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過去10年ではディープインパクト産駒(現3歳が最終世代)が6勝、ハーツクライ産駒(現2歳が最終世代)とキングカメハメハ産駒(現4歳が最終世代)が各2勝と、特定の種牡馬だけが活躍を見せた。今後はこれらの後継争いが活発化するのではないだろうか。
◎プラス評価……父ディープインパクト/父ハーツクライ
〇プラス評価……父SS系/父ミスタープロスペクター系
●マイナス評価…父が上記以外
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種牡馬系統 | 1着 | 2着 | 3着 | 出走 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
サンデーサイレンス系 | 8 | 8 | 6 | 113 | 7.1% | 14.2% | 19.5% |
その他のヘイルトゥリーズン系 | 0 | 2 | 0 | 13 | 0.0% | 15.4% | 15.4% |
ミスタープロスペクター系 | 2 | 0 | 1 | 33 | 6.1% | 6.1% | 9.1% |
ノーザンダンサー系 | 0 | 0 | 2 | 16 | 0.0% | 0.0% | 12.5% |
ナスルーラ系 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0.0% | 0.0% | 50.0% |
その他の系統 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
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日付 | 着 | 番 | 馬名 | 種牡馬 | 母父馬 |
---|---|---|---|---|---|
2022.5.29 | 1 | 13 | ドウデュース | ハーツクライ | Vindication |
2022.5.29 | 2 | 18 | イクイノックス | キタサンブラック | キングヘイロー |
2021.5.30 | 1 | 10 | シャフリヤール | ディープインパクト | Essence of Dubai |
2021.5.30 | 2 | 1 | エフフォーリア | エピファネイア | ハーツクライ |
2020.5.31 | 1 | 5 | コントレイル | ディープインパクト | Unbridled's Song |
2020.5.31 | 2 | 12 | サリオス | ハーツクライ | Lomitas |
2019.5.26 | 1 | 1 | ロジャーバローズ | ディープインパクト | Librettist |
2019.5.26 | 2 | 7 | ダノンキングリー | ディープインパクト | Storm Cat |
2018.5.27 | 1 | 17 | ワグネリアン | ディープインパクト | キングカメハメハ |
2018.5.27 | 2 | 12 | エポカドーロ | オルフェーヴル | フォーティナイナー |
2017.5.28 | 1 | 12 | レイデオロ | キングカメハメハ | シンボリクリスエス |
2017.5.28 | 2 | 4 | スワーヴリチャード | ハーツクライ | Unbridled's Song |
2016.5.29 | 1 | 3 | マカヒキ | ディープインパクト | フレンチデピュティ |
2016.5.29 | 2 | 8 | サトノダイヤモンド | ディープインパクト | Orpen |
2015.5.31 | 1 | 14 | ドゥラメンテ | キングカメハメハ | サンデーサイレンス |
2015.5.31 | 2 | 1 | サトノラーゼン | ディープインパクト | Intikhab |
2014.6.1 | 1 | 2 | ワンアンドオンリー | ハーツクライ | タイキシャトル |
2014.6.1 | 2 | 13 | イスラボニータ | フジキセキ | Cozzene |
2013.5.26 | 1 | 1 | キズナ | ディープインパクト | Storm Cat |
2013.5.26 | 2 | 9 | エピファネイア | シンボリクリスエス | スペシャルウィーク |
勝ち馬の父は前述の通りディープインパクト(日本ダービー、ジャパンC)とハーツクライ(ドバイシーマクラシック)、そしてキングカメハメハ(日本ダービー)。2400mのG1勝ち馬ばかりだ。いずれも日本ダービーより前に重賞を勝っている点も共通項である。
◎プラス評価……父が2400mのG1勝利/父がダービー前に重賞勝利
母父成績はナスルーラ系とSS系以外のヘイルトゥリーズン系が勝率でリードするものの、幅広い系統から勝ち馬が出ている。勝ち馬10頭の母父は、5頭が海外種牡馬、2頭が輸入種牡馬、2頭が外国産馬(タイキシャトルとシンボリクリスエス)、残り1頭が持ち込み馬(キングカメハメハ)。内国産ではない方が良さそうだ。母母父は9頭が海外種牡馬だ。
勝ち馬の配合を見ると、父か母父のどちらかが(SS系を含む)ヘイルトゥリーズン系。勝利のために必須の条件といえるだろう。
〇プラス評価……母父が内国産馬ではない
〇プラス評価……母母父が海外種牡馬
〇プラス評価……父か母父のどちらかがヘイルトゥリーズン系
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母父の系統 | 1着 | 2着 | 3着 | 出走 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
サンデーサイレンス系 | 1 | 2 | 2 | 37 | 2.7% | 8.1% | 13.5% |
その他のヘイルトゥリーズン系 | 2 | 1 | 3 | 20 | 10.0% | 15.0% | 30.0% |
ミスタープロスペクター系 | 2 | 2 | 1 | 32 | 6.3% | 12.5% | 15.6% |
ノーザンダンサー系 | 3 | 4 | 1 | 64 | 4.7% | 10.9% | 12.5% |
ナスルーラ系 | 2 | 1 | 1 | 17 | 11.8% | 17.6% | 23.5% |
その他の系統 | 0 | 0 | 2 | 8 | 0.0% | 0.0% | 25.0% |
勝ち馬の母父には2歳〜3歳時にダート1600〜1800mで重賞を勝っている馬が多い。また芝でもダートでもマイルG1での好走歴があればプラス要素だろう。
レイデオロの祖母レディブロンド(1200mでデビュー5連勝)、ワグネリアンの祖母ブロードアピール(シルクロードS)、コントレイルの祖母Folkloreとシャフリヤールの母ドバイマジェスティ(1400mG1)、ドウデュースの母ダストアンドダイヤモンズ(1300mG2)といった顔ぶれからは、母系の短距離適性を重視したいところだ。
◎プラス評価……母父がダートで活躍/母父が芝マイルでG1連対かG2勝利
○プラス評価……母、祖母が短距離重賞勝ち馬
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勝ち馬の母父 | ダートでの主な実績 |
---|---|
Storm Cat | ヤングアメリカS(G1)1着など |
タイキシャトル | ユニコーンS(G3)1着 |
サンデーサイレンス | サンタアニタダービー(G1)1着など |
フレンチデピュティ | ジェロームH(G2)1着 |
シンボリクリスエス | ※産駒にサクセスブロッケンなど |
キングカメハメハ | ※産駒にホッコータルマエなど |
Librettist | − |
Unbridled's Song | BCジュヴェナイル(G1)1着 など |
Essence of Dubai | ノーフォークS(G2)1着など |
Vindication | BCジュヴェナイル(G1)1着など |
キタサンブラック産駒2頭が人気を集めそう。ソールオリエンスとスキルヴィングの比較では、母父Motivatorが芝マイルG1勝ち馬、母母父が海外種牡馬であるソールオリエンスが上位。ただし、いずれも母・祖母の実績が物足りない。父ハーツクライ×母父Unbridled's Songで走りそうなハーツコンチェルトも同様だ。
となるとディープインパクトとキングカメハメハの後継種牡馬に注目すべきか。
シーズンリッチは父ドゥラメンテ(皐月賞と日本ダービーの二冠)×母父ハーツクライ(ノットゥルノを出した)、祖母ラシャルマンテがラプラタ1000ギニー勝ちなど、プラス条件を数多く満たしている。同じくドゥラメンテ産駒ドゥラエレーデは母父オルフェーヴル(ウシュバテソーロを出した)、祖母マルペンサがアルゼンチンG1馬。サトノグランツも父サトノダイヤモンド×母チェリーコレクト(伊1000ギニー)×母父Oratorio(愛2000ギニー2着)で期待を持てる1頭だ。
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父 | ドゥラメンテ Duramente 2012年 鹿毛(安平町) |
キングカメハメハ King Kamehameha 2001年 鹿毛(早来町) |
Kingmanbo 1990年(米) |
Mr.Prospector | Raise a Native |
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Gold Digger | |||||
Miesque | Nureyev | ||||
Pasadoble | |||||
*マンファス 1991年 黒鹿(愛) |
Last Tycoon | Try My Best | |||
Mill Princess | |||||
Pilot Bird | Blakeney | ||||
The Dancer | |||||
アドマイヤグルーヴ Admire Groove 2000年 鹿毛(早来町) |
*サンデーサイレンス 1986年 青鹿(米) |
Halo | Hail to Reason | ||
Cosmah | |||||
シーズンリッチ Season Rich(JPN) 牡 3歳 父 8歳・母 8歳時産駒 2020年 鹿毛(安平町) |
Wishing Well | Understanding | |||
Mountain Flower | |||||
エアグルーヴ 1993年 鹿毛(早来町) |
*トニービン | Kampala | |||
Severn Bridge | |||||
ダイナカール | *ノーザンテースト | ||||
シヤダイフエザー | |||||
ハーツクライ Heart's Cry 2001年 鹿毛 (千歳市) |
*サンデーサイレンス 1986年 青鹿 (米) |
Halo | Hail to Reason | ||
Cosmah | |||||
Wishing Well | Understanding | ||||
Mountain Flower | |||||
アイリッシュダンス 1990年 鹿毛 (千歳市) |
*トニービン | Kampala | |||
Severn Bridge | |||||
母 | エバーシャルマン Ever Charmant 2012年 黒鹿(安平町) |
*ビユーパーダンス | Lyphard | ||
My Bupers | |||||
*ラシャルマンテ La Chamante 2006年 栗毛 (亜) |
Indygo Shiner 1998年 |
A.P. Indy | Seattle Slew | ||
Weekend Surprise | |||||
Navarra | El Gran Senor | ||||
Image of Reality | |||||
La Magie 1998年 |
Luhuk | Forty Niner | |||
Royal Stance | |||||
La Endemoniada | Senor Pete | ||||
La Endiablada |