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シュネルマイスター 実績十分だが太目残りが懸念

シュネルマイスター
昨年の毎日王冠を制したシュネルマイスター

昨年はNHKマイルCを勝利した後、本競走では3着と好走。秋は毎日王冠を制し、マイルチャンピオンシップは2着だった。東京芝やマイル戦の実績は申し分なく、今回のメンバーの中では主役になる存在だ。前走はドバイターフに出走。ここでも当然期待されたが、結果は8着。JRAでは本馬よりも実績が下だったパンサラッサが勝利し、ヴァンドギャルドが3着ということを考えると、まさかの凡走と言えるだろう。どうやら馬体を絞るのに苦労しているようで、今回もその心配がある。レース当日までに、しっかりと動ける状態に持っていけるかがカギになりそうだ。

イルーシヴパンサー 注目の上がり馬

イルーシヴパンサー
東京新聞杯で重賞初制覇を果たしたイルーシヴパンサー

先週の日本ダービーを制したドウデュースと同じハーツクライ産駒の注目馬。昨年の皐月賞で10着と敗れた後、1勝クラス(東京芝1600m)→鷹巣山特別→ノベンバーS→東京新聞杯と怒涛の4連勝で重賞初制覇を果たした。前走は後方2番手で追走し、最後の直線は外から上がり3ハロン33秒1という凄い末脚を披露。勝ちタイムの1分32秒3(良)は同レースとしては速いし、2着ファインルージュに1馬身3/4差をつけたという内容も評価できる。東京芝1600mであれば、G1で今回のメンバーが相手でもいい勝負ができるかもしれない。

ファインルージュ 前走は躓きながら2着

前走ヴィクトリアマイルは好メンバーが揃い、見ごたえ十分のいいレースになった。勝ったソダシは2馬身抜けて、その後ろの2着争いがかなり激しかった。2着に本馬が入り、3着レシステンシア、4着ローザノワール、5着ソングラインまでが同タイムで入線した。本馬は最後の直線、残り400m手前で躓いてしまったのが悔やまれる。それでも最後まで末脚を伸ばしたのは本当に立派で、その根性には鞍上のC.ルメール騎手も驚いていた。今回は中2週。少し厳しいローテーションなのでダメージが残っていると良くないが、堅実な末脚に期待したい。

 
ダノンザキッド 昨年のマイルチャンピオンシップは3着

前走中山記念はスタートで出負けしたとはいえ、腑に落ちないレース内容で7着(1番人気)に敗れた。パンサラッサが速いペースで引っ張る展開のなか、懸命に追いかけたが最後の直線に入ると完全に伸びを欠いた。2歳時にホープフルSを勝っているが、皐月賞でも1番人気で15着と惨敗しているので、中山はよくないのかもしれない。昨年秋は休み明けの富士Sで4着に入った後、マイルチャンピオンシップでは外から鋭い伸びを見せて3着と好走した。現状はコーナーが2回のマイル戦の方が力を出せそう。展開が向けば、十分上位争いができるはず。

ソウルラッシュ 4連勝でマイラーズCを優勝

ソウルラッシュ
マイラーズCを勝利したソウルラッシュ

昨年12月の1勝クラス(中京芝1600m)を皮切りに、クリスマスC→春興S→マイラーズCと芝1600mを4連勝。この距離がよほど合っていたようで、破竹の快進撃を見せている。前走は馬場の外目が伸びる状況だったが、稍重のなか豪快な差し脚を披露。タフな馬場も苦にしない精神力が光ったし、阪神で実績があるホウオウアマゾンを2着に下した点も評価できる。ただ、まだ速い持ち時計がないだけに、馬場は渋った方がこの馬には都合がいいかもしれない。