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血統分析

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父SS系でノーザンダンサーのインブリードあるワールドプレミアが一番手!

1)サンデーサイレンス系の優位が続く

過去10年間でサンデーサイレンス(SS)系が8勝。勝率が飛び抜けて高いわけではないが、まずは中心だろう。その他のヘイルトゥリーズン系とノーザンダンサー系も数字の上では無視できない。

〇プラス評価……父サンデーサイレンス系
 ●マイナス評価…父ミスタープロスペクター系/父ナスルーラ系

【父馬の系統別成績(過去10年)】

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種牡馬系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 8 6 6 97 8.2% 14.4% 20.6%
その他のヘイルトゥリーズン系 1 0 1 8 12.5% 12.5% 25.0%
ノーザンダンサー系 1 0 0 7 14.3% 14.3% 14.3%
ミスタープロスペクター系 0 4 3 35 0.0% 11.4% 20.0%
ナスルーラ系 0 0 0 9 0.0% 0.0% 0.0%
【過去10年の連対馬の父と母父】

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日付 馬名 種牡馬 母父馬
2019.12.22 1 6 リスグラシュー ハーツクライ American Post
2019.12.22 2 10 サートゥルナーリア ロードカナロア スペシャルウィーク
2018.12.23 1 8 ブラストワンピース ハービンジャー キングカメハメハ
2018.12.23 2 12 レイデオロ キングカメハメハ シンボリクリスエス
2017.12.24 1 2 キタサンブラック ブラックタイド サクラバクシンオー
2017.12.24 2 3 クイーンズリング マンハッタンカフェ Anabaa
2016.12.25 1 11 サトノダイヤモンド ディープインパクト Orpen
2016.12.25 2 1 キタサンブラック ブラックタイド サクラバクシンオー
2015.12.27 1 7 ゴールドアクター スクリーンヒーロー キョウワアリシバ
2015.12.27 2 9 サウンズオブアース ネオユニヴァース Dixieland Band
2014.12.28 1 4 ジェンティルドンナ ディープインパクト Bertolini
2014.12.28 2 6 トゥザワールド キングカメハメハ サンデーサイレンス
2013.12.22 1 6 オルフェーヴル ステイゴールド メジロマックイーン
2013.12.22 2 4 ウインバリアシオン ハーツクライ Storm Bird
2012.12.23 1 13 ゴールドシップ ステイゴールド メジロマックイーン
2012.12.23 2 6 オーシャンブルー ステイゴールド Dashing Blade
2011.12.25 1 9 オルフェーヴル ステイゴールド メジロマックイーン
2011.12.25 2 5 エイシンフラッシュ King's Best Platini
2010.12.26 1 1 ヴィクトワールピサ ネオユニヴァース Machiavellian
2010.12.26 2 7 ブエナビスタ スペシャルウィーク Caerleon
 
2)母父は非主流血脈が狙い目か

オルフェーヴル、ゴールドシップ、ゴールドアクターら母父が「その他の系統」という馬が活躍。母父ミスタープロスペクター系も及第点だろう。

◎プラス評価……母父「その他の系統」
 ○プラス評価……母父ミスタープロスペクター系
 ●マイナス評価…母父SS系〜ヘイルトゥリーズン系

【母父の系統別成績(過去10年)】

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母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 0 2 2 27 0.0% 7.4% 14.8%
その他のヘイルトゥリーズン系 0 1 0 13 0.0% 7.7% 7.7%
ノーザンダンサー系 2 4 0 41 4.9% 14.6% 14.6%
ミスタープロスペクター系 2 0 2 24 8.3% 8.3% 16.7%
ナスルーラ系 1 2 2 30 3.3% 10.0% 16.7%
その他の系統 5 1 4 21 23.8% 28.6% 47.6%
3)2400m型の父×短距離型の母父

勝ち馬の父には芝2400mで実績を残した馬がズラリと並ぶ。母父は、純ステイヤーのメジロマックイーンを除けば短距離〜マイル戦で活躍した馬が目立つ。また勝ち馬9頭のうちヴィクトワールピサ以外の8頭には、5代前までにノーザンダンサーのインブリードがあった。

◎プラス評価……父が芝2400mのG1勝ち馬
 ◎プラス評価……母父が芝短距離〜マイルの重賞ウィナー
 ◎プラス評価……ノーザンダンサーのインブリードがある

【勝ち馬の配合】

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勝ち馬の父 重賞勝ち鞍
ネオユニヴァース 日本ダービーなど
ステイゴールド 香港ヴァーズなど
ディープインパクト 日本ダービーなど
スクリーンヒーロー ジャパンカップなど
ブラックタイド スプリングS
ハービンジャー キングジョージなど
ハーツクライ ドバイシーマクラシックなど
勝ち馬の母父 重賞勝ち鞍
Machiavellian サラマンドル賞など
メジロマックイーン 天皇賞(春)など
Bertolini ジュライS
キョウワアリシバ (葵Sで2着)
Orpen モルニ賞
サクラバクシンオー スプリンターズSなど
キングカメハメハ NHKマイルCなど
American Post 仏2000ギニーなど
4)母の母の父はマイル型がベター

勝ち馬の母の母の父は、英セントレジャーなどを勝ったBustino(ヴィクトワールピサ)を除くと、1400〜1800mあたりを中心に走った馬ばかり。マイル前後の重賞勝ち鞍があれば強調材料となりそうだ。

〇プラス評価……母の母の父がマイル前後で活躍

結論

ワールドプレミアは父ディープインパクト×母父その他の系統Acatenango、母母父Be My Guestはマイル重賞勝ち馬で、ノーザンダンサーのインブリードあり。ラッキーライラックは父オルフェーヴル×母父ミスタープロスペクター系Flower Alley(マイル重賞勝ち馬)、母母父Seattle SlewはマイルG1馬。前者は母父の短距離実績、後者はノーザンダンサーのインブリードがない点は不満も、一応はこの2頭の戦いか。

これを追うのが父ディープインパクト×母父ノーザンダンサー系Storm Catでノーザンダンサーのインブリードを持ち、母母父がミスタープロスペクターのラヴズオンリーユー。

クロノジェネシスは父バゴがナスルーラ系、オーソリティは母父がヘイルトゥリーズン系シンボリクリスエスという点が懸念材料だ。

【ワールドプレミアの血統表】

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ディープインパクト
 Deep Impact
 2002年 鹿毛(早来町)
*サンデーサイレンス
 Sunday Silence
 1986年 青鹿(米)
Halo
1969年(米)
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well
1975年
Understanding Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss
*ウインドインハーヘア
 Wind In Her Hair
 1991年 鹿毛(愛)
Alzao
1980年
Lyphard Northern Dancer
Goofed
ワールドプレミア
 World Premiere(JPN)
 牡 4歳 父14歳・母16歳時産駒
 2016年 黒鹿(安平町)
Lady Rebecca Sir Ivor
Pocahontas
Burghclere
1977年
Busted Crepello
Sans Le Sou
Highclere Queen's Hussar
Highlight
Acatenango
 1982年(独)
Surumu
1974年
Literat Birkhahn
Lis
Surama Reliance
Suncourt
Aggravate
1966年
Aggressor Combat
Phaetonia
*マンデラ
 Mandela
 2000年 栗毛(独)
Raven Locks Mr Jinks
Gentlemen's Relish
Mandellicht
 1994年
Be My Guest
1974年
Northern Dancer Nearctic
Natalma
What a Treat Tudor Minsterel
Rare Treat
Mandelauge
1989年
Elektrant Dschingis Khan
Elektra
Mandriale Norfolk
Mariapolis