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血統分析

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父ゴールドアリュール×母父ミスプロ系の良血サンライズノヴァが一番手!

1)父サンデーサイレンス系がリード

過去10年でゴールドアリュール産駒が4勝・2着4回。そのおかげでサンデーサイレンス系が種牡馬系統別成績をリードしている。連対率の高いナスルーラ系や3着以内8頭のミスタープロスペクター系にも注意が必要だろう。

◎プラス評価……父サンデーサイレンス系(特にゴールドアリュール産駒)
 ○プラス評価……父ナスルーラ系(連軸)/父ミスタープロスペクター系

【父馬の系統別成績(過去10年)】

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種牡馬系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 5 4 0 48 10.4% 18.8% 18.8%
その他のヘイルトゥリーズン系 0 1 2 19 0.0% 5.3% 15.8%
ミスタープロスペクター系 2 2 4 43 4.7% 9.3% 18.6%
ノーザンダンサー系 1 0 2 25 4.0% 4.0% 12.0%
ナスルーラ系 1 3 2 17 5.9% 23.5% 35.3%
その他の系統 1 0 0 5 20.0% 20.0% 20.0%
【連対馬の父と母父(過去10年)】

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日付 馬名 種牡馬 母父馬
2019.2.17 1 6 インティ ケイムホーム Northern Afleet
2019.2.17 2 3 ゴールドドリーム ゴールドアリュール フレンチデピュティ
2018.2.18 1 12 ノンコノユメ トワイニング アグネスタキオン
2018.2.18 2 14 ゴールドドリーム ゴールドアリュール フレンチデピュティ
2017.2.19 1 3 ゴールドドリーム ゴールドアリュール フレンチデピュティ
2017.2.19 2 9 $ベストウォーリア Majestic Warrior Mr.Greeley
2016.2.21 1 14 $モーニン Henny Hughes Distored Humor
2016.2.21 2 7 ノンコノユメ トワイニング アグネスタキオン
2015.2.22 1 4 コパノリッキー ゴールドアリュール ティンバーカントリー
2015.2.22 2 14 インカンテーション シニスターミニスター Machiavellian
2014.2.23 1 13 コパノリッキー ゴールドアリュール ティンバーカントリー
2014.2.23 2 15 ホッコータルマエ キングカメハメハ Cherokee Run
2013.2.17 1 2 グレープブランデー マンハッタンカフェ ジャッジアンジェルーチ
2013.2.17 2 6 エスポワールシチー ゴールドアリュール ブライアンズタイム
2012.2.19 1 16 $テスタマッタ Tapit Concern
2012.2.19 2 3 シルクフォーチュン ゴールドアリュール Alwuhush
2011.2.20 1 12 トランセンド ワイルドラッシュ トニービン
2011.2.20 2 13 フリオーソ ブライアンズタイム Mr.Prospector
2010.2.21 1 4 エスポワールシチー ゴールドアリュール ブライアンズタイム
2010.2.21 2 3 $テスタマッタ Tapit Concern
 
2)やはり血統的なダート適性を重視したい

過去10年に勝ち馬を送り出した種牡馬は、ほとんどがダートG1馬。とりわけアメリカで活躍した馬が目立つ。またフェブラリーS勝ち馬以外にダートのマイル〜中距離の重賞級を送り出している。ダート適性の高さは重要だ。

◎プラス評価……父がダートG1馬(特に米G1)
 ○プラス評価……父の産駒にダート・マイル〜中距離の重賞級がいる

【勝ち馬の父とダートで活躍した産駒】

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勝ち馬の父 現役時ダート実績 他のダート活躍産駒
ゴールドアリュール G1を4勝 スマートファルコン
ワイルドラッシュ 米G1を2勝 パーソナルラッシュ
Tapit 米G1勝ち Tonalist(米G1馬)
マンハッタンカフェ 不出走 クイーンマンボ
Henny Hughes 米G1を2勝 Beholder(米G1馬)
トワイニング 米G2を2勝 ロールオブザダイス
ケイムホーム 米G1を3勝 タガノトネール
3)芝短距離で通用する血統であることも重要

勝ち馬の父は芝マイル以下向きの産駒も出している。マンハッタンカフェはジョーカプチーノ、Henny Hughesはアジアエクスプレスと、芝マイルのG1ウィナーを輩出。ゴールドアリュールはタケミカヅチ、ワイルドラッシュはブラウンワイルド、トワイニングはセカンドテーブル、ケイムホームはサウンドリアーナが短距離重賞を勝利した。

○プラス評価……父の産駒に芝短距離の重賞ウィナーがいる

4)母父にもダートG1級の底力が必要

母父成績を見ると多様な系統が連対を果たしているが、近6年で4勝のミスタープロスペクター系が特に好調だ。

また1着馬の母父を見ると、ブライアンズタイム、Concern、ジャッジアンジェルーチ、ティンバーカントリーが米G1勝ち馬。Distorted Humor、フレンチデピュティ、Northern Afleetは米G2勝ち馬。母父にも高いダート適性が求められる。

◎プラス評価……母父ミスタープロスペクター系
 ◎プラス評価……母父が米G1・G2勝ち馬

【母父の系統別成績】

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母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 1 1 3 32 3.1% 6.3% 15.6%
その他のヘイルトゥリーズン系 1 1 0 10 10.0% 20.0% 20.0%
ミスタープロスペクター系 4 3 4 47 8.5% 14.9% 23.4%
ノーザンダンサー系 1 3 1 34 2.9% 11.8% 14.7%
ナスルーラ系 2 1 0 19 10.5% 15.8% 15.8%
その他の系統 1 1 2 15 6.7% 13.3% 26.7%
結論

父がサンデーサイレンス系のダートG1馬で、産駒にダートと芝短距離の重賞ウィナーがいれば評価アップ。母父はミスタープロスペクター系の米G1・G2勝ち馬がベストだ。

父ゴールドアリュール×母父サンダーガルチ(ミスタープロスペクター系/米二冠馬)のサンライズノヴァが一番手。同じくゴールドアリュール産駒で、母父がAfternoon Deelites(その他の系統/米G1馬)のテーオージーニアスも出走できれば面白い。

一昨年の勝ち馬ノンコノユメ、連覇を狙うインティも当然有力。ミューチャリーも父パイロ(ナスルーラ系/米G1馬)×母父ブライアンズタイムで好走する可能性はある。モズアスコットは父Frankelがダート不出走である点が気がかりだ。

【サンライズノヴァの血統表】

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ゴールドアリュール
 Gold Allure
 1999年 栗毛(追分町)
*サンデーサイレンス
 Sunday Silence
 1986年 青鹿(米)
Halo
1969年(米)
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well
1975年
Understanding Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss
*ニキーヤ
 Nikiya
 1993年 鹿毛(米)
Nureyev
1977年(米)
Northern Dancer Nearctic
Natalma
サンライズノヴ
 Sunrise Nova(JPN)
 牡 6歳 父15歳・母14歳時産駒
 2014年 栗毛(日高町)
Special Forli
Thong
Reluctant Guest
1986年
Hostage Nijinsky
Entente
Vaguely Royal Vaguely Noble
Shoshanna
*サンダーガルチ
 Thunder Gulch
 1992年 栗毛(米)
Gulch
1984年(米)
Mr.prospector Raise a Native
Gold Digger
Jameela Rambunctious
Asbury Mary
Line of Thunder
1987年
Storm Bird Northern Dancer
South Ocean
ブライトサファイヤ
 Bright Sapphire
 2000年 栗毛(門別町)
Shoot a Line High Line
Death Ray
リアルサファイヤ
 Real Sapphire
 1996年 黒鹿(門別町)
*リアルシャダイ
1979年 黒鹿(米)
Roberto Hail to Reason
Brsmalea
Desert Vixen In Reality
Desert Trial
ワールドサファイヤ
1979年 栗毛(新冠町)
サーペンフロ Sir Ivor
Running Blue
トビノボリ ジルドレ
クニノボリ