第161回 天皇賞（春） レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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フィエールマン、外から際どく差し切り連覇を達成！

第161回天皇賞（春）はＣ.ルメール騎手騎乗の１番人気フィエールマンが中団から後方寄りで追走すると、最後の直線は外に持ち出され、際どい追い比べを制した。勝ち時計は3分16秒5（良）。鞍上のルメール騎手、本馬を管理する手塚貴久調教師ともにこのレース連覇を達成した。

２着はハナ差で北村友一騎手騎乗の11番人気スティッフェリオ。３着は２馬身半差で横山典弘騎手騎乗の４番人気ミッキースワロー。

レース展開・総括

スローペースで途中からキセキがハナへ

スタートは３番トーセンカンビーナと11番メイショウテンゲンのダッシュがあまり良くなかった。４番ダンビュライトと６番スティッフェリオがじんわりと前へ。２馬身差の外から３番手に８番キセキ。１馬身差の内に１番モズベッロ。その後ろから13番ハッピーグリン、９番ミライヘノツバサ。内ラチ沿いの中団に７番ユーキャンスマイルがつけた。外に12番シルヴァンシャー。１馬身差で５番ミッキースワロー、２番エタリオウ、14番フィエールマンがかたまって追走。３馬身切れて10番メロディーレーン。２馬身差でメイショウテンゲン。さらに２馬身差の最後方からトーセンカンビーナという隊列になった。

最初の1000m通過は63秒0でスローペース。ダンビュライトが先頭に立ち、２馬身ほどのリードで１周目の正面スタンド前を通過。キセキは内の馬から少し離れて進むが、じわじわと前へ行ってしまいハナへ。１コーナーを先頭でカーブした。３馬身差の２番手にダンビュライト。さらに３馬身切れて３番手にスティッフェリオ。ユーキャンスマイルは中団のインコース。２馬身差でフィエールマンが進み、同馬を見ながらミッキースワロー。ミッキースワローは残り1000mあたりで動き、外からフィエールマンを交わし前へ行った。

フィエールマンがスティッフェリオを差し切る

隊列はやや縦長で２周目の３コーナーを通過。キセキは３馬身のリード。ダンビュライト、スティッフェリオとバラけて続き、中団勢はペースアップして前へ動いて行った。

キセキは先頭で最後の直線へ。ユーキャンスマイルはラチ沿いを狙い、内へ切り返して進んだ。馬場の真ん中からはダンビュライトとスティッフェリオが脚を伸ばす。さらに外からミッキースワローとフィエールマンが併せ馬で末脚を伸ばしてきた。キセキは残り200mで脚が上がってしまい、替わってスティッフェリオがわずかに先頭へ。じりじりとさらに脚を伸ばしてゴールへ進んだ。しかし、外からフィエールマンが急追。２頭が併せ馬の形で叩き合うと、ゴール寸前でフィエールマンがグイと出てゴールした。

芝3000m以上のＧ１を３勝目

勝ったフィエールマンは天皇賞（春）連覇を達成。昨年に続いてゴール前は際どい勝負になったが、キッチリと差し切った。これで芝3000m以上のＧ１を３勝。名ステイヤーとして競馬史に名を残す存在になったと言えるだろう。スティッフェリオは３番手から進むと、最後まで食い下がり勝利目前だった。キセキはスタートが決まり、道中は頑張って我慢していたが途中からハナへ行ってしまった。今ではこの距離は長いようだ。

【第161回 天皇賞（春）　成績表】

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