第63回 有馬記念 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
有馬記念を丸裸にしてみよう！

昨年は１番人気キタサンブラックが逃げ切り勝ち。２着には８番人気クイーンズリングが激走し、３着には３番人気シュヴァルグランが入った。

１）順当か波乱か、両極端の結果に

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【6.2.1.1】。昨年のキタサンブラックら過半数の６勝をあげ、連対率80％・複勝率90％と高い。２番人気馬は【2.1.2.5】で、2010年ヴィクトワールピサら２勝。一方、３番人気馬は【0.0.2.8】で勝ち星がなく、複勝率20％と低い。以下、４・８番人気馬が１勝ずつ。８番人気馬は15年ゴールドアクターが勝利している。

２・３着馬は下位人気まで幅広く分布。13年と一昨年を除いて、８番人気以下の伏兵が１頭は３着以内に激走している。馬連での万馬券は08年・14年の２回。人気どおりで決まった一昨年のように堅く決まる年もあれば、14番人気アドマイヤモナークが２着に激走して大波乱となった08年のような年もある。順当か波乱か、両極端な結果となっている。

２）ジャパンＣ組は休み明け３戦目の馬に注目

前走レース別成績は、出走数が抜けて多いジャパンカップ組が【3.5.6.48】。昨年のキタサンブラックら３勝で、連対率12.9％・複勝率22.6％。昨年は１・３着が該当しており、毎年１頭は３着以内に入っている。

これらジャパンＣ組は今回の有馬記念が休み明け何戦目かに注目。休み明け３戦目の馬が【2.4.5.26】で、連対率16.2％・複勝率29.7％。近８年で毎年１頭は３着以内に入っており、この組の３着以内馬14頭中11頭を占めている。これら11頭中10頭は前走ジャパンＣで５番人気以内に支持されていた。また、休み明け４戦目の馬は【1.1.1.14】で、10年ヴィクトワールピサが勝利している。なお、休み明け２戦目【0.0.0.5】、５戦以上【0.0.0.3】の馬はそれぞれ苦戦傾向にある。

３）菊花賞組が３勝で好成績

前走ジャパンＣ組以外では菊花賞組が【3.1.1.5】で一昨年のサトノダイヤモンドら最多タイの３勝をあげ、連対率40％・複勝率50％と好成績を示している。また、天皇賞・秋組は【2.0.1.8】で、09年ドリームジャーニーら２勝をあげている。前走アルゼンチン共和国杯組は【1.0.0.6】で15年ゴールドアクターが勝利。勝ち馬10頭中９頭は前走で国内外のＧ１を使われていた。

他ではエリザベス女王杯組【0.2.0.12】、金鯱賞組【0.2.0.13】、中日新聞杯組【0.0.1.0】からそれぞれ好走馬が出ている。なお、ステイヤーズＳ組は【0.0.0.12】と苦戦傾向にある。

４）内枠優勢、馬番15・16番は不振

枠順別成績は、内目の１〜４枠に入った馬が５勝、外目の５〜８枠に入った馬が５勝と互角。ただし、２着は内目８回、外目２回とかなり差がある。内目の１〜４枠はのべ【5.8.3.58】で勝率6.8％・連対率17.6％・複勝率21.6％に対して、外目の５〜８枠は【5.2.7.66】で勝率6.3％・連対率8.8％・複勝率17.5％。連対率では内枠が大幅に上回っており、内枠優勢の傾向が出ている。

また、馬番別では６番の馬が【1.2.2.4】で13年オルフェーヴルが勝利し、連対率33.3％・複勝率55.6％でトップ。３着以内馬５頭中４頭は９番人気以下の人気薄だった。なお、外の15番・16番の馬は【0.0.0.8】で、ともに不振傾向にある。

【有馬記念過去10年】

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