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血統分析

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ノーザンファーム生産馬で母父マイルG1勝ち馬のダノンベルーガに注目!

1)キングカメハメハ系には一応の注目が必要か

ナスルーラ系の数値はクロノジェネシス(父バゴ)の連覇が効いているもの。好走数の多いサンデーサイレンス(SS)系は率がイマイチだ。そうした点を加味すれば、特に有利不利がないようにも感じられる。ただキングカメハメハとその後継種牡馬の成績がいい点には注目すべきだろう。

○プラス評価……父キングカメハメハ系

【父馬の系統別成績(過去10年)】

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種牡馬系統 1着 2着 3着 4着以下 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 3 4 7 75 89 3.4% 7.9% 15.7%
その他のヘイルトゥリーズン系 1 1 1 5 8 12.5% 25.0% 37.5%
ミスタープロスペクター系 3 3 1 30 37 8.1% 16.2% 18.9%
ナスルーラ系 2 0 1 1 4 50.0% 50.0% 75.0%
ノーザンダンサー系 1 2 0 8 11 9.1% 27.3% 27.3%
その他の系統 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
【連対馬の父と母父(過去10年)】

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日付 馬名 種牡馬 母父馬
2024.6.23 1 12 ブローザホーン エピファネイア デュランダル
2024.6.23 2 9 ソールオリエンス キタサンブラック Motivator
2023.6.25 1 5 イクイノックス キタサンブラック キングヘイロー
2023.6.25 2 6 スルーセブンシーズ ドリームジャーニー クロフネ
2022.6.26 1 6 タイトルホルダー ドゥラメンテ Motivator
2022.6.26 2 10 ヒシイグアス ハーツクライ Bernstein
2021.6.27 1 7 クロノジェネシス バゴ クロフネ
2021.6.27 2 1 $ユニコーンライオン No Nay Never High Chaparral
2020.6.28 1 16 クロノジェネシス バゴ クロフネ
2020.6.28 2 14 キセキ ルーラーシップ ディープインパクト
2019.6.23 1 12 リスグラシュー ハーツクライ American Post
2019.6.23 2 1 キセキ ルーラーシップ ディープインパクト
2018.6.24 1 4 ミッキーロケット キングカメハメハ Pivotal
2018.6.24 2 13 $ワーザー Tavistock Zabeel
2017.6.25 1 11 サトノクラウン Marju Rossini
2017.6.25 2 2 ゴールドアクター スクリーンヒーロー キョウワアリシバ
2016.6.26 1 16 マリアライト ディープインパクト エルコンドルパサー
2016.6.26 2 9 ドゥラメンテ キングカメハメハ サンデーサイレンス
2015.6.28 1 16 ラブリーデイ キングカメハメハ ダンスインザダーク
2015.6.28 2 6 デニムアンドルビー ディープインパクト キングカメハメハ
 
2)母父ノーザンダンサー系が安定も主要3系統は互角

母父成績は、ノーザンダンサー系が好走馬の半数を占めるものの、SS系、ミスタープロスペクター系も率的には差なく、マイナー系(その他の系統)も侮れない。これらに比べてSS系以外のヘイルトゥリーズン系やナスルーラ系は不振だ。

〇プラス評価……母父ノーザンダンサー系/母父SS系/母父ミスタープロスペクター系
 〇プラス評価……母父その他の系統
 ●マイナス評価…母父ナスルーラ系/母父その他のヘイルトゥリーズン系

【母父の系統別成績(過去10年)】

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母父の系統 1着 2着 3着 4着以下 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 2 3 0 23 28 7.1% 17.9% 17.9%
その他のヘイルトゥリーズン系 0 0 1 11 12 0.0% 0.0% 8.3%
ミスタープロスペクター系 2 1 2 24 29 6.9% 10.3% 17.2%
ナスルーラ系 0 0 1 12 13 0.0% 0.0% 7.7%
ノーザンダンサー系 5 4 6 45 60 8.3% 15.0% 25.0%
その他の系統 1 2 0 5 8 12.5% 37.5% 37.5%
3)父2400m型×母父短距離型がトレンド

2400mG1の勝ち鞍を持つ種牡馬の子が10年間で9勝。いっぽう母父としてはマイル以下で活躍した馬が好成績を残している。父は2400m型×母父は短距離重賞ウィナー、という配合がベストといえるだろう。

〇プラス評価……父が2400m型×母父が短距離重賞ウィナー

【勝ち馬の父・母父重賞実績】

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勝ち馬 父の主な勝ち鞍 母父 母父の短距離戦勝ち鞍
ラブリーデイ キングカメハメハ 日本ダービー ダンスインザダーク なし(菊花賞)
マリアライト ディープインパクト 日本ダービー エルコンドルパサー NHKマイルC
サトノクラウン Marju マイルG1 Rossini 1100mG2
ミッキーロケット キングカメハメハ 日本ダービー Pivotal 1000mG1
リスグラシュー ハーツクライ ドバイSC American Post 仏2000ギニー
クロノジェネシス バゴ 凱旋門賞 クロフネ NHKマイルC
タイトルホルダー ドゥラメンテ 日本ダービー Motivator マイルG1
イクイノックス キタサンブラック ジャパンC キングヘイロー 高松宮記念
ブローザホーン エピファネイア ジャパンC デュランダル マイルCS
4)インブリード、母母父、生産者もポイントか

勝ち馬9頭のうち6頭はノーザンダンサーの、3頭はミスタープロスペクターのインブリードを4〜5代前に持つ(ミッキーロケットはどちらも持つ)。また9頭中5頭の母母父がナスルーラ系。9頭中7頭がノーザンファーム生産、残り2頭が岡田スタッド生産という寡占状態になっている。

◎プラス評価……ノーザンダンサーのインブリードあり
 〇プラス評価……ミスタープロスペクターのインブリードあり
 〇プラス評価……母母父ナスルーラ系
 〇プラス評価……ノーザンファーム生産馬/岡田スタッド生産馬

結論

ベラジオオペラとロードデルレイは父ロードカナロアが短距離型、ドゥレッツァは母父がその他のヘイルトゥリーズン系、アーバンシックやレガレイラ、ジャスティンパレスは母父が長距離型と、不安要素を抱える実績馬が目立つ。

ダノンベルーガは父がハーツクライ、母父がマイルG1勝ち馬でその他の系統のTizway、母母父ナスルーラ系。ヨーホーレイクは父がディープインパクト、母父はマイル重賞勝ち馬でノーザンダンサー系のフレンチデピュティ、ノーザンダンサーのインブリードあり。どちらもノーザンファーム生産馬で、プラス要素の多い2頭である。

【ダノンベルーガの血統表】

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ハーツクライ
  Heart's Cry
  2001年 鹿毛(千歳市)
*サンデーサイレンス
  Sunday Silence
  1986年 青鹿(米)
Halo
1969年(米)
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well
1975年
Understanding Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss
アイリッシュダンス
  Irish Dance
  1990年 鹿毛(千歳市)
*トニービン
1983年 鹿毛(愛)
Kampala Kalamoun
State Pension
ダノンベルーガ
  Danon Beluga(JPN)
  牡 6歳 父18歳・母 5歳時産駒
  2019年 鹿毛(安平町)
Severn Bridge Hornbeam
Priddy Fair
*ビユーパーダンス
1983年 黒鹿(米)
Lyphard Northern Dancer
Goofed
My Bupers Bupers
Princess Revoked
Tizway
  2005年
Tiznow
1997年 (米)
Cee's Tizzy Relaunch
Tizly
Cee's Song Seattle Song
Lonely Dancer
Bethany
1994年
Dayjur Danzig
Gold Beauty
*コーステッド
  Coasted
  2014年 鹿毛(米)
Willamae Tentam
Raclette
Malibu Pier
  2007年
Malibu Moon
1997年(米)
A.P.Indy Seattle Slew
Weeknd Surprise
Macoumba Mr.Prospector
Maximova
Blue Moon
1997年
Lomitas Niniski
La Colorada
To the Rainbow Rainbow Quest
Trelex