第64回 有馬記念 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
有馬記念を丸裸にしてみよう！

昨年は３番人気の３歳馬ブラストワンピースが勝利。２着に１番人気レイデオロ、３着に９番人気シュヴァルグランが入った。

１）ヒモ荒れが目立つ一戦

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【5.3.1.1】。一昨年のキタサンブラックら半数の５勝をあげ、連対率80％・複勝率90％と高い。２番人気馬は【2.1.2.5】で、2010年ヴィクトワールピサら２勝。以下、３・４・８番人気馬が１勝ずつ。８番人気馬は15年ゴールドアクターが勝利している。

２・３着馬は下位人気まで幅広く分布。昨年は３着に９番人気シュヴァルグランが好走。13年・16年を除いて、８番人気以下の伏兵が毎年１頭は３着以内に激走している。馬連での万馬券は14年の１回のみ。１番人気馬からのヒモ荒れが目立つ一戦だ。

２）ジャパンＣ組は休み明け３戦目の馬に注目

前走レース別成績は、出走数が抜けて多いジャパンカップ組が【3.4.7.47】。一昨年のキタサンブラックら３勝で、連対率11.5％・複勝率23.0％。昨年は３着シュヴァルグランが該当しており、毎年１頭は３着以内に入っている。

これらジャパンＣ組は今回の有馬記念が休み明け何戦目かに注目。休み明け３戦目の馬が【2.4.6.25】で、連対率16.2％・複勝率32.4％。09年を除いて毎年１頭は３着以内に入っており、この組の３着以内馬14頭中12頭を占めている。好走馬12頭中11頭は前走ジャパンＣで５番人気以内に支持されていた。また、休み明け４戦目の馬は【1.0.1.15】で、10年ヴィクトワールピサが勝利している。なお、休み明け２戦目【0.0.0.5】、５戦以上【0.0.0.2】の馬はそれぞれ苦戦傾向にある。

３）菊花賞組が最多の４勝で好相性

前走ジャパンＣ組以外では菊花賞組が【4.1.1.5】。昨年のブラストワンピースら最多の４勝をあげ、連対率45.5％・複勝率54.5％と好相性を示している。３着以内馬６頭中５頭は前走菊花賞で２番人気以内に支持されていた。

また、天皇賞・秋組は【1.1.0.10】で09年ドリームジャーニーが勝利。昨年２着のレイデオロも含めて、連対馬２頭はその年のＧ１で優勝した経験があった。凱旋門賞組は【1.0.1.2】で13年オルフェーヴルが制している。３着以内馬２頭はともに有馬記念で１番人気に支持されていた。優勝馬10頭中９頭は前走でこれらのＧ１に出走しており、Ｇ２以下からの優勝馬は15年ゴールドアクター（アルゼンチン共和国杯組【1.0.0.6】）１頭しか出ていない。

他ではエリザベス女王杯組、金鯱賞組（11月末〜12月開催時）がともに【0.2.0.13】、中日新聞杯組は【0.0.1.0】。なお、ステイヤーズＳ組は【0.0.0.10】と不振だ。

４）連対率は内枠優勢、大外の馬番は不振

枠順別成績は、内めの１〜４枠に入った馬が６勝、外めの５〜８枠に入った馬が４勝。ただし、２着は内め８回、外め２回と差がある。１〜４枠はのべ【6.8.2.60】で連対率18.4％に対して、５〜８枠は【4.2.8.66】で同7.5％。連対率で内枠が大幅に上回っている。

また、馬番別では６番の馬が【1.2.1.5】で13年オルフェーヴルが勝利し、連対率33.3％・複勝率44.4％でトップ。なお、過去10年で大外の馬番に入った馬は【0.0.0.10】と厳しい結果となっている。

【有馬記念過去10年】

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