第65回 有馬記念 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
有馬記念を丸裸にしてみよう！

昨年は２番人気リスグラシューが優勝。２着に３番人気サートゥルナーリア、３着に４番人気ワールドプレミアが入った。

１）上位４番人気以内で大半の９勝

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【5.2.1.2】。17年キタサンブラックら半数の５勝をあげ、連対率70％・複勝率80％。２番人気馬は【2.1.2.5】で、昨年のリスグラシューら２勝。以下、３・４番人気馬がともに【1.1.2.6】で１勝ずつ。上位４番人気以内で大半の９勝をあげている。その他の１勝は15年にゴールドアクターが８番人気で勝利している。

２・３着馬は下位人気まで幅広く分布。過去10年中７年で８番人気以下の伏兵が１頭ずつ３着以内に激走している。馬連での万馬券は14年の１回のみと少なく、大波乱こそないものの、上位人気馬が勝利して２・３着に人気薄が入るヒモ荒れとなるケースがある。

２）連対率は内枠優勢、大外の８枠は不振

枠番別成績は、内めの１〜４枠に入った馬が【7.7.2.60】で７勝をあげ、連対率18.4％・複勝率21.1％。対して、外めの５〜８枠の馬は【3.3.8.66】で連対率7.5％・複勝率17.5％。複勝率に大きな差はないものの、連対率では１〜４枠が２倍以上高く、優勢を示している。なお、大外の８枠は【0.0.1.19】で連対馬が出ておらず、複勝率5.0％と不振傾向にある。

また、馬番別では６番【2.2.0.5】で複勝率44.4％、７番【1.1.2.6】で同40.0％と優秀。対して、大外の馬番に入った馬は【0.0.0.10】と厳しい。

３）菊花賞組が最多の４勝で好相性

前走レース別成績は菊花賞組が【4.1.2.3】。一昨年のブラストワンピースら最多の４勝をあげ、連対率50％・複勝率70％と非常に高い。昨年はワールドプレミアが３着に入り、出走馬がいる年は必ず１頭馬券に絡んでいる。

出走数が抜けて多いジャパンＣ組は【3.4.6.47】で17年キタサンブラックら３勝で、連対率11.7％・複勝率21.7％。この中で今回の有馬記念が休み明け３戦目の馬が【2.4.6.27】で複勝率30.8％と優秀だ。休み明け２戦目【0.0.0.5】、同４戦目【1.0.0.13】は11年以降好走馬が出ていない。

他ではアルゼンチン共和国杯組は【1.0.0.5】で、15年ゴールドアクターが勝利。天皇賞（秋）組は【0.2.0.13】、エリザベス女王杯組は【0.1.0.14】でともに勝ち馬が出ていない。

４）前走馬体重520キロ以上の大型馬に注目

前走馬体重別成績で勝ち馬10頭はすべて460キロ以上だった。中でも前走520キロ以上の大型馬はのべ【2.3.3.8】で一昨年のブラストワンピースら２勝をあげ、連対率31.2％・複勝率50.0％と優秀だ。対して、前走460キロ未満の馬は【0.1.0.23】で、12年２着オーシャンブルーしか好走していない。

また過去10年でオルフェーヴル、キタサンブラック、ゴールドシップ、ゴールドアクター、トゥザグローリー、シュヴァルグランと６頭が複数年で３着以内に入っている。過去に好走歴がある馬には注意が必要だ。

【有馬記念過去10年】

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