第158回 天皇賞（秋） 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
天皇賞（秋）を丸裸にしてみよう！

昨年は不良馬場の中、１番人気キタサンブラックが勝利。２着に２番人気サトノクラウン、３着に13番人気の伏兵レインボーラインが入った。

１）１番人気馬が複勝率90％と安定

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【5.2.2.1】。昨年のキタサンブラックら最多の５勝をあげており、連対率70％・複勝率90％と高い。近３年続けて勝利しており、１番人気馬の安定感が目立っている。２番人気馬は【0.4.2.4】で勝ち星がないものの、複勝率60％と１番人気馬に次いで高い。以下、５番人気馬が14年スピルバーグら４勝と一発があり、７番人気馬が１勝。２・３着馬もほぼ７番人気以内におさまっており、８番人気以下の好走は２・３着１回ずつと少ない。

上位人気馬で決まることが多く、馬連での万馬券は５番人気カンパニーが勝利した09年の１回のみ。人気薄の激走が少なく、堅め〜小波乱でおさまるケースが多い。

２）４歳馬・５歳馬が中心

年齢別成績は、出走数が最も多い５歳馬が【6.3.4.31】。昨年のキタサンブラックら過半数の６勝をあげ、連対率20.5％・複勝率29.5％でトップだ。昨年は１・２着馬が該当している。連対率で５歳馬に続くのが４歳馬で【3.5.3.32】。13年ジャスタウェイら３勝をあげており、連対率18.6％・複勝率25.6％。これら４歳馬・５歳馬で大半の９勝をあげている。

また、３歳馬は【0.2.2.11】で勝ち星こそないものの、複勝率26.7％と５歳馬に次いで高い。３着以内に好走した４頭はいずれも上位４番人気以内に支持されていた。なお、６歳馬は【0.0.1.30】で連対馬が出ておらず、７歳馬は【1.0.0.41】で09年１着カンパニー（当時８歳）しか好走馬が出ていない。

ちなみに、牝馬は【2.3.1.7】で08年ウオッカ、10年ブエナビスタが勝利し、連対率38.5％・複勝率46.2％と高い。ただし、３着以内に入った４頭はいずれも天皇賞で２番人気以内に支持されており、過去に３歳クラシックで勝利した経験があった。

３）毎日王冠組は芝1600〜2000ｍ重賞勝利実績に注目

前走レース別成績は、出走数最多の毎日王冠組が【5.3.4.48】。14年スピルバーグら最多の５勝をあげ、連対率13.3％・複勝率20.0％。昨年を除いて、毎年１頭は３着以内に入っている。この組の勝ち馬５頭中４頭は前走で３着以内に入っていた。また、この組の３着以内馬12頭中10頭は過去に芝1600〜2000ｍ重賞での勝利経験があった。

なお、同じく前哨戦の京都大賞典組は【1.0.0.14】で、好走したのは15年１着のラブリーデイのみ。同馬は前走の京都大賞典で勝利をおさめていた。

４）宝塚記念組は前走３着以内馬が好成績

宝塚記念組は【2.4.2.13】で昨年のキタサンブラックら２勝をあげ、連対率28.6％・複勝率38.1％。この組は前走３着以内だった馬が【1.2.1.3】で連対率42.9％・複勝率57.1％と好成績を示している。また、３着以内馬８頭中７頭は過去にＧ１（海外含む）で勝利した経験があった。

他では札幌記念組が【2.0.1.14】で一昨年のモーリスら２勝。３着以内に好走した３頭はいずれも前走で連対を果たしていた。なお、オールカマー組【0.0.0.27】、前走Ｇ３組【0.0.0.10】でともに苦戦傾向にある。

【天皇賞（秋）過去10年】

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