天皇賞（秋）2022 血統分析｜G1特集

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プラス条件とのマッチ度で上回るダノンベルーガに注目！

1）アタマはミスタープロスペクター系かＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系

過去10年でミスタープロスペクター系が５勝、サンデーサイレンス（ＳＳ）系以外のヘイルトゥリーズン系は勝率40.0％。この２系統がアタマ候補だ。勝率は低いものの10年連続連対中のＳＳ系は連軸向き。特にディープインパクト産駒は【1.8.2.41】と２着惜敗が多いので要注意だ。

◎プラス評価……父ミスタープロスペクター系／父ＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系
　●マイナス評価…父ノーザンダンサー系／父ナスルーラ系

【父馬の系統別成績（過去10年）】

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）母父はＳＳ系が一応の主軸。ノーザンダンサー系の短距離型は惜敗続き

幅広い母父系統から勝ち馬が出ている。一応は４勝・勝率10.8％のＳＳ系が主軸か。２着馬の母父にはDanehill、Bertolini、Storm Catなどノーザンダンサー系の短距離型が多い点には留意しておきたい。

○プラス評価……母父ＳＳ系

　

【母父の系統別成績（過去10年）】

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3）父に芝2400ｍか1600ｍ、母父に芝2400ｍ以上かダートでＧ１勝ち鞍が欲しい

勝ち馬の父に芝2400ｍＧ１の勝ち鞍があれば強調材料。マイルＧ１勝ち馬の産駒も有力。いずれの場合も母父が長距離型か北米ダート型ならベターだ。

◎プラス評価……父に芝2400ｍＧ１の勝ち鞍がある
　〇プラス評価……父がマイルＧ１勝ち馬
　〇プラス評価……母父が長距離Ｇ１か北米ダートＧ１の勝ち馬

【勝ち馬（過去10年）の父と母父　主なＧ１勝ち鞍】

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4）高齢の種牡馬・繁殖牝馬から天皇賞馬が出る？

過去10年の勝ち馬９頭のうち６頭は母馬が10歳以上の時に生んだ子。残り３頭のうち２頭は父が10歳以上の時に生まれている。エフフォーリアだけが例外（父エピファネイアが８歳、母ケイティーズハートが９歳の時の産駒）だ。

◎プラス評価……父か母（特に母）が10歳以上の時の産駒

結論

シャフリヤールとポタジェは惜敗の多いディープインパクト産駒、ジオグリフは父ドレフォンがノーザンダンサー系で推しにくい。母父がノーザンダンサー系のイクイノックスとパンサラッサは２着までか。

ダノンベルーガは父ハーツクライが18歳の時の産駒。母父Tizwayは「その他の系統」で北米ダートＧ１の勝ち馬。プラス条件とのマッチ度でライバルたちを上回る。

ジャックドールは父モーリス（ＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系）がマイルＧ１勝ち馬。母父Unbridled's Songは勝率の低いミスタープロスペクター系だが、北米ダートのＧ１馬だ。母が14歳の時の産駒という点もいい。逆転があるなら、この馬か。

【ダノンベルーガの血統表】

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