
Lady Victoria
*グランマステイーヴンス Lt.Stevens
Dhow
Royal Anthem
 1995年
Theatrical
1982年 (米)
Nureyev Northern Dancer
Special
Tree of Knowledge Sassafras
Sensibillity
In Neon
1982年
Ack Ack Battle Joined
Fast Turn
*パレスルーマー
 Palace Rumor
 2003年
 鹿毛(米)
Shamara Dewan
Palsy Walsy
Whisperifyoudare
 1997年
Red Ransom
1987年 (米)
Roberto Hail to Reason
Bramalea
Arabia Damascus
Christmas Wind
Stellar Affair
1990年
Skywalker Relaunch
Bold Captive
Fawn and Hahn Grey Dawn
Ecstatica