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血統分析

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母父が英ダービー馬Motivatorのヴァンドギャルドが一番手!

1)ヘイルトゥリーズン系の人気サイドがやや有利か

SSを経由しないヘイルトゥリーズン系が勝率トップ。ただし連対した3回は1〜2番人気だった点には要注意。逆にノーザンダンサー系は馬券圏内の6頭中5頭が4番人気以下、勝ったのは8番人気と9番人気。穴として面白そうだ。

◎プラス評価……父が非SS系のヘイルトゥリーズン系で1〜2番人気
 〇プラス評価……父ノーザンダンサー系で4番人気以下
 ●マイナス評価…父ミスタープロスペクター系/父ナスルーラ系

【父馬の系統別成績(過去10年)】

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種牡馬系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 5 3 6 93 5.4% 8.6% 15.1%
その他のヘイルトゥリーズン系 2 1 0 10 20.0% 30.0% 30.0%
ノーザンダンサー系 2 3 1 25 8.0% 20.0% 24.0%
ミスタープロスペクター系 1 1 3 28 3.6% 7.1% 17.9%
ナスルーラ系 0 2 0 4 0.0% 50.0% 50.0%
【過去10年の連対馬の父と母父】

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日付 馬名 種牡馬 母父馬
2021.6.6 1 11 ダノンキングリー ディープインパクト Storm Cat
2021.6.6 2 5 グランアレグリア ディープインパクト Tapit
2020.6.7 1 11 グランアレグリア ディープインパクト Tapit
2020.6.7 2 5 アーモンドアイ ロードカナロア サンデーサイレンス
2019.6.2 1 5 インディチャンプ ステイゴールド キングカメハメハ
2019.6.2 2 2 アエロリット クロフネ ネオユニヴァース
2018.6.3 1 10 $モズアスコット Frankel Hennessy
2018.6.3 2 4 アエロリット クロフネ ネオユニヴァース
2017.6.4 1 14 サトノアラジン ディープインパクト Storm Cat
2017.6.4 2 16 ロゴタイプ ローエングリン サンデーサイレンス
2016.6.5 1 6 ロゴタイプ ローエングリン サンデーサイレンス
2016.6.5 2 8 モーリス スクリーンヒーロー カーネギー
2015.6.7 1 6 モーリス スクリーンヒーロー カーネギー
2015.6.7 2 13 ヴァンセンヌ ディープインパクト ニホンピロウイナー
2014.6.8 1 10 ジャスタウェイ ハーツクライ Wild Again
2014.6.8 2 12 グランプリボス サクラバクシンオー サンデーサイレンス
2013.6.2 1 10 ロードカナロア キングカメハメハ Storm Cat
2013.6.2 2 2 ショウナンマイティ マンハッタンカフェ Storm Cat
2012.6.3 1 4 ストロングリターン シンボリクリスエス Smart Strike
2012.6.3 2 3 グランプリボス サクラバクシンオー サンデーサイレンス
2)母父は北米ダート型が中心

母父SS系は連対率トップながら勝ち切れず、SS系以外のヘイルトゥリーズン系も不振。本命はこれら以外から選びたい。

また勝ち馬の母父のべ10頭中8頭が北米ダートG1(1400〜2000m)の勝ち馬。該当しないのはカーネギーとキングカメハメハで、こちらは芝2400mG1の勝ち馬だ。

◎プラス評価……母父が北米ダートG1(1400〜2000m)の勝ち馬
 〇プラス評価……母父が芝2400mのG1勝ち馬
 ●マイナス評価…母父SS系〜ヘイルトゥリーズン系

【母父の系統別成績(過去10年)】

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母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 1 6 2 30 3.3% 23.3% 30.0%
その他のヘイルトゥリーズン系 0 0 0 8 0.0% 0.0% 0.0%
ノーザンダンサー系 5 2 5 67 7.5% 10.4% 17.9%
ミスタープロスペクター系 2 0 2 23 8.7% 8.7% 17.4%
ナスルーラ系 1 1 1 13 7.7% 15.4% 23.1%
その他の系統 1 1 0 19 5.3% 10.5% 10.5%
3)2400mへの対応力が必須

勝ち馬の父には2400mG1の勝ち馬が意外と多い。例外はローエングリンとFrankelだが、どちらもマイルを主戦場としたノーザンダンサー系(サドラーズウェルズ系)という点が興味深い。

◎プラス評価……父が芝2400mのG1勝ち馬
 〇プラス評価……父がサドラーズウェルズ系のマイラー

 
【勝ち馬の父の2400m重賞実績】

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勝ち馬 父/2400m重賞実績
ストロングリターン シンボリクリスエス/日本ダービー2着、ジャパンC3着
ロードカナロア キングカメハメハ/日本ダービー1着
ジャスタウェイ ハーツクライ/ドバイシーマクラシック1着
モーリス スクリーンヒーロー/ジャパンC1着
ロゴタイプ ローエングリン/2400m不出走
サトノアラジン ディープインパクト/日本ダービー1着、ジャパンC1着
モズアスコット Frankel/2400m不出走
インディチャンプ ステイゴールド/香港ヴァーズ1着
グランアレグリア ディープインパクト/日本ダービー1着、ジャパンC1着
ダノンキングリー ディープインパクト/日本ダービー1着、ジャパンC1着
4)種牡馬の出自と供用地に注目

過去10年で外国産馬の勝利はモズアスコットだけ。他の勝ち馬9頭の父は、すべて日本で現役生活を送った馬たちだ。いっぽう母父は、キングカメハメハ(インディチャンプの母父)以外の9頭が「外国籍(JRA-VANデータで血統を見た際にアルファベット表記)または輸入種牡馬」。母の母の父は10頭すべてが外国籍・輸入種牡馬で、「その他の系統」が4頭、ノーザンダンサー系が3頭、ミスタープロスペクター系が2頭となっている。

◎プラス評価……父は日本国内で活躍×母父は外国籍・輸入種牡馬
 〇プラス評価……母母父は外国籍・輸入種牡馬

結論

父がSS系以外のヘイルトゥリーズン系である2頭、ロータスランドとジャスティンカフェは、出てきても1〜2番人気になることはなさそう。ならば手堅くSS系またはノーザンダンサー系種牡馬の産駒か。

父ディープインパクト×母父Motivator(ノーザンダンサー系/英ダービー勝ち馬)のヴァンドギャルドが一番手。ハーツクライ産駒の2頭、イルーシヴパンサー(母父キングカメハメハ)とサリオス(母父Lomitasはノーザンダンサー系でバーデン大賞勝ち馬)が続く。

シュネルマイスターの父Kingmanはサドラーズウェルズ系ではないもののノーザンダンサー系のマイラー(愛2000ギニーなどを勝利)で、好走する資格はありそうだ。

【ヴァンドギャルドの血統表】

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ディープインパクト
 Deep Impact
 2002年 鹿毛(早来町)
*サンデーサイレンス
 Sunday Silence
 1986年 青鹿(米)
Halo
1969年(米)
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well
1975年
Understanding Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss
*ウインドインハーヘア
 Wind In Her Hair
 1991年 鹿毛(愛)
Alzao
1980年
Lyphard Northern Dancer
Goofed
ヴァンドギャルド
 Vin de Garde(JPN)
 牡 6歳 父14歳・母 9歳時産駒
 2016年 鹿毛(千歳市)
Lady Rebecca Sir Ivor
Pocahontas
Burghclere
1977年
Busted Crepello
Sans Le Sou
Highclere Queen's Hussar
Highlight
Motivator
 2002年
Montjeu
1996年
Sadler's Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
Floripedes Top Ville
Toute Cy
Out West
1994年
Gone West Mr.Prospector
Secrettame
*スキア
 Skia
 2007年 鹿毛(仏)
Chellingoua Sharpen Up
Uncommitted
Light Quest
 2000年
Quest for Fame
1987年
Rainbow Quest Blushing Groom
I Will Follow
Aryenne Green Dancer
Americaina
Gleam of Light
1991年
Danehill Danzig
Razyana
Gold Runner Runnett
African Doll