天皇賞（春）2022 レース結果回顧・払戻｜G1特集

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レース結果

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タイトルホルダー、独走で天皇賞（春）を制す！

第165回天皇賞（春）は横山和生騎手騎乗の2番人気タイトルホルダーが、先手を奪ってレースを引っ張ると、最後は独走で逃げ切り優勝。昨年の菊花賞に続き、G1・2勝目を飾った。勝ち時計は3分16秒2（稍重）。鞍上の横山騎手は嬉しいG1初勝利。本馬を管理する栗田徹調教師はこのレース初勝利となった。

2着は7馬身差で和田竜二騎手騎乗の1番人気ディープボンド。3着は1馬身差で菱田裕二騎手騎乗の4番人気テーオーロイヤル。なお、17番シルヴァーソニックはスタートで落馬し、競走中止となった。

レース展開・総括

タイトルホルダーが平均ペースで引っ張る

スタートで17番シルヴァーソニックが落馬。14番ヴァルコスのダッシュがひと息だった。気合いを入れて16番タイトルホルダーがやはりハナへ。8番クレッシェンドラヴ、7番テーオーロイヤルと4枠の2頭も積極的に出ていき、内からは1番アイアンバローズが先行。18番ディープボンドも押っつけられて先団にポジションを取った。その後ろから15番タガノディアマンテが上がっていくが掛かり気味。6番メロディーレーン、2番ハーツイストワールが先団を見ながら追走。中団には9番ヒートオンビート、1馬身半差で11番マイネルファンロン、1馬身差で13番ロバートソンキーと縦に並ぶ。3馬身差で後方集団にかけては5番マカオンドール、ヴァルコス、2馬身差で4番ユーキャンスマイル、1馬身差で12番ハヤヤッコ、3馬身切れて3番ディバインフォース、差がなく最後方から10番トーセンカンビーナという隊列になった。

前半1000m通過は60秒5で、序盤は平均ペース。5馬身ほどのリードを取り、1周目のスタンド前直線に入った。1〜2コーナーの途中あたりからペースが落ち、2番手のクレッシェンドラヴとのリードはかなり縮まった。3番手にタガノディアマンテ、その後ろにテーオーロイヤルとディープボンド。その後ろの隊列は依然として縦長。

ディープボンドとテーオーロイヤルの追撃を振り切る

タイトルホルダーは内回りコースの3〜4コーナーでスパートを開始。クレッシェンドラヴを交わしてテーオーロイヤルが2番手に上がり、タイトルホルダーについていく。ディープボンドもジョッキーの手綱がかなり動いたが、なんとか前に食らいついていった。4番手以降の馬も懸命にスパートするが、前との差がじわじわと広がっていった。

最後の直線に入りタイトルホルダーが堂々の先頭。馬場の2分どころを通りテーオーロイヤルが食い下がるも、タイトルホルダーとの差は広がっていった。ディープボンドも勝利は苦しいながらもテーオーロイヤルとの差はジリジリと詰める。先頭のタイトルホルダーは悠々とリードを広げると、最後は7馬身の差をつけて逃げ切った。2着にはテーオーロイヤルを外から交わしたディープボンドが上がった。

昨年の菊花賞を再現したようなレース運び

注文通り先手を奪ったタイトルホルダーが、鮮やかな逃げ切り勝ちを飾った。昨年の菊花賞を再現したようなレース運びで、その時（5馬身差）よりもリードを広げた。鞍上の横山和生騎手にとっても大きな勝利となった。ディープボンドが勝負どころで手ごたえが怪しいのはいつものこと。ただ、今回は勝った馬が強すぎた。最後、テーオーロイヤルを交わして2着に上がったので、意地はみせたと言えるだろう。

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