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血統分析

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母がアイルランド産で重賞ウィナーのダノンタッチダウンが一番手!

1)ディープインパクト、ハーツクライなどSS系が好調

阪神に移設された2014年以降・近8年では、サンデーサイレンス(SS)系種牡馬の産駒が6勝をマーク。3勝のディープインパクト、2勝のハーツクライは特に要注意だ。

◎プラス評価……父SS系(ディープインパクト、ハーツクライ)
 ●マイナス評価…父SS系以外のヘイルトゥリーズン系/父ナスルーラ系

【父馬の系統別成績(過去8年)】

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種牡馬系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 6 3 3 60 10.0% 15.0% 20.0%
その他のヘイルトゥリーズン系 0 1 0 9 0.0% 11.1% 11.1%
ミスタープロスペクター系 1 2 3 35 2.9% 8.6% 17.1%
ノーザンダンサー系 1 1 1 20 5.0% 10.0% 15.0%
ナスルーラ系 0 1 1 6 0.0% 16.7% 33.3%
【過去10年の連対馬の父と母父】

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日付 馬名 種牡馬 母父馬
2021.12.19 1 9 ドウデュース ハーツクライ Vindication
2021.12.19 2 4 セリフォス ダイワメジャー Le Haure
2020.12.20 1 2 グレナディアガーズ Frankel Harlington
2020.12.20 2 7 ステラヴェローチェ バゴ ディープインパクト
2019.12.15 1 6 サリオス ハーツクライ Lomitas
2019.12.15 2 8 タイセイビジョン タートルボウル スペシャルウィーク
2018.12.16 1 6 アドマイヤマーズ ダイワメジャー Medicean
2018.12.16 2 1 クリノガウディー スクリーンヒーロー ディアブロ
2017.12.17 1 1 ダノンプレミアム ディープインパクト Intikhab
2017.12.17 2 10 ステルヴィオ ロードカナロア ファルブラヴ
2016.12.18 1 17 サトノアレス ディープインパクト Danehill
2016.12.18 2 10 モンドキャンノ キンシャサノキセキ サクラバクシンオー
2015.12.20 1 15 リオンディーズ キングカメハメハ スペシャルウィーク
2015.12.20 2 11 エアスピネル キングカメハメハ サンデーサイレンス
2014.12.21 1 2 ダノンプラチナ ディープインパクト Unbridled's Song
2014.12.21 2 6 アルマワイオリ マツリダゴッホ ピルサドスキー
2013.12.15 1 6 $アジアエクスプレス Henny Hughes Running Stag
2013.12.15 2 11 ショウナンアチーヴ ショウナンカンプ サンデーサイレンス
2012.12.16 1 14 ロゴタイプ ローエングリン サンデーサイレンス
2012.12.16 2 5 コディーノ キングカメハメハ サンデーサイレンス
 
2)阪神・芝1600mの全体傾向も朝日杯のレース傾向と似ている

阪神芝1600m・2歳戦の種牡馬成績(表3には期間中3勝以上の種牡馬を掲載)も、朝日杯のレース傾向と似ている。ここにいる顔ぶれであれば有力視できるだろう。東京の芝2400m、2000m、1600mに適性のある種牡馬が多い点もポイント。父SS系以外のヘイルトゥリーズン系でもエピファネイアとモーリスにはチャンスがありそうだ。

〇プラス評価……表3に掲載されている種牡馬の産駒
 〇プラス評価……父が東京芝2400m・2000m・1600mのG1勝ち馬

【阪神芝1600m・2歳戦 種牡馬成績(2020年6月6日〜2022年12月3日/朝日杯除く)】

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種牡馬 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
キズナ 5 7 4 47 10.6% 25.5% 34.0%
エピファネイア 5 5 3 40 12.5% 25.0% 32.5%
モーリス 5 2 4 39 12.8% 17.9% 28.2%
ダイワメジャー 4 3 2 23 17.4% 30.4% 39.1%
ハーツクライ 4 3 2 25 16.0% 28.0% 36.0%
ディープインパクト 4 2 3 30 13.3% 20.0% 30.0%
ドゥラメンテ 3 3 0 32 9.4% 18.8% 18.8%
キングカメハメハ 3 3 0 10 30.0% 60.0% 60.0%
ハービンジャー 3 1 1 21 14.3% 19.0% 23.8%
3)母父成績はミスタープロスペクター系が優位

過去8年の母父成績は表4の通りで、ミスタープロスペクター系がやや優位か。前述の阪神芝1600m・2歳戦データでも、母父ミスタープロスペクター系は勝率10.6%で主要系統の中ではトップだ。

また勝ち馬8頭の母父は、ダート中距離型と芝短距離〜マイル型が3頭ずつ、芝長距離型が2頭という分布。8頭中7頭の母父が海外種牡馬となっている。

◎プラス評価……母父ミスタープロスペクター系
 ◎プラス評価……母父が海外種牡馬

【母父の系統別成績(過去8年)】

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母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 1 3 1 34 2.9% 11.8% 14.7%
その他のヘイルトゥリーズン系 1 1 0 6 16.7% 33.3% 33.3%
ミスタープロスペクター系 3 0 1 29 10.3% 10.3% 13.8%
ノーザンダンサー系 2 2 3 37 5.4% 10.8% 18.9%
ナスルーラ系 1 2 3 19 5.3% 15.8% 31.6%
その他の系統 0 0 0 5 0.0% 0.0% 0.0%
4)母馬は外国生まれの重賞ウィナー、母母父はノーザンダンサー系がベスト

過去8年の勝ち馬を見ると、7頭の母が外国生まれ。母馬8頭のうち5頭が重賞ウィナー、1頭は重賞連対、残り2頭も祖母や曾祖母が重賞を勝っている。5頭は母の母の父がノーザンダンサー系、5頭はノーザンファーム生産馬。このあたりもプラス条件としてあげておきたい。

◎プラス評価……母が外国生まれ/母が重賞ウィナー
 〇プラス評価……母の母の父がノーザンダンサー系/ノーザンファーム生産馬

結論

プラス条件にジャストフィットする馬が見当たらない一戦。ノーザンファーム生産馬に着目するなら、まずはダノンタッチダウン。父ロードカナロアは安田記念勝ち馬、母エピックラヴはアイルランド産の重賞ウィナー、母父はDansili(芝マイル型)と、比較的プラス要素を満たしている。次いでコーパスクリスティ。父エピファネイアはコース得意、母父はミスタープロスペクター系のキングカメハメハで、母系はスカーレットインクの系統でしっかりしている。

ドルチェモアは父がルーラーシップ(ジャパンカップ3着)、母はアユサン(桜花賞馬)、母の母の父がノーザンダンサー系。この馬にも注目しておきたい。

【ダノンタッチダウンの血統表】

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ロードカナロア
  Lord Kanaloa
  2008年 鹿毛 (新ひだか町)
キングカメハメハ
  King Kamehameha
  2001年 鹿毛(早来町)
Kingmambo
1990年(米)
Mr.Prospector Raise a Native
Gold Digger
Miesque Nureyev
Pasadoble
*マンファス
1991年 黒鹿(愛)
Last Tycoon Try My Best
Mill Princess
Pilot Bird Blakeney
The Dancer
レディブラッサム
  Lady Blossom
  1996年 鹿毛(千歳市)
Storm Cat
1983年 (米)
Storm Bird Northern Dancer
South Ocean
ダノンタッチダウン
  Danon Touchdown(JPN)
  牡 2歳 父12歳・母12歳時産駒
  2020年 鹿毛(安平町)
Terlingua Secretariat
Crimson Saint
*サラトガデュー
1989年 鹿毛(米)
Cormorant His Majesty
Song Sparrow
Super Luna In Reality
Alada
Dansili
  1996年(英)
Danehill
1986年 (米)
Danzig   Northern Dancer
Pas de Nom
Razyana His Majesty
Spring Adjeu
Hasili
1991年
Kahyasi Ile de Bourbon
Kadissya
*エピックラヴ
  Epic Love
  2008年 鹿毛(愛)
Kerali High Line
Sookera
Leopard Hunt
  2001年
Diesis
1980年(英)
Sharpen Up Atan
Rocchetta
Doubly Sure Reliance
Soft Angels
Alcando
1986年
Alzao Lyphard
Lady Rebecca
Kaniz Darius
Desca