競馬予想・競馬情報ならJRA-VAN

G1特集 天皇賞(秋)2022G1特集 天皇賞(秋)2022

調教情報

競馬予想・競馬情報トップ > G1特集 > 天皇賞(秋) > 2022 > 調教情報

イクイノックス

放牧先から9月30日に美浦へ帰厩。10月7日から今週にかけて、Wコースで4週続けてきちんと追い切りをこなしており、調教量に不足はない。先週はルメール騎手を背にオープン馬と追走併入。今週は助手を背に3頭併せの真ん中に入り、ラスト50mだけ軽く手綱を動かされる程度できっちり最先着した。今週の馬場を考えるとラスト200m11.5秒は優秀で、ほぼ万全の仕上がりと見てよさそうだ。

シャフリヤール

イギリスから帰国後は検疫、放牧を経て9月16日に栗東へ帰厩。9月末から追い切りを再開し、10月6日から今週にかけて4週続けて併せ馬をこなしており、調教量は十分だ。先週は福永騎手を背にWコースで僚馬の内に入り、ゴール前で軽く仕掛けて併入。今週は岩田望騎手を背に坂路でオープン馬を追走し、手応えこそ劣勢ながら併入に持ち込んだ。絶好調とはいかないが、9分通りには仕上がった印象だ。

ジャックドール

前走後は放牧を挟んで9月27日に栗東へ帰厩。10月8日から今週にかけて5本の追い切りをこなしており、調教量に不足はない。ここ2週は藤岡佑騎手を背にWコースで追われ、先週はオープン馬に追走先着し、1000m64.0秒、ラスト200m11.5秒の好時計をマーク。今週は単走で、直線軽く追われる程度の微調整で終えた。動き自体に問題はないが、最終追いが1000m71.0秒と今までになく軽い点は若干気になる。

 
ダノンベルーガ

放牧先から8月末に美浦へ帰厩。追い切り再開は約1か月後の9月29日だったが、今週にかけて9本ときっちり数をこなしており、調教量に不足はない。ここ2週は助手を背にWコース併せ馬で、先週はびっしり追われて微差先着し、1000m63.8秒、ラスト200m11.2秒の猛稽古を消化。今週は僚馬を追走してわずかに遅れたが、ほぼ馬なりで動きに問題はなかった。現時点での実力は出せる仕上がりだ。

ジオグリフ

前走後は軽度の骨折があったようだが、放牧先から9月28日に帰厩して順調に調教をこなしており、調整過程に問題はない。ここ2週はWコース併せ馬で、先週は北村宏騎手を背に3頭併せの真ん中に入り、抑えきれない手応えで楽に最先着。今週は福永騎手を背に僚馬の内に併せ、終い軽く促された程度で併入した。ラスト200m11.3秒と時計も優秀で、状態面は万全と見てよさそうだ。

パンサラッサ

前走後は放牧を挟んで10月8日に栗東へ帰厩。翌日から坂路入りを再開し、13日から今週にかけて3週続けて助手を背にきちんと追い切りをこなしており、調教量に不足はない。先週はWコースで2歳馬2頭を追走して真ん中に入り、手応え優勢で最先着。今週は坂路単走で800m53.6秒、追われたラスト200mは12.1秒という時計だった。確実に良化傾向だが、絶好調だった今春に比べるとまだ復調途上という印象だ。

マリアエレーナ

前走後は放牧を挟んで9月8日に栗東へ帰厩。翌日から坂路入りを再開し、9月18日から今週にかけて8本の追い切りをこなしており、調教量は十分だ。ここ2週はWコース単走で、先週は松山騎手を背に1200m80.4秒としっかり負荷をかける内容を消化。今週は火曜に助手が騎乗して左回りで追われ、軽く追われた程度でラスト200m11.4秒と鋭い末脚を見せた。東京への輸送が課題だが、現時点では万全の仕上がりだ。

ポタジェ

前走の6日後に坂路入りを再開してきちんと乗り込まれており、調整過程は順調だ。ここ2週は助手を背に坂路単走で、先週は800m58.9秒とごく軽めの内容だった。今週も馬場の荒れた時間だったとはいえ、800m56.3秒と軽めの内容で終えた。今回と同じ中2週でG1勝ちした3走前と比べても全体的に控え目の内容で、調教後馬体重も大幅に増えており、当日の馬体重には注意したい。

その他の出走馬

カラテは放牧からレースの約1か月前に帰厩して乗り込み入念。先週、Wコース3頭併せで最先着し、今週は坂路単走だったが、見た目以上に速い時計が出ており、好状態と見てよさそう。ノースブリッジは今週のWコースで岩田康騎手を背に、1000m65.8秒と速い時計を出したが、ゴールを過ぎてからも追われるかなり意欲的な内容を消化しており、休み明けでも仕上がりの良かった前走時の状態を維持。ユーバーレーベンは放牧から帰厩後の追い切り7本と、大幅馬体増だった前走を受けて意欲的な調整過程。動きも重苦しかった前走時よりは素軽くなっており、確実に良化傾向ではある。