天皇賞（秋）2022 レース結果回顧・払戻｜G1特集

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レース結果

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イクイノックス、豪脚を炸裂させG1初制覇！

第166回天皇賞（秋）はC.ルメール騎手騎乗の1番人気イクイノックスが中団やや後ろの追走から、最後の直線は外から凄い末脚で追い上げ、ゴール寸前で鮮やかに差し切った。勝ち時計は1分57秒5（良）。鞍上のルメール騎手は2018年レイデオロ、19年と20年のアーモンドアイに続き、このレース4勝目。本馬を管理する木村哲也調教師はこのレース初勝利となった。

2着は1馬身差で吉田豊騎手騎乗の7番人気パンサラッサ。3着はクビ差で川田将雅騎手騎乗の4番人気ダノンベルーガ。

レース展開・総括

パンサラッサがハイペースで大逃げを打つ

スタートは15番カデナがやや遅かった。2コーナーでは10番ノースブリッジが先頭に立ちかけたが、それを制して3番パンサラッサが結局先頭で向正面の直線に入った。1馬身差で12番バビット。半馬身差の3番手に控えてノースブリッジ。2馬身差の4番手に9番ジャックドール。1馬身差で1番マリアエレーナ、その外に8番シャフリヤール。1馬身差で中団に6番ジオグリフ、2番カラテ、13番アブレイズとかたまって追走。それを見ながら7番イクイノックス。1馬身半差で5番ダノンベルーガ、4番ポタジェ。2馬身で11番レッドガラン、さらに2馬身差で14番ユーバーレーベン。2馬身差の最後方からカデナという隊列になった。

パンサラッサはじわじわとリードを広げ続け、3コーナーへ。前半1000m通過は57秒4とかなりのハイペースになった。3〜4コーナーの中間では大逃げになり、そのリードは15馬身以上。2番手にバビット。3番手にジャックドールという隊列は変わらず、中団以降の馬たちもついていった。

パンサラッサの粘りにイクイノックスが襲い掛かる

気持ちよく飛ばすパンサラッサは手ごたえ良く最後の直線へ。リードはまだ10馬身以上。馬場の4分どころからジャックドールが追い上げ、その後ろにシャフリヤール。イクイノックスはさらに外に出されてから追い出しを開始した。

逃げるパンサラッサは残り400mでもリードは10馬身以上。後ろの集団の動向は、内に切れ込むように来たのがダノンベルーガ。外からはイクイノックスが追い込み、2番手集団の先頭付近に近づいた。残り200mでパンサラッサのリードはまだ6馬身以上。2列目の先頭は真ん中にジャックドール、外にイクイノックス、内にダノンベルーガと横に並び、各馬懸命の追い上げ。逃げ込みをはかるパンサラッサに対し、じわじわとその差を詰めていった。勢いは外のイクイノックス。ゴール手前で一気に急追し、パンサラッサを差し切ったところでゴール。3着にはダノンベルーガが上がった。

上がり3ハロン32秒7の強烈な末脚が決まった

イクイノックスは1番人気に応えて、末脚一閃。春は皐月賞と日本ダービーで惜敗したが、この大一番で見事な勝利を飾った。パンサラッサの大逃げと驚異的な踏ん張りで、届くかどうかかなり微妙な雰囲気だったが、上がり3ハロン32秒7という強烈な瞬発力を炸裂させた。なお、3歳での本競走優勝は、昨年のエフフォーリアに次ぐ快挙。パンサラッサも素晴らしいパフォーマンスを披露。今年、ドバイターフを制した地力は伊達ではない。3着ダノンベルーガも上がり3ハロン32秒8の脚を繰り出し、見せ場十分のレースを見せた。

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