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血統分析

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ノーザンダンサーとHaloのインブリードを持つライラックに注目!

1)ミスタープロスペクター系以外なら大きな差はなさそう

過去10年、好走数の多さではサンデーサイレンス(SS)系だが、率ではSS系以外のヘイルトゥリーズン系がリードし、ナスルーラ系やノーザンダンサー系にもチャンスはありそう。唯一苦戦しているのがミスタープロスペクター系だ。

〇プラス評価……父SS系以外のヘイルトゥリーズン系
 ●マイナス評価…父ミスタープロスペクター系

【父馬の系統別成績(過去10年)】

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種牡馬系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 6 6 7 99 6.1% 12.1% 19.2%
その他のヘイルトゥリーズン系 2 1 2 11 18.2% 27.3% 45.5%
ナスルーラ系 1 0 1 6 16.7% 16.7% 33.3%
ノーザンダンサー系 1 0 0 9 11.1% 11.1% 11.1%
ミスタープロスペクター系 0 3 0 33 0.0% 9.1% 9.1%
その他の系統 0 0 0 2 0.0% 0.0% 0.0%
【過去10年の連対馬の父と母父】

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日付 馬名 種牡馬 母父馬
2022.12.25 1 9 イクイノックス キタサンブラック キングヘイロー
2022.12.25 2 3 ボルトグフーシュ スクリーンヒーロー Layman
2021.12.26 1 10 エフフォーリア エピファネイア ハーツクライ
2021.12.26 2 5 ディープボンド キズナ キングヘイロー
2020.12.27 1 9 クロノジェネシス バゴ クロフネ
2020.12.27 2 14 サラキア ディープインパクト Lomitas
2019.12.22 1 6 リスグラシュー ハーツクライ American Post
2019.12.22 2 10 サートゥルナーリア ロードカナロア スペシャルウィーク
2018.12.23 1 8 ブラストワンピース ハービンジャー キングカメハメハ
2018.12.23 2 12 レイデオロ キングカメハメハ シンボリクリスエス
2017.12.24 1 2 キタサンブラック ブラックタイド サクラバクシンオー
2017.12.24 2 3 クイーンズリング マンハッタンカフェ Anabaa
2016.12.25 1 11 サトノダイヤモンド ディープインパクト Orpen
2016.12.25 2 1 キタサンブラック ブラックタイド サクラバクシンオー
2015.12.27 1 7 ゴールドアクター スクリーンヒーロー キョウワアリシバ
2015.12.27 2 9 サウンズオブアース ネオユニヴァース Dixieland Band
2014.12.28 1 4 ジェンティルドンナ ディープインパクト Bertolini
2014.12.28 2 6 トゥザワールド キングカメハメハ サンデーサイレンス
2013.12.22 1 6 オルフェーヴル ステイゴールド メジロマックイーン
2013.12.22 2 4 ウインバリアシオン ハーツクライ Storm Bird
 
2)母父は非主流血脈が狙い目か

母父が「その他の系統」という馬が3勝をマーク。マイナー血統が強いレースだ。母父ノーザンダンサー系の成績も安定している。

◎プラス評価……母父「その他の系統」
 ○プラス評価……母父ノーザンダンサー系
 ●マイナス評価…母父SS系以外のヘイルトゥリーズン系

 
【母父の系統別成績(過去10年)】

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母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 1 3 1 35 2.9% 11.4% 14.3%
その他のヘイルトゥリーズン系 0 1 0 16 0.0% 6.3% 6.3%
ナスルーラ系 1 1 1 19 5.3% 10.5% 15.8%
ノーザンダンサー系 4 5 2 51 7.8% 17.6% 21.6%
ミスタープロスペクター系 1 0 2 24 4.2% 4.2% 12.5%
その他の系統 3 0 4 15 20.0% 20.0% 46.7%
3)2400m型の父×短距離〜マイル型の母父

勝ち馬の父には芝2400mの国際的なG1で実績を残した馬が並ぶ。母父はメジロマックイーンとハーツクライのみ長距離型。あとは短距離〜マイル戦で活躍した馬が目立つ。また2019年までの勝ち馬にはノーザンダンサーのインブリード、近3年の勝ち馬にはHaloのインブリードがあった。

◎プラス評価……父が芝2400mのG1勝ち馬
 ◎プラス評価……母父が芝短距離〜マイルの重賞ウィナー
 ◎プラス評価……ノーザンダンサーかHaloのインブリードがある

【勝ち馬の父・母父の現役成績)】

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勝ち馬の父 重賞勝ち鞍
ステイゴールド 香港ヴァーズなど
ディープインパクト 日本ダービーなど
スクリーンヒーロー ジャパンカップなど
ブラックタイド スプリングS
ハービンジャー キングジョージなど
ハーツクライ ドバイシーマクラシックなど
バゴ 凱旋門賞など
エピファネイア ジャパンカップなど
キタサンブラック ジャパンカップなど
勝ち馬の母父 重賞勝ち鞍
メジロマックイーン 天皇賞(春)など
Bertolini ジュライS(芝1200m)
キョウワアリシバ ※葵Sで2着
Orpen モルニ賞(芝1200m)
サクラバクシンオー スプリンターズSなど
キングカメハメハ NHKマイルCなど
American Post 仏2000ギニーなど
クロフネ NHKマイルCなど
ハーツクライ 有馬記念など
キングヘイロー 高松宮記念など
4)母の母の父はマイル型かダート型がベター

勝ち馬の母の母の父には、朝日杯勝ち馬フジキセキなど芝マイル前後で活躍した馬と、ジャッジアンジェルーチなど北米ダート中距離型が多い。

〇プラス評価……母母父が芝マイル前後または北米ダート中距離で活躍

結論

注目馬は2頭。まずは父オルフェーヴル×母父キングカメハメハ、母母父フジキセキ、ノーザンダンサーとHaloのインブリードを持つライラック。ディープボンドは父キズナ×母父ノーザンダンサー系キングヘイローで、やはりノーザンダンサーとHaloのインブリードあり。

これらに続くのが父ハーツクライのドウデュース(母父Vindicationがダート型という点がネック)、スクリーンヒーロー産駒ウインマリリンか。父がミスタープロスペクター系ドゥラメンテのスターズオンアースとタイトルホルダー、母父がSS系マンハッタンカフェのタスティエーラあたりは強く推しづらい。

【ライラックの血統表】

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オルフェーヴル
  Orfevre
  2008年 栗毛(白老町)
ステイゴールド
  Stay Gold
  1994年 黒鹿(白老町)
*サンデーサイレンス
1986年 青鹿(米)
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ゴールデンサッシュ
1988年 栗毛
(白老町)
*デイクタス Sanctus
Doronic
ダイナサツシユ *ノーザンテースト
*ロイヤルサツシユ
オリエンタルアート
  Oriental Art
  1997年 栗毛(白老町)
メジロマックイーン
1987年 芦毛
(浦河町)
メジロテイターン メジロアサマ
*シエリル
ライラック
  Lilac(JPN)
  牝 4歳
  父11歳・母13歳時産駒
  2019年 鹿毛(浦河町)
メジロオーロラ *リマンド
メジロアイリス
エレクトロアート
1986年 栗毛
(早来町)
*ノーザンテースト Northern Dancer
Lady Victoria
*グランマ
  ステイーヴンス
Lt.Stevens
Dhow
キングカメハメハ
  King Kamehameha
  2001年 鹿毛(早来町)
Kingmanbo
1990年 (米)
Mr.Prospector Raise a Native
Gold Digger
Miesque Nureyav
Pasadoble
*マンファス
1991年 黒鹿(愛)
Last Tycoon Try My Best
Mill Princess
ヴィーヴァブーケ
  Viva Bouquet
  2006年 青鹿(静内町)
Pilot Bird Blakeney
The Dancer
ブルーリッジリバー
  Blue Ridge River
  1999年 黒鹿(静内町)
フジキセキ
1992年 青鹿
(千歳市)
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
*ミルレーサー Le Fabuleux
Marston's Mill
スカーレツトブルー
1982年 栗毛
(千歳市)
*ノーザンテースト Northern Dancer
Lady Victoria
*スカーレツトインク Crimson satan
Consentida