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G1特集 第37回 フェブラリーステークスG1特集 第37回 フェブラリーステークス

有力馬情報

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インティ マークを振り切り連覇を狙う

インティ
昨年のフェブラリーSを逃げ切ったインティ

前走東海Sはハナには行かず1コーナーは6番手で通過した。スマハマが先手を主張したことと、自身が7枠スタートだったので無理をしなかったのかもしれない。勝負どころから外を回って追い上げ、4コーナーは2番手で通過。最後の直線ではエアアルマスを捕え切れず、ヴェンジェンスには差されて3着。残念な結果だったが、レースの幅が広がったという意味で内容を評価してもいい。今回は逃げることができそうなメンバー構成だが、どのような作戦にでるか。今年も間違いなく目標にされる立場。後続の追撃を振り切り連覇を飾れるか。

モズアスコット 初ダートで鮮烈な勝利

モズアスコット
根岸Sを快勝したモズアスコット

前走根岸Sはスタートで出遅れたが、スピードの乗りが思いのほか良く、自然にポジションを押し上げて挽回できた。いい手ごたえで最後の直線は大外へ行き、追い出されると力強い脚捌きでさらに加速。早めに抜け出した1番人気のコパノキッキングを差し切り、1馬身1/4抜けた。2018年の安田記念優勝馬なので元々地力は高いが、芝の経験しかなかった馬がダート重賞をいきなり勝つのは離れ業と言っていい。昨年のチャンピオンズC連対馬クリソベリルとゴールドドリームが不在であれば、ダートのG1でも十分チャンスがありそうだ。

アルクトス 得意の左回りで満を持して挑戦

昨年はオアシスS→欅S→プロキオンSと3連勝を達成。最も得意にしている左回りの1400〜1600mで勢いに乗り、重賞初制覇を飾った。前走盛岡の南部杯でG1(Jpn1)に初挑戦し、サンライズノヴァの2着と好走。1番人気のゴールドドリーム(3着)がやや力を出せなかった印象もあるが、強敵を相手に善戦できたのは大きな収穫だ。このスピードと先行力があればフェブラリーSでも十分通用しそうだ。少し間隔が開いているのは予定通り。調整に努めてここまで満を持して待っていた。インティをマークをしながら抜け出すいいタイミングを見つけたい。

 
サンライズノヴァ 復調し得意の東京ならば

かつては東京ダートがベストの追い込み馬という印象だった。しかし、一時期の不振を経て、昨年10月の南部杯では先行策から久々の勝利をつかんだ。逃げ・先行馬が有利な盛岡コースだったゆえのジョッキー判断だったかもしれないが、意外な形で復調した。前走武蔵野Sも序盤から積極的に行き2番手追走。最後の直線は伸びを欠いてしまったが、ペースが速く、自身の斤量が59キロと条件は厳しかった。今回、陣営は中団あたりから追走して末脚を生かす競馬を思い描いている様子。うまく流れに乗り、展開が向けば巻き返しはあるだろう。

ノンコノユメ 2018年のフェブラリーSを優勝

中央所属時代には2018年にフェブラリーSを制するなど、数多くのG1で好走。去勢手術後は不調の時期もあったが、強靭な末脚を武器に長い期間トップクラスで活躍した。昨年南関東(大井)へ転厩。勝ち星こそないが、帝王賞3着→日本テレビ盃3着→マイルグランプリ3着→東京大賞典2着の成績は非常に立派だ。年齢の衰えは感じさせない。直線距離が長い大井や東京がベスト。馬場はあまり問わないタイプで、東京の軽くて時計が出るダートも得意だ。往年の実力馬の存在は侮れない。