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第174回天皇賞(秋)は戸崎圭太騎手騎乗の4番人気ダノンデサイルが後方を追走し、直線では大外から豪快に差し切って優勝。2024年の日本ダービー、2025年のドバイシーマクラシックに続き、G1・3勝目を飾った。勝ちタイムは1分56秒7(良)。鞍上の戸崎騎手、本馬を管理する安田翔伍調教師ともにこのレース初勝利となった。
2着は2馬身半差で川田将雅騎手騎乗の8番人気ネブラディスク。3着はさらに3/4馬身差で岩田望来騎手騎乗の3番人気レガレイラ。なお、1番人気に支持されたクロワデュノールは5着に敗れた。
4番レディネスが先頭で2コーナーを通過した。ほぼ並ぶ形で13番リアライズシリウスが2番手。2馬身差の3番手に12番コスモキュランダ、半馬身差の内に9番ホウオウビスケッツ。1馬身差で16番ジョバンニが続き、2番エルトンバローズ、1番クロワデュノール、6番セイウンハーデスが中団を形成。1馬身差で3番レガレイラと15番サクラファレル。2馬身差で8番ジュンブロッサム、10番ネブラディスク、11番シェイクユアハートと続き、後方集団に7番マスカレードボール、5番シャンパンカラー、17番ダノンデサイル。さらに2馬身差の最後方に14番タガノデュードという隊列になった。
1000m通過は58秒8。中盤でややペースが緩み、後半は速い脚が問われる展開となった。先頭はレディネスで、2番手はリアライズシリウス。その後ろの隊列にも大きな動きはなく、各馬は4コーナーを通過して直線へと入った。
レディネスは馬場の4分どころへ進路を取り、レガレイラは内へ進路を取った。クロワデュノールは馬場の真ん中から馬群を割ろうとし、マスカレードボールはレガレイラについていこうとしたが、進路が狭くなり、いったん下げて外に持ち出す形になった。シェイクユアハートは外から追い出され、さらに大外からダノンデサイルが鋭い末脚で伸びてきた。残り200mで馬場の真ん中からネブラディスクが抜け出したが、離れた外からダノンデサイルがそれを上回る勢いで伸びてきた。3番手にはレガレイラが上がり、クロワデュノールはその後ろで脚色が鈍った。結局、ダノンデサイルが豪快に突き抜けて勝利を飾った。
ダノンデサイルは8枠17番の大外枠が懸念されたが、終わってみれば目の覚めるような完勝劇を披露。レースのラスト4ハロンが11秒8-11秒4-11秒3-11秒3と後半に速いラップが続く展開の中、上がり3ハロン32秒9の末脚で突き抜けた内容は非常に強かった。結果的には大外枠を引いたことで思い切って後方に下げ、脚をじっくりとためられたことが功を奏したかもしれない。
2着ネブラディスクは成長ぶりとポテンシャルの高さを示した。クロワデュノールは今回、決め手で見劣った。マスカレードボールはコース取りがうまくいかない面はあったものの、敗因についてはさらに検討が必要だろう。