競馬予想・競馬情報トップ > G1特集 > 朝日杯フューチュリティステークス > 2022 > 有力馬情報
デイリー杯2歳Sを逃げ切ったオールパルフェ
新種牡馬リアルスティール産駒の関東馬。6月の新馬(東京芝1600m)は2着に敗れたが、2戦目となった10月の未勝利(中山芝1600m)で2着に2馬身差をつけ好時計で逃げ切り勝ちを果たした。馬体重プラス16キロが示すように、約4か月の間にパワーアップしたようだ。前走デイリー杯2歳Sは8枠だったがポンと出てハナを奪いマイペースに持ち込むと、最後はダノンタッチダウンの猛追を振り切り勝利した。先行力としぶとい脚が魅力で、直線に坂があるコースに適性がありそうだ。馬場の内側の状態が悪くなければ、簡単に失速することはないだろう。
半兄に今年のマイルチャンピオンシップで2着に入ったダノンザキッド(父ジャスタウェイ)がいる血統。新馬(中京芝1600m)では馬体重532キロで出走し、1番人気に応えて勝利。続く前走デイリー杯2歳Sは馬体重プラス6キロで出走。レースは中団より少し後ろで追走し、最後の直線は大外から末脚を伸ばすも2着に終わった。勝ち馬に比べると距離のロスがあるコース取りだったし、最後の決め手を見れば力負けではないのは明らかだ。まだ成長の余地が十分あり、本当に良くなるのは来年以降かもしれないが、勝機はあるだろう。
サウジアラビアロイヤルCを制したドルチェモア
札幌芝1500mの新馬で逃げ切り勝ちを果たし、続く前走サウジアラビアロイヤルカップを制して重賞初制覇を飾った。その前走は淀みないペースで引っ張って大逃げをしたグラニットの2番手で追走。最後は上がり3ハロン33秒4の末脚を繰り出し、グラニットをきっちりと差し切った。ルーラーシップ産駒は中長距離タイプが多いものの、本馬は桜花賞馬の母(アユサン)の影響で、距離はマイルがピッタリという印象。ペースに応じて控える競馬もできて、鋭い決め手を使える点も心強い。デイリー杯2歳S組との力関係が鍵になりそうだが、楽しみな一戦だ。
京王杯2歳Sを勝利したオオバンブルマイ
9月の新馬(中京芝1400m)を5番人気で勝利を飾っていたが、減量(3キロ)騎手が騎乗し、勝ち時計も目立つものではなかった。そのため次走の京王杯2歳Sは10番人気にとどまったのだろう。しかし、レースは好位のインで追走し、最後の直線は進路を確保するため少し外に出されると、グイと脚を伸ばして逃げたフロムダスクを交わして勝利した。レースセンスと仕掛けられての反応の良さがセールスポイント。平均的に速いラップに強いタイプだろう。今回は1ハロン延長で阪神コースに替わる。最後、決め手勝負になった時どこまで踏ん張れるか。
マイルの距離に高い適性があるFrankel産駒の関東馬で、成績は1戦1勝。先週の阪神ジュベナイルフィリーズでは同じ1戦1勝だったシンリョクカが12番人気で2着と好走したが、同馬は東京芝1600mの新馬で鋭い脚(上がり3ハロン33秒4)を使い、2着に0.6秒差をつけて勝っていた。本馬も11月の新馬(東京芝1600m)でスローペースの流れを、直線大外から上がり3ハロン33秒1の末脚で差し切り0.6秒差で勝利している。重賞勝ち馬など実績馬が相手にはなるが、阪神芝1600mのG1でいきなり通用しても不思議はない。