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大阪杯連覇を果たしたベラジオオペラ
前走大阪杯はインの3、4番手で追走し、直線での追い比べから力強い末脚で抜け出して優勝。勝ちタイムの1分56秒2(良)はコースレコードだった。前年に比べて内容も優れた勝ち方で大阪杯連覇を果たしており、非常に充実していることがうかがえる。昨年は宝塚記念が京都芝2200mで行われ、重馬場のなか勝ち馬と0.4秒差の3着だった。今回の阪神芝成績は4戦全勝と抜群。前年以上のパフォーマンス・成績が期待できそうだ。

24年有馬記念を制したレガレイラ(左)
23年ホープフルSを勝った後、人気に応えられない成績が続いていたが、大半のレースで最後はいい脚を使っていた。前走有馬記念は好スタートを切り、インの先団で追走すると、直線は3番手で入って追い比べから抜け出して優勝。いいポジションを取ってなおかつ、メンバー中1位タイの上がり3ハロンをマークできたことが勝因だ。今回は休み明けで阪神芝も初めだが、その点はさほど心配する必要はなさそう。好位でレースをできるかが鍵だろう。

24年菊花賞を勝利したアーバンシック
昨秋はセントライト記念を快勝した後、菊花賞ではヘデントールを2着に下し、G1初制覇を飾った。続く有馬記念は1番人気に支持されるも6着。スタートで後手を踏みながらもうまく立ち回って直線に入ったが、見えない疲れもあったのか伸びを欠いてしまった。前走日経賞3着の後は、天皇賞(春)を回避して本競走に向けて調整。ステイヤーというイメージはなく、阪神芝2200mも合うはず。本調子に戻っていれば、勝機は十分ある。
条件戦ながら距離2200mで2勝をマークしているのは強み。23年菊花賞を制した後は精彩を欠いていたが、昨年のジャパンCで1着ドウデュースとクビ差、シンエンペラーと同着の2着と好走。前走ドバイシーマクラシックは2、3番手で追走し、直線ではダノンデサイルには外から差されたが、最後レベルスロマンス(英国)を交わして3着に上がった。実力馬が完全に復活したと見ていいだろう。今回、G1・2勝目の期待がかかる。
2走前の日経新春杯(中京芝2200m)はメイショウタバルが大逃げを打つ展開のなか、直線に入り残り400mを過ぎてから2番手に上がると、その後は豪快に突き抜けて重賞初制覇を飾った。良馬場ながらレースの上がり3ハロンが37秒4というタフさが問われる展開を勝ったのは、本競走に向けて好材料だ。前走大阪杯は直線外から末脚を伸ばして2着と好走。この時と同等かそれ以上のパフォーマンスも十分期待できそうだ。
24年大阪杯はベラジオオペラに惜敗して2着。3走前のブリーダーズカップターフ(米G1・芝2400m)は早目に抜け出したレベルスロマンスに対し、最後猛然と襲い掛かりクビ差の2着。G1初制覇までもう一歩という惜しい競馬だった。2走前の有馬記念は0.5秒差の7着。前走クイーンエリザベスS(豪G1・芝2000m)は中団よりもやや後ろで追走し、直線は外に出されるも伸びを欠いて6着。近2走は相手も強かったので悲観することはないだろう。あらためて期待したい。
2走前の京都記念は稍重馬場のなかスローペースの瞬発力勝負となり、直線で馬場の2分どころを通って力強く抜け出し重賞3勝目をマーク。前走大阪杯は後方位置で最後の直線に入るとそのまま内目に進路を取り、馬群の間を縫うように末脚を伸ばして3着。20年ホープフルS(3着)以来、2度目のG1好走を果たした。上がりの時計が速すぎない芝2000〜2200mは安定して力を出せる印象。展開が向けばここでもチャンスは十分ありそう。
24年神戸新聞杯(中京芝2200m)を逃げ切り重賞2勝目。その後は菊花賞(16着)、日経新春杯(11着)挟み、前走はドバイターフに挑戦。先頭に立って1馬身ほどのリードを奪い、直線では残り300mでロマンチックウォリアーにつかまったが、勝ち馬と0.4秒差の5着に踏みとどまった。強い相手にG1で善戦できたのは自信になるだろう。ここまでの成績は勝つか惨敗かが多いが、自分の形に持ち込んで2着や3着に粘り込むこともできるかもしれない。
今年は日経新春杯2着、阪神大賞典4着の後、前走天皇賞(春)で3着と好走。サンライズアースを見ながら動き、2周目の4コーナーは3番手で入ると、直線は馬場の真ん中を通って脚を伸ばした。後ろからきたヘデントール、ビザンチンドリームに外から交わされたので、結果的には動くのが少し早かったかもしれないが、力をつけているとみたい。今回は距離2200mで相手も強いが、末脚は堅実なので展開が向けばおもしろい。
3歳時に京都新聞杯3着、阿賀野川特別1着(新潟芝2200m)、菊花賞4着などの実績がある。4歳時は結果が出なかったが、5歳になった今年は八坂S(京都芝2200m)を勝って3勝クラスを突破すると、京都記念で0.1秒差の2着。前走日経賞は勝ち馬と0.1秒差の4着と善戦。一時の不調からは完全に脱し、むしろ好調期に入ったという印象だ。距離2200mの成績が【2.1.1.0】と優秀なのが最大のセールスポイント。G1でも見せ場は作れるかもしれない。