フェブラリーステークス2023 レース結果回顧・払戻｜G1特集

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2023年 レース結果

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レモンポップ、圧巻のレース運びでG1初制覇！

第40回フェブラリーSは坂井瑠星騎手騎乗の1番人気レモンポップが好位追走から、持ったままで最後の直線に入ると、余裕を持って抜け出し、後続の追撃を振り切った。勝ち時計は1分35秒6（良）。鞍上の坂井騎手はこのレース初勝利。本馬を管理する田中博康調教師は、トレーナーとして嬉しいG1初制覇となった。

2着は1馬身半差で川田将雅騎手騎乗の3番人気レッドルゼル。3着は2馬身半差で浜中俊騎手騎乗の4番人気メイショウハリオ。

レース展開・総括

ショウナンナデシコが速いペースで引っ張る

スタートで6番メイショウハリオが躓いてしまい、大きく出遅れてしまった。9番ショウナンナデシコがダートコースに入ったところで先頭に立った。1馬身差で2番手は1番ジャスパープリンスと14番ヘリオスが並んで追走。16番ケイアイターコイズが外から追い上げを見せると、7番レモンポップは下げて先団勢を見ながら追走。内でほぼ並んで4番ドライスタウト、さらにインコースから2番シャールズスパイト。外には10番テイエムサウスダンと12番セキフウ。直後に押っ付けられて8番アドマイヤルプス。1馬身差でちょうど中団に5番オーヴェルニュ。差がなく11番ソリストサンダー、内から3番ケンシンコウ、3馬身差で13番スピーディキック、半馬身差で後方2番手から15番レッドルゼル。2馬身差で最後方からメイショウハリオという隊列になった。

前半800m通過は46秒6で速いペース。ショウナンナデシコは、半馬身のリードで3〜4コーナーの中間を通過。ヘリオス、ケイアイターコイズが外からぴったりとついてきて、2列目の外目にレモンポップ。内にドライスタウト、外にセキフウをしたがえてレモンポップは抜群の手ごたえで最後の直線に入った。

残り200m手前でレモンポップが抜け出す

先頭から後方にかけて比較的馬群がかたまっての追い比べ。ショウナンナデシコが後退してヘリオスが先頭に立つが、すぐに楽な手ごたえでレモンポップが外から伸びてきた。レモンポップは残り200m手前で先頭に立ってから満を持して追い出されると、いい反応を見せて後続を突き放しにかかった。大外からレッドルゼルが末脚を伸ばし、ヘリオスを交わして単独2番手へ。レモンポップを懸命に追いかけた。しかし、前との差はなかなか詰まらず、レモンポップが堂々と先頭でゴールイン。レッドルゼルは2着。3着には外から追い込んできたメイショウハリオが入った。

レッドルゼルとメイショウハリオの末脚も決まる

勝ったレモンポップは人気に応えて見事に優勝。今回がG1初勝利だが、横綱相撲と呼ぶにふさわしい圧巻のレース内容だった。テン乗りだった坂井騎手も落ち着いたいい騎乗を披露。人馬ともに今後の活躍が益々期待できそうだ。

レッドルゼルはスタートは良かったが、思い切って後方まで下げて折り合いに専念。最後の直線の末脚にかけて、馬がその期待に応えた。メイショウハリオはスタートで落馬寸前の大きな不利を受けた。かなり厳しい競馬になったが、よく追い込んで3着に入線。地力の高さを見せた。

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