第63回 有馬記念 レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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ブラストワンピース、グランプリでＧ１初制覇！

第63回有馬記念は池添謙一騎手騎乗の３番人気ブラストワンピースが、中団よりやや前目の追走から、４コーナーで外からスパート。最後の直線では叩き合いを制して、見事に優勝した。勝ち時計は2分32秒2（稍重）。鞍上の池添騎手は2009年のドリームジャーニー、11年と13年のオルフェーヴルに続き、このレースは４勝目。本馬を管理する大竹正博調教師は嬉しいＧ１初勝利となった。

２着はＣ・ルメール騎手騎乗の１番人気レイデオロ。３着は１馬身1/4差でＨ・ボウマン騎手騎乗の９番人気シュヴァルグラン。

レース展開・総括

キセキが速いペースで引っ張る

スタートで10番ミッキースワローがやや出負け。１番オジュウチョウサンが出して行く姿勢を見せたが、外から14番キセキが交わしてハナを切った。やや外に振られながらも最初の４コーナーをカーブ。スタンド前の直線に入った。２番手の内にオジュウチョウサンで、外に並んで11番ミッキーロケット。１馬身差の内に２番クリンチャーで、中に３番モズカッチャン、外に７番サウンズオブアース。その後ろに差がなく４番マカヒキ、６番サトノダイヤモンド、外に８番ブラストワンピース。１馬身ほど切れて12番レイデオロが中団。内に５番パフォーマプロミスと13番スマートレイアー。その後ろから15番シュヴァルグラン。２馬身差の後方に９番リッジマン、16番サクラアンプルール。さらに２馬身差の最後方からミッキースワローという隊列になった。

キセキは単独の先頭だが、前半1000m通過は約60秒8。馬場を考慮するとやや速いペースか。リードは３馬身ほどで向正面の直線へ。ミッキーロケットが２番手に上がり、３番手にオジュウチョウサン。その後ろの隊列はあまり変わらず、先団を見ながらブラストワンピース。中団にレイデオロ。その後ろからシュヴァルグランが追走した。

レイデオロの追撃を押さえ切る

キセキはリードを５馬身ほどに広げて３コーナーを通過。さらにペースを上げて４コーナーに向かった。ミッキーロケットとオジュウチョウサンは手綱が動いたが、２番手をキープ。その後ろからブラストワンピースがスパートをかけ、同馬を見ながらレイデオロが動いた。

キセキは最後の直線に入り、リードはまだ３馬身ほど。オジュウチョウサンは内で食い下がるが、徐々に苦しくなった。ミッキーロケットが粘り、その外からブラストワンピースがじわじわと迫る。残り200mでブラストワンピースが２番手に並びかけ、最後の坂を駆け上がる。内で粘るキセキに対し、着実に差を詰めて捕らえる勢い。しかし、外からレイデオロの猛追。最後はこの２頭で叩き合い、ブラストワンピースがわずかにレイデオロの追撃を押さえ切った。

強い３歳世代、有馬記念も制覇

勝ったブラストワンピースはスタートが決まり、道中もいつもより前目での追走。勝負どころでは外から決断よくスパートをかけると、長くいい脚を使い、勢いよく最後の直線へ。ゴール前では、レイデオロとの競り合いに勝った。ダービーと菊花賞では悔しい結果になったが、ようやくＧ１で勝利することができた。稍重馬場になったことも幸いしたが、これからもっと強くなる馬だろう。ジャパンＣではアーモンドアイが勝利しており、あらためて３歳世代の強さ・勢いを感じさせる結果となった。

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