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G1特集 第158回 天皇賞(秋)G1特集 第158回 天皇賞(秋)

血統分析

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姉・兄がG1馬のヴィブロスの連軸に期待!

1)狙う馬券によって本命候補が異なる

過去10年における連対数最多はサンデーサイレンス(SS)系種牡馬だが、勝率的にはその他のヘイルトゥリーズン系、ミスタープロスペクター系、ナスルーラ系の方が上だ。

イメージとしては「馬連・3連複を買うならヘイルトゥリーズン系〜SS系から」、「単勝・馬単・3連単を買うならヘイルトゥリーズン系、ミスタープロスペクター系、ナスルーラ系」といったところだろう。

◎プラス評価……SS系以外のヘイルトゥリーズン系
 ○プラス評価……SS系(連軸・3連複の軸)
 ○プラス評価……ミスタープロスペクター系とナスルーラ系(単勝、馬単・3連単のアタマ)

【過去10年の連対馬の父と母父】

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日付L 馬名 種牡馬 母父馬
2017.10.29 1 7 キタサンブラック ブラックタイド サクラバクシンオー
2017.10.29 2 2 サトノクラウン Marju Rossini
2016.10.30 1 8 モーリス スクリーンヒーロー カーネギー
2016.10.30 2 12 リアルスティール ディープインパクト Storm Cat
2015.11.1 1 8 ラブリーデイ キングカメハメハ ダンスインザダーク
2015.11.1 2 14 ステファノス ディープインパクト クロフネ
2014.11.2 1 4 スピルバーグ ディープインパクト Lycius
2014.11.2 2 1 ジェンティルドンナ ディープインパクト Bertolini
2013.10.27 1 7 ジャスタウェイ ハーツクライ Wild Again
2013.10.27 2 9 ジェンティルドンナ ディープインパクト Bertolini
2012.10.28 1 12 エイシンフラッシュ King's Best Platini
2012.10.28 2 4 フェノーメノ ステイゴールド Danehill
2011.10.30 1 12 トーセンジョーダン ジャングルポケット ノーザンテースト
2011.10.30 2 7 ダークシャドウ ダンスインザダーク Private Account
2010.10.31 1 2 ブエナビスタ スペシャルウィーク Caerleon
2010.10.31 2 7 ペルーサ ゼンノロブロイ Candy Stripes
2009.11.1 1 3 カンパニー ミラクルアドマイヤ ノーザンテースト
2009.11.1 2 2 スクリーンヒーロー グラスワンダー サンデーサイレンス
2008.11.2 1 14 ウオッカ タニノギムレット ルション
2008.11.2 2 7 ダイワスカーレット アグネスタキオン ノーザンテースト

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種牡馬系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 4回 8回 6回 87頭 4.6% 13.8% 20.7%
その他のヘイルトゥリーズン系 2回 1回 2回 16頭 12.5% 18.8% 31.3%
ミスタープロスペクター系 2回 0回 2回 25頭 8.0% 8.0% 16.0%
ナスルーラ系 2回 0回 0回 22頭 9.1% 9.1% 9.1%
ノーザンダンサー系 0回 1回 0回 25頭 0.0% 4.0% 4.0%
2)芝2400m・G1との関連性が深い

勝ち馬の父の現役成績を振り返ると、芝2400m・G1で活躍した馬が多い。2着馬も同様。また天皇賞(秋)の勝ち馬自身にも、日本ダービー馬やオークス馬など芝2400m・G1好走馬が目立つ。芝2400m・G1との関連が深いほど有力といえる。

◎プラス評価……父に芝2400m・G1勝ち鞍がある
 ◎プラス評価……自身も芝2400m・G1で好走している

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勝ち馬の父 芝2400m・G1実績
タニノギムレット 日本ダービー1着
ミラクルアドマイヤ 不出走(兄は日本ダービー馬/父は凱旋門賞馬)
スペシャルウィーク 日本ダービー1着/ジャパンC1着
ジャングルポケット 日本ダービー1着/ジャパンC1着
King's Best 愛ダービー11着(英ダービー馬を輩出)
ハーツクライ ドバイシーマクラシック1着/ジャパンC2着
ディープインパクト 日本ダービー1着/ジャパンC1着
キングカメハメハ 日本ダービー1着
スクリーンヒーロー ジャパンC1着
ブラックタイド 不出走(弟はディープインパクト)
3)父の系統によって狙うべき配合が変わる

母父の系統別成績は、ヘイルトゥリーズン系〜SS系だけが不振。が、それ以上に着目したいのが父×母父の配合だ。

父がSS系の場合、母系や兄姉に活躍馬がいる良血配合を狙うのがセオリー。父がSS系以外なら、タニノギムレット×ルション(ムーランドロンシャン賞)のウオッカなど「長距離型の父×マイラー型の母父」といった配合が一番手となる。またKing's Best(英2000ギニー)×Platini(ミラノ大賞)のエイシンフラッシュのように「マイラー型の父×長距離型の母父」という逆パターンも狙える。

○プラス評価……父SS系で母・祖母・兄姉などがG1馬
 ○プラス評価……父がSS系以外なら父が長距離馬×母父がマイラー
 ○プラス評価……父がSS系以外なら父がマイラー×母父が長距離馬
 ●マイナス評価…母父がヘイルトゥリーズン系〜SS系

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母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 1回 1回 0回 44頭 2.3% 4.5% 4.5%
その他のヘイルトゥリーズン系 0回 0回 0回 6頭 0.0% 0.0% 0.0%
ミスタープロスペクター系 1回 1回 0回 18頭 5.6% 11.1% 11.1%
ナスルーラ系 2回 1回 6回 32頭 6.3% 9.4% 28.1%
ノーザンダンサー系 4回 6回 3回 55頭 7.3% 18.2% 23.6%
その他の系統 2回 1回 1回 20頭 10.0% 15.0% 20.0%
4)高齢の種牡馬・繁殖牝馬から天皇賞馬が出る?

過去10年の勝ち馬は、父または母が10歳を超えている時に生まれた子がほとんど。例外はトーセンジョーダン(父ジャングルポケットが8歳、母エヴリウィスパーが9歳の時の産駒)だけだ。

◎プラス評価……父か母(特に母)が10歳以上の時の産駒

結論

まずは「父および自身の芝2400m・G1適性」をチェック。父か母(特に母)が10歳以上の時の産駒で、母父がノーザンダンサー系ならベター。父×母父の配合パターンにも注意したい。

サングレーザー、アルアイン、スワーヴリチャードあたりは近親の成績・自身の2400m実績・母の年齢などがネックとなる。レイデオロ、キセキ、ダンビュライトは母父がヘイルトゥリーズン系〜SS系で強く推せない。

ならばヴィブロスか。自身に2400m実績はないが、姉・兄がG1馬で母が12歳時の産駒。連軸に面白そうだ。

【ヴィブロスの血統表】

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ディープインパクト
 Deep Impact
 2002年 鹿毛(早来町)
*サンデーサイレンス
 Sunday Silence
 1986年 青鹿(米)
Halo
1969年(米)
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well
1975年
Understanding Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss
*ウインドインハーヘア
 Wind In Her Hair
 1991年 鹿毛(愛)
Alzao
1980年
Lyphard Northern Dancer
Goofed
ヴィブロス
 Vivlos(JPN)
 牝 5歳 父11歳・母12歳時産駒
 2013年 青毛(安平町)
Lady Rebecca Sir Ivor
Pocahontas
Burghclere
1977年
Busted Crepello
Sans Le Sou
Highclere Queen's Hussar
Highlight
Machiavellian
 1987年 (米)
Mr.Prospector
1970年 (米)
Raise a Native Native Dancer
Raise You
Gold Digger Nashua
Sequence
Coup de Folie
1982年
Halo Hail to Reason
Cosmah
ハルーワスウィート
 Halwa Sweet
 2001年 栗毛(早来町)
Raise the Standard Hoist the Flag
Natalma
*ハルーワソング
 Halwa Song
 1996年 栗毛(米)
Nureyev
1977年 (米)
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Special Forli
Thong
Morn of Song
1988年
Blushing Groom Red God
Runaway Bride
Glorious Song Halo
Ballade