第63回 有馬記念 血統分析｜G�T特集

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２年前の勝ち馬サトノダイヤモンドの復活に期待！

1）サンデーサイレンス系の優位が続く

過去10年間でサンデーサイレンス系が９勝。１〜３着独占が３回、ワン・ツー・フィニッシュが３回ある。１番人気も10年連続この系統で、６勝・２着２回・３着１回。まずは中心と考えて間違いない。

◎プラス評価……父サンデーサイレンス系
　○プラス評価……父がその他のヘイルトゥリーズン系
　●マイナス評価…父が上記以外

【父馬の系統別成績】

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）母父は非主流血脈が狙い目か

母の父の系統別成績では「その他の系統」に注目。母父メジロマックイーン（マイバブ系）のドリームジャーニー、オルフェーヴル、ゴールドシップが計４勝をあげ、母父キョウワアリシバ（レイズアネイティヴ系）のゴールドアクターも１着と３着がある。ノーザンダンサー系の安定感も見逃せない。

実は勝ち馬９頭の母の母の父も、３頭が「その他の系統」、４頭がノーザンダンサー系。この両系統が入れば強調材料となりそうだ。

◎プラス評価……母父が「その他の系統」
　○プラス評価……母父がノーザンダンサー系
　●マイナス評価…母母父が「その他の系統」かノーザンダンサー系

【母父の系統別成績】

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3）2400ｍ型の父×欧州マイル型の母父

勝ち馬の父は、ステイゴールド、ネオユニヴァース、ディープインパクト、スクリーンヒーローと芝2400ｍで実績を残した馬がズラリ。いっぽう母父は、メジロマックイーン、キョウワアリシバ（マイルでも2600ｍでも勝利）、サクラバクシンオーと、日本で走った馬はタイプがバラバラだが、それ以外はノーザンテースト（フォレ賞１着）やMachiavellian（サラマンドル賞１着）など欧州の芝マイル以下で好走した馬が目立つ。

◎プラス評価……父が芝2400ｍのＧＩ勝ち馬
　◎プラス評価……母父が欧州の芝マイル路線で好走

4）母の成績も重要となる

ゴールドアクターやキタサンブラックなど母系に実績のない馬も勝っているが、母自身・その産駒が重賞で勝ち負けしていればプラス要素となりそうだ。

◎プラス評価……母が重賞勝ち馬
　○プラス評価……兄や姉に活躍馬がいる

【勝ち馬の母系・兄姉などの成績】

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結論

父が芝2400ｍのＧ１勝ち鞍を持つサンデーサイレンス系×母父は「その他の系統」かノーザンダンサー系（欧州の芝マイル路線で好走した馬）という配合で、母の現役成績・繁殖成績が優秀なら文句なし。

今年この条件にフィットするのは、すでに有馬記念を勝っているサトノダイヤモンドくらいしかいない。次点がシュヴァルグラン（父ハーツクライ、母５勝、母父Machiavellian、母母父ノーザンダンサー系、姉ヴィルシーナ）か。

レイデオロ、キセキ、ミッキーロケットらは父ミスタープロスペクター系、ブラストワンピースとモズカッチャンは父ノーザンダンサー系、オジュウチョウサンは母父がヘイルトゥリーズン系で、いずれも不安を抱える。

【サトノダイヤモンドの血統表】

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