第46回 エリザベス女王杯 レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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伏兵アカイイトのまくり差しが炸裂！

阪神芝2200mで行われた第46回エリザベス女王杯は幸英明騎手騎乗の10番人気アカイイトが、後方寄りで追走し、4コーナーで外から動いて前に進出すると、最後の直線は叩き合いを抜け出して優勝。重賞初制覇がG1という快挙を成し遂げた。勝ち時計は2分12秒1（良）。鞍上の幸騎手、本馬を管理する中竹和也調教師ともに本競走は初勝利となった。

2着は2馬身差で松山弘平騎手騎乗の7番人気ステラリア。3着はクビ差で横山典弘騎手騎乗の9番人気クラヴェル。なお、1番人気に支持されたレイパパレは6着に敗れた。

レース展開・総括

シャムロックヒルが引っ張り、淀みないペースになる

スタートは全馬ほぼ横一線。7番シャムロックヒルが気合いをつけられて前へ。外からは14番ロザムールも押して出ていった。結局、シャムロックヒルが1馬身ほどのリードを取って先頭に立った。2番手にロザムール。3馬身差の単独3番手に9番ウインマリリンがつけ、1馬身差で1番レイパパレと3番アカイトリノムスメが並んで追走した。その直後に13番リュヌルージュがつけて、ここまでが先団。その後ろは4番イズジョーノキセキ、6番ランブリングアレー、5番ステラリア。15番ウインキートスは中団で追走した。その後ろは8番テルツェット、12番デゼル、16番アカイイト。差がなく後方集団に2番クラヴェル、10番ムジカ、11番ソフトフルート。1馬身差の最後方から17番コトブキテティスという隊列になった。

前半1000m通過は59秒0で淀みないペースになった。3コーナーに入りシャムロックヒルがまだ先頭。2番手にロザムールも変わらず。レイパパレが内からじんわりと進み3番手。外に並んでウインマリリンもいい手ごたえで4コーナーに向かった。その後ろにいたアカイトリノムスメは外から動き、さらに外からアカイイトが勢いよくポジションを上げ、まくり気味に4コーナーをカーブした。

アカイイトが突き抜け、2着争いは激戦

最後の直線に入ってすぐ、レイパパレが単独で先頭に立った。それからランブリングアレーが馬場の2分どころから抜け出してきた。その外にアカイトリノムスメがいたが、アカイイトに交わされると後退し、脚色がいっぱいになった。ラチ沿いで粘るレイパパレだが、残り200mでアカイイトが勢いよく差し切り先頭。先団勢はかたまって懸命に食い下がるが、外からきた馬の勢いが良かった。イズジョーノキセキとステラリアが併せ馬でぐいぐいと末脚を伸ばし、さらに内目の馬群からはクラヴェルが伸びてきた。しかし、アカイイトは悠々とそのまま先頭でゴール。2着争いは際どくなり、外のステラリアに軍配が上がった。3着にはクラヴェルが入った。

上位人気馬が崩れ、キズナ産駒がJRA・G1初制覇

勝ったアカイイトは重賞挑戦3戦目で、初勝利がG1という金星になった。過去はローズSが7着、前走アイルランドトロフィー府中牝馬Sも7着と敗れており、今回人気がなかったのも仕方がないだろう。淀みないペースで息が入りづらく、中団よりも前にいた馬たちには厳しい展開になったようだ。上位人気勢が総崩れとなり、後方にいた馬たちの末脚が炸裂した。また、キズナ産駒による待望のJRA・G1初制覇となった。2着ステラリアもキズナ産駒。アカイトリノムスメは敗れたが、もう1頭の3歳馬が頑張った。

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