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天皇賞(秋)2025
血統分析

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父ドゥラメンテ、祖母ビハインドザマスクのマスカレードボールに注目!

1)アタマならヘイルトゥリーズン系とミスタープロスペクター系

過去10年の勝率はサンデーサイレンス(SS)系以外のヘイルトゥリーズン系とミスタープロスペクター系が双璧。勝率の低いSS系は10年連続連対中なので連軸として考えるのがよさそうだ。

◎プラス評価……父SS系以外のヘイルトゥリーズン系/父ミスタープロスペクター系
 ●マイナス評価…父ノーザンダンサー系/父ナスルーラ系

【父馬の系統別成績(過去10年)】

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種牡馬系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 4 7 6 88 4.5% 12.5% 19.3%
その他のヘイルトゥリーズン系 2 0 0 9 22.2% 22.2% 22.2%
ミスタープロスペクター系 4 1 1 31 12.9% 16.1% 19.4%
ノーザンダンサー系 0 2 2 15 0.0% 13.3% 26.7%
ナスルーラ系 0 0 1 4 0.0% 0.0% 25.0%
その他の系統 0 0 0 1 0.0% 0.0% 0.0%
【過去10年の連対馬の父と母父】

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日付 馬名 種牡馬 母父馬
2024.10.27 1 7 ドウデュース ハーツクライ Vindication
2024.10.27 2 4 タスティエーラ サトノクラウン マンハッタンカフェ
2023.10.29 1 7 イクイノックス キタサンブラック キングヘイロー
2023.10.29 2 6 ジャスティンパレス ディープインパクト Royal Anthem
2022.10.30 1 7 イクイノックス キタサンブラック キングヘイロー
2022.10.30 2 3 パンサラッサ ロードカナロア Montjeu
2021.10.31 1 5 エフフォーリア エピファネイア ハーツクライ
2021.10.31 2 1 コントレイル ディープインパクト Unbridled's Song
2020.11.1 1 9 アーモンドアイ ロードカナロア サンデーサイレンス
2020.11.1 2 6 フィエールマン ディープインパクト Green Tune
2019.10.27 1 2 アーモンドアイ ロードカナロア サンデーサイレンス
2019.10.27 2 9 ダノンプレミアム ディープインパクト Intikhab
2018.10.28 1 4 レイデオロ キングカメハメハ シンボリクリスエス
2018.10.28 2 9 サングレーザー ディープインパクト Deputy Minister
2017.10.29 1 7 キタサンブラック ブラックタイド サクラバクシンオー
2017.10.29 2 2 サトノクラウン Marju Rossini
2016.10.30 1 8 モーリス スクリーンヒーロー カーネギー
2016.10.30 2 12 リアルスティール ディープインパクト Storm Cat
2015.11.1 1 8 ラブリーデイ キングカメハメハ ダンスインザダーク
2015.11.1 2 14 ステファノス ディープインパクト クロフネ
 
2)母父はSS系が一応の主軸。母父ノーザンダンサー系は惜敗続き

母父としてはSS系とナスルーラ系が勝率・複勝率とも優秀。馬券に絡むことの多いノーザンダンサー系だが勝率は低いのでヒモ候補だろう。

○プラス評価……母父SS系/母父ナスルーラ系

【母父の系統別成績(過去10年)】

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母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 4 1 2 30 13.3% 16.7% 23.3%
その他のヘイルトゥリーズン系 1 1 0 12 8.3% 16.7% 16.7%
ミスタープロスペクター系 0 2 2 29 0.0% 6.9% 13.8%
ノーザンダンサー系 3 6 3 51 5.9% 17.6% 23.5%
ナスルーラ系 2 0 2 15 13.3% 13.3% 26.7%
その他の系統 0 0 1 11 0.0% 0.0% 9.1%
3)父には芝2400mか東京マイルのG1勝ち鞍が欲しい

勝ち馬の父はほとんどが芝2400mのG1ウィナー。東京のマイルG1勝ちもプラス材料となりうる。母父に芝2400m以上・芝1200m・北米ダートのG1勝ち鞍があればベターだ。

◎プラス評価……父に芝2400mG1の勝ち鞍がある
 〇プラス評価……父が東京マイルG1の勝ち馬
 〇プラス評価……母父が芝長距離か1200m、北米ダートG1の勝ち馬

【勝ち馬(過去10年)の父と母父 主なG1勝ち鞍】

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勝ち馬 父の主なG1勝ち鞍 母父 母父の主なG1勝ち鞍
ラブリーデイ キングカメハメハ NHKマイルC/
日本ダービー
ダンスインザダーク 菊花賞
モーリス スクリーンヒーロー ジャパンC カーネギー 凱旋門賞
キタサンブラック ブラックタイド (スプリングS) サクラバクシンオー スプリンターズS
レイデオロ キングカメハメハ NHKマイルC/
日本ダービー
シンボリクリスエス 天皇賞(秋)/
有馬記念
アーモンドアイ ロードカナロア 安田記念/
香港スプリント
サンデーサイレンス 米BCクラシック
(ダ2000m)
エフフォーリア エピファネイア 菊花賞/
ジャパンC
ハーツクライ ドバイシーマクラシック
イクイノックス キタサンブラック 菊花賞/
ジャパンC
キングヘイロー 高松宮記念
ドウデュース ハーツクライ 有馬記念/
ドバイSC
Vindication 米BCジュヴェナイル
(ダ1800m)
4)母系の潜在能力に要注目

エリザベス女王杯を制したフサイチパンドラの娘アーモンドアイ、マーメイドS勝ち馬シャトーブランシュから生まれたイクイノックスなど、1着馬は母・祖母・曾祖母・四代母のどれかが重賞ウィナーだ。その勝ち鞍が2000m以上であれば、さらに強調できる。

◎プラス評価……母〜四代母が重賞ウィナー

結論

父ミスタープロスペクター系×母父SS系の3歳馬2頭に注目。父リオンディーズに芝2400m・東京マイルのG1勝ち鞍がないミュージアムマイルより、父が日本ダービー馬ドゥラメンテ、祖母ビハインドザマスクが重賞ウィナーというマスカレードボールが上位だ。

次いでロードカナロア産駒で母父SS系の5歳馬2頭。ブレイディヴェーグは祖母ミュージカルウェイが芝2000mの重賞勝ち馬、ロードデルレイは曾祖母レディバラードがTCK女王盃などを勝っていて、一発を秘める。

逃げ切りか惨敗か、というメイショウタバルだが、父がSS系のゴールドシップであることを考えると連軸向きか。父がノーザンダンサー系のタスティエーラやシランケドは苦戦しそうだ。