朝日杯フューチュリティステークス2022 レース結果回顧・払戻｜G1特集

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レース結果

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ドルチェモア、無傷の3連勝でG1初制覇！

第74回朝日杯フューチュリティSは坂井瑠星騎手騎乗の1番人気ドルチェモアが、一番のスタートを切ったが下げて好位から追走すると、最後の直線は追い比べを制して優勝。無傷の3連勝でG1初制覇を飾った。勝ち時計は1分33秒9（良）。鞍上の坂井騎手、本馬を管理する須貝尚介調教師ともにこのレースは初勝利となった。

2着はクビ差で川田将雅騎手騎乗の2番人気ダノンタッチダウン。3着もクビ差で横山武史騎手騎乗の3番人気レイベリング。

レース展開・総括

オールパルフェがハナを奪い、ハイペースに

2番ドルチェモアが一番の好スタート。3番オールパルフェ、5番バグラダスが続き8番グラニットは押してついていった。1馬身差で先団に1番キョウエイブリッサ、10番ウメムスビ。差がなく11番ティニアと14番レイベリング、その間に13番スズカダブル。中団以降にはインに12番ダノンタッチダウン、中に6番ミシェラドラータ、外に17番エンファサイズ。1馬身差で16番コーパスクリスティ、4番ドンデンガエシ、7番オオバンブルマイは後方から3番手。2馬身差で15番フロムダスク、1馬身差の最後方から9番ニシノベストワンという隊列になった。

結局オールパルフェがハナを取り切り、ドルチェモアは3番手のインに位置を下げた。前半800m通過は45秒7で速いペース。2番手にグラニット。先団にはドルチェモアの他にバグダラスとレイベリング。ダノンタッチダウンはインの中団のまま4コーナーをカーブ。隊列は大きくはばらけずに、各馬が最後の直線に入っていった。

人気馬3頭による激しい追い比べ

先頭は1馬身ほどのリードでオールパルフェ。グラニットは2番手。この2頭の外に出されたのがドルチェモア。馬場の中ほどからはレイベリングがじわじわと脚を伸ばし、ダノンタッチダウンはやや窮屈な位置だったが、なんとか外に出されて進路を確保しにかかった。

残り200mでオールパルフェのリードはなくなり、ドルチェモアが先頭へ。その外からはレイベリングとダノンタッチダウンが懸命に末脚を伸ばしてきた。坂下からは人気馬3頭による激しい追い比べ。内のドルチェモアがなんとかリードをキープして、そのまま先頭でゴールに飛び込んだ。外のダノンタッチダウンはレイベリングを交わしてドルチェモアにかなり迫ったが2着でのゴールとなった。

母子によるG1制覇を達成

ドルチェモアが勝利したことで母子によるG1制覇を達成。素晴らしいスタートを切ったが、下げて好位から進むという味のあるレース運びを披露。レースセンスとマイル適性の高さをあらためて感じさせる内容だった。来年のクラシックは距離が課題になりそうなので、このままマイル路線に進むのが得策かもしれない。

ダノンタッチダウンはやや苦しいポジションからの追い上げになったが、いい脚を使った。馬体がパンとしてくれば凄い馬になる可能性を秘めている。レイベリングもキャリア1戦ながら期待通りの走りを披露。来年以降が楽しみになった。

【朝日杯フューチュリティステークス2022　成績表】

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