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G1特集 東京優駿(日本ダービー)2024G1特集 東京優駿(日本ダービー)2024

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ジャスティンミラノ 無敗でクラシック二冠なるか

ジャスティンミラノ
皐月賞をコースレコードで勝利したジャスティンミラノ

新馬→共同通信杯→皐月賞と無傷の3連勝でクラシックを制覇。前走皐月賞はメイショウタバルがハイペースで飛ばす展開のなか、先団で追走して、直線では追い比べからしっかりと抜け出してきた。勝ちタイムの1分57秒1(良)はコースレコード。時計も凄かったが、初めて経験する中山芝2000mで、淀みないペースにも難なく対応して勝ち切った点を高く評価すべきだろう。東京芝に替わり、瞬発力が問われる展開になっても大丈夫なことは共同通信杯で証明済み。今回も最後は際どい勝負になるかもしれないが、二冠達成の期待は十分。

レガレイラ ウオッカ以来の快挙を目指す

昨年はホープフルSでシンエンペラーを2着に下してG1初制覇。前走皐月賞は1番人気に支持されるも6着に終わったが、後方追走で直線は大外から末脚を伸ばし、上がり3ハロンはメンバー中最速タイの33秒9をマーク。この馬本来の競馬はできており、勝ち馬と0.5秒差という内容も悲観する必要はない。今回はC.ルメール騎手に手綱が戻る予定。先週のオークスでチェルヴィニアを見事に勝利に導いたように、芝のG1では特に頼りになる騎手だ。2007年ウオッカ以来となる、牝馬による日本ダービー制覇というシーンがあってもおかしくない。

コスモキュランダ 皐月賞でも2着と地力を証明

コスモキュランダ
弥生賞ディープインパクト記念を制したコスモキュランダ

2走前の弥生賞ディープインパクト記念はトロヴァトーレやダノンエアズロック、シンエンペラーが人気を集めるなか、6番人気で出走し、3コーナーからロングスパートをきめて重賞初制覇を果たした。このレースでの評価が難しく、前走皐月賞でもシンエンペラーよりも低い7番人気だったが、ジャスティンミラノとクビ差の2着と好走してみせた。ここにきての充実が著しく、高い地力がある馬だと認識すべきだろう。ただ、近3走はすべて中山芝2000mだったことは確か。東京芝2400mだと勝手が違う面も出てくるかもしれない。

 
シュガークン 青葉賞を制した良血馬

シュガークン
青葉賞を勝利したシュガークン

半兄に2017年に春秋の天皇賞などG1・7勝を挙げたキタサンブラック(父ブラックタイド)がいる良血馬。デビューは今年2月と遅かったが、未勝利→大寒桜賞→青葉賞と3連勝を飾り、日本ダービーの出走に間に合った。その前走は先団を見ながらインコースで脚を溜め、直線で少し外に出されて末脚を伸ばして抜け出した。ダービーでも理想的だと考えられるコース取りができており、着差(アタマ差)以上に余裕がある走りでもあった。まだ、馬体は緩く、成長途上という印象だが、皐月賞組を相手にどこまで食い下がれるか注目だ。

シックスペンス 底知れぬ能力を秘める

昨年9月の新馬(中山芝1600m)→ひいらぎ賞と連勝していたが、勝ち時計・勝ちっぷりともに地味だった。ただ、前走スプリングSは鮮烈な走りで快勝。1000m通過が63秒1のスローペースだったが、レースのラスト3ハロンは12秒0-10秒9-10秒8という凄まじいラップ。特に最後の2ハロンの時計が強烈で、なかなか中山芝重賞で目にできる数字ではない。そんな流れを本馬は抜群の手ごたえで駆け抜けており、底知れぬ能力を感じさせる。皐月賞は自重し、まだ馬体は未完成。東京芝も初だが、常識を覆すような結果を出しても不思議ではない。

アーバンシック 皐月賞は追い込むも4着

デビュー戦から横山武史騎手が騎乗し、新馬(札幌芝1800m)→百日草特別と連勝。続く京成杯では初黒星を喫したが、勝ち馬とは0.1秒差の2着で、上がり3ハロンは33秒9とメンバー中最速だった。前走皐月賞は後方寄りで追走し、じっくりと脚を溜める作戦。直線では外から末脚を伸ばしたものの4着に終わった。厳しいペースにはなったが、レコードが出る高速馬場だったのは、この馬にとって不運だったかもしれない。今回、東京芝2400mに替わるのは悪くなさそうなので、もっと際どい上位争いに加わりたいところ。

シンエンペラー 地力はトップクラスも

重賞での好走実績はラジオNIKKEI杯京都2歳S1着、ホープフルSはレガレイラの2着、弥生賞ディープインパクト記念はコスモキュランダの2着。強敵との接戦経験があり、地力はメンバーでもトップクラスだろう。ただ、前走皐月賞は5着と初めて馬券圏外に敗れた。3〜4コーナーではジャスティンミラノを見ながら動いたが、直線で伸び切ることができなかった。凱旋門賞馬ソットサスの全弟という重厚な血統であること考えると、この時期は馬場が良く、時計も速くなっているのが辛そう。距離延長はプラスでも、良馬場の決め手勝負では分が悪いかもしれない。

メイショウタバル 皐月賞は暴走で度外視

6馬身差で圧勝した毎日杯は重馬場のなか、コース取りがうまくいったように見えたが、このパフォーマンスが高く評価され、前走皐月賞では4番人気になった。レースは注文通りハナを奪ったのはいいが、1000m通過が57秒5のハイペースでの大逃げ。さすがにこの展開で押し切るのは厳しく、シンガリの17着と惨敗したのも致し方がない。今回は距離2400mなのでもう少し慎重にレースを進めるであろうし、何が何でも逃げたいというタイプでもない。うまくいけば、劇的な変わり身があっても不思議はない一頭だろう。

ジューンテイク 京都新聞杯を勝利

芝1400mの新馬とマイル戦のこうやまき賞を勝ち、朝日杯フューチュリティSは見せ場十分の4着と善戦。その後はすみれS2着、若葉S5着、そして京都新聞杯で重賞初制覇を飾った。その前走は1枠から発走してスローペースの展開のなか、インの好位で追走。直線はラチ沿いの狭いスペースから抜け出した。かなりうまく立ち回ったという印象だが、ラスト800mでいい脚を長く使った。まだ距離適性はハッキリしないものの、2戦1勝2着1回の芝2200mはとても合っているようにみえる。距離延長は大丈夫でも、東京芝2400mの適性が鍵となりそうだ。

ショウナンラプンタ 青葉賞で2着と好走

2歳時は東京スポーツ杯4着、ホープフルS7着と重賞で好走はできなかった。しかし、今年に入りゆきやなぎ賞で2勝目を挙げると、前走青葉賞は7番人気ながら2着と好走。勝ち馬シュガークンとはタイム差なし(アタマ差)で入線し、貴重な日本ダービーへの優先出走権を獲得した。道中はジョッキーが手綱を引っ張っていないと、掛かってしまいそうな危うさがあるが、我慢して最後はいい脚を使っている。昨年は青葉賞でスキルヴィングの2着に敗れていたハーツコンチェルトが、日本ダービーで3着(6番人気)に好走。本馬も軽視はできないだろう。