第88回 東京優駿（日本ダービー） レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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シャフリヤールがエフフォーリアとの接戦を制しダービー制覇！

第88回日本ダービーは福永祐一騎手騎乗の4番人気シャフリヤールが中団で追走し、最後の直線は馬場の真ん中から鋭く伸びて優勝。前走毎日杯に続く連勝で、クラシック最高峰のビッグタイトルを獲得した。勝ち時計は2分22秒5（良）。鞍上の福永騎手は2018年ワグネリアン、20年コントレイルに続きこのレース3勝目。本馬を管理する藤原英昭調教師は10年エイシンフラッシュに続きこのレース2勝目となった。

2着はハナ差で横山武史騎手騎乗の1番人気エフフォーリア。3着は1馬身1/4差で吉田隼人騎手騎乗の9番人気ステラヴェローチェ。

レース展開・総括

バスラットレオンがハナへ行くがスローペース

スタートで大きな出遅れはなかった。外から押して17番バスラットレオンが先頭に立って1コーナーをカーブ。リードを3馬身ほど取って2コーナーへ向かった。2番手に14番タイトルホルダー、1馬身差の3番手に2番ヴィクティファルス。差がなく1番エフフォーリアだが、下げてインの先団。外から7番グラティアスが並んで追走。さらに差がなく16番サトノレイナスが迫り、10番シャフリヤールは馬群の中でエフフォーリアをマークするポジション。さらに差がなく6番バジオウと12番ワンダフルタウンが並んで中団。さらに8番ヨーホーレイク、13番グレートマジシャン、3番タイムトゥヘヴン、9番ラーゴム、11番ステラヴェローチェ、15番アドマイヤハダルと後方にかけて馬群がかたまった。1馬身差で5番ディープモンスター、3馬身切れた最後方から4番レッドジェネシスという隊列になった。

バスラットレオンはペースを落とし、1馬身ほどのリード。前半1000m通過は60秒3とかなり遅くなった。グラティアスが2番手に上がり、サトノレイナスもその外の好位へつけ、ディープモンスターとアドマイヤハダルも積極的にポジションを上げて行った。3〜4コーナーの途中でサトノレイナスがバスラットレオンに並びかけ、対するエフフォーリアは先団を見ながらじっと我慢して、最内で脚を溜めていた。

抜け出したエフフォーリアに襲い掛かったシャフリヤール

最後の直線に入り、各馬がいっせいの追い出し。残り400mではサトノレイナスとバスラットレオンが内と外にやや離れてわずかに先頭。この2頭の間からエフフォーリアが末脚を伸ばし、残り300mで先頭をうかがう位置に来た。外のサトノレイナスは懸命に食い下がるが、脚色はエフフォーリアの方がいい。残り200mからエフフォーリアの後ろにいたシャフリヤールが鋭い末脚で一気に接近。エフフォーリアの内側を狙って、進路を外から内へ変えた。

残り100mからはシャフリヤールとエフフォーリアが馬体を併せて壮絶な叩き合い。押さえ込んでゴールを目指すエフフォーリアに対し、ゴール寸前でシャフリヤールが際どく迫り、ほぼ並んでのゴール。写真判定の末、内のシャフリヤールが勝利していた。3着争いも3頭で際どくなったが、ステラヴェローチェが入った。

予想外のスローペースで難しい競馬になった

予想された通りバスラットレオンが主導権を握ったが、ペースが思いのほか遅くなり、レースの後半1000mは57秒0、600mは33秒9という上がりの競馬になった。そんなペースでも道中の隊列にかなり動きがあり、全体的には仕掛けやコース取りが難しい競馬になった。1番人気のエフフォーリアは慌てずに、サトノレイナスよりも仕掛けを遅らせて満を持して抜け出したが、シャフリヤールの強烈な瞬発力がそれを上回った。上位3頭の上がり3ハロンはいずれも33秒4とメンバー中最速。シャフリヤールとエフフォーリアは紙一重の際どい勝負だった。

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