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血統分析

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父ミスプロ系で母系のダート適性高いレモンポップが筆頭!

1)近年はミスタープロスペクター系の勢いと安定感が光る

過去10年、サンデーサイレンス(SS)系、ミスタープロスペクター系、ノーザンダンサー系から勝ち馬が出ている。ただしSS系はゴールドアリュールだけが目立つ形で、近5年に限れば4勝・勝率18.2%のミスタープロスペクター系ばかりが活躍している印象だ。

◎プラス評価……父ミスタープロスペクター系
 ○プラス評価……ゴールドアリュール産駒/父ノーザンダンサー系
 ●マイナス評価…父SS系以外のヘイルトゥリーズン系/父ナスルーラ系

【父馬の系統別成績(過去10年)】

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種牡馬系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 4 4 1 55 7.3% 14.5% 16.4%
その他のヘイルトゥリーズン系 0 0 0 7 0.0% 0.0% 0.0%
ミスタープロスペクター系 4 4 4 49 8.2% 16.3% 24.5%
ノーザンダンサー系 2 0 3 25 8.0% 8.0% 20.0%
ナスルーラ系 0 2 2 22 0.0% 9.1% 18.2%
【過去10年の連対馬の父と母父】

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日付 馬名 種牡馬 母父馬
2022.2.20 1 6 $カフェファラオ American Pharoah More Than Ready
2022.2.20 2 15 テイエムサウスダン サウスヴィグラス Langfuhr
2021.2.21 1 3 $カフェファラオ American Pharoah More Than Ready
2021.2.21 2 10 エアスピネル キングカメハメハ サンデーサイレンス
2020.2.23 1 12 $モズアスコット Frankel Hennessy
2020.2.23 2 15 ケイティブレイブ アドマイヤマックス サクラローレル
2019.2.17 1 6 インティ ケイムホーム Northern Afleet
2019.2.17 2 3 ゴールドドリーム ゴールドアリュール フレンチデピュティ
2018.2.18 1 12 ノンコノユメ トワイニング アグネスタキオン
2018.2.18 2 14 ゴールドドリーム ゴールドアリュール フレンチデピュティ
2017.2.19 1 3 ゴールドドリーム ゴールドアリュール フレンチデピュティ
2017.2.19 2 9 $ベストウォーリア Majestic Warrior Mr.Greeley
2016.2.21 1 14 $モーニン Henny Hughes Distored Humor
2016.2.21 2 7 ノンコノユメ トワイニング アグネスタキオン
2015.2.22 1 4 コパノリッキー ゴールドアリュール ティンバーカントリー
2015.2.22 2 14 インカンテーション シニスターミニスター Machiavellian
2014.2.23 1 13 コパノリッキー ゴールドアリュール ティンバーカントリー
2014.2.23 2 15 ホッコータルマエ キングカメハメハ Cherokee Run
2013.2.17 1 2 グレープブランデー マンハッタンカフェ ジャッジアンドルーチ
2013.2.17 2 6 エスポワールシチー ゴールドアリュール ブライアンズタイム
 
2)血統的なダート適性は重要。アメリカ系統が好成績を残す

1着馬の父・母父を見ると「ダートの本場アメリカでG2を勝てる」かどうかがボーダーラインか。G1ウィナーなら文句なしだろう。

◎プラス評価……父・母父が米ダートG1馬
 ○プラス評価……父・母父が米ダートG2馬

【勝ち馬の父・母父のダート実績】

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勝ち馬 父のダート実績 母父 母父のダート実績
グレープブランデー マンハッタンカフェ 不出走
(菊花賞など)
ジヤツジアンジエルーチ 米G1を3勝
コパノリッキー
(連覇)
ゴールドアリュール G1を4勝 ティンバーカントリー 米G1を3勝
モーニン Henny Hughes 米G1を2勝 Distorted Humor 米G2を2勝
ゴールドドリーム ゴールドアリュール G1を4勝 フレンチデピュティ 米G2勝ち
ノンコノユメ トワイニング 米G2を2勝 アグネスタキオン 不出走(皐月賞)
インティ ケイムホーム 米G1を3勝 Northern Afleet 米G2を2勝
モズアスコット Frankel 不出走
(英国際Sなど)
Hennessy 米G1勝ち
カフェファラオ
(連覇)
American Pharoah 米G1を8勝 More Than Ready 米G1勝ち
3)不振を極めている配合もある

さまざまな母父系統から勝ち馬が出ていて、特定の系統だけが優位とは言いにくい。そこで配合に目をやると、父ノーザンダンサー系×母父SS系は[0.0.0.10]、父ミスタープロスペクター系×母父ノーザンダンサー系は[0.1.1.8]で昨年レッドルゼルが1番人気6着、父SS系×母父SS系以外のヘイルトゥリーズン系は[0.1.0.6]で過去3年ともアルクトスが人気で凡走している。このあたりは軽視したい。

●マイナス評価…上記・凡走の多い配合

【母父の系統別成績(過去10年)】

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母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 1 2 2 37 2.7% 8.1% 13.5%
その他のヘイルトゥリーズン系 2 1 1 19 10.5% 15.8% 21.1%
ミスタープロスペクター系 4 2 5 46 8.7% 13.0% 23.9%
ノーザンダンサー系 2 3 1 37 5.4% 13.5% 16.2%
ナスルーラ系 1 2 0 11 9.1% 27.3% 27.3%
その他の系統 0 0 1 8 0.0% 0.0% 12.5%
4)勝ち馬は母系のダート適性も上々

ノンコノユメは母がダート2勝、近親にはハーツクライのほか東海S勝ち馬スピードアイリスや仁川S勝ち馬マルカプレジオがいる。インティは母がダートで4勝、近親にはプリークネスS勝ち馬Bernardini。モズアスコットは母Indiaが米ダートの重賞ウィナー。カフェファラオは母Mary's Folliesが芝の重賞1着+ダート重賞2着、姉Regal Gloryは芝のG1馬。近5年の勝ち馬は母系も優秀で、ダート適性も示していればベストだ。

結論

人気の一角を占めることが確実だったギルデッドミラーが、急遽の引退。父ミスタープロスペクター系の各馬から◎を探すことにしたい。

レモンポップの父Lemon Drop KidはベルモントSなどの勝ち馬、祖母Harpiaもダート重賞勝ち馬、母父Giant's CausewayにはBCクラシックの2着がある。まずは本命候補だ。アメリカから参戦のシャールズスパイトも、父がBCスプリント勝ち馬で侮れない。穴ならテイエムサウスダンとスピーディキック。いずれも父・母父がダート重賞を勝っていて、上記2頭には劣るものの可能性を秘める。

父ナスルーラ系のメイショウハリオやドライスタウト、父ノーザンダンサー系×母父SS系のソリストサンダー、父ミスタープロスペクター系×母父ノーザンダンサー系のレッドルゼルらは割り引きだろう。

【レモンポップ血統表】

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Lemon Drop Kid
  1996年 (米)
Kingmambo
  1990年(米)
Mr. Prospector
1970年 (米)
Raise a Native Native Dancer
Raise You
Gold Digger Nashua
Sequence
Miesque
1984年
Nureyev Northern Dancer
Special
Pasadoble Prove Out
Santa Quilla
Charming Lassie
  1987年
Seattle Slew
1974年 (米)
Bold Reasoning Boldnesian
Reason to Earn
レモンポップ
  Lemon Pop(USA)
  牡 5歳 父22歳・母 9歳時産駒
  2018年 栗毛(米)
My Charmer Poker
Fair Charmer
Lassie Dear
1974年
Buckpasser Tom Fool
Busanda
Gay Missile Sir Gaylord
Missy Baba
Giant's Causeway
  1997年(米)
Storm Cat
1983年(米)
Storm Bird Northern Dancer
South Ocean
Terlingua Secretariat
Crimson Saint
Mariah's Storm
1991年
Rahy Blushing Groom
Glorious Song
Unreachable
  2009年
Immense Roberto
Imsodear
Harpia
  1994年
Danzig
1977年(米)
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Pas de Nom Admiral's Voyage
Petitioner
Razyana
1981年
His Majesty Ribot
Flower Bowl
Spring Adieu Buckpasser
Natalma