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有力馬情報

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ドウデュース G1・4勝目を目指す

ドウデュース
有馬記念を快勝したドウデュース

22年日本ダービー優勝後は、23年の京都記念(阪神芝2200m)と有馬記念を勝利。両レースとも後方寄りで追走し、3〜4コーナーは大外を通ってスパートすると、まくり気味に直線に入って突き抜けた。自身の上がり3ハロンは京都記念が34秒0、有馬記念が34秒3と、少し時計がかかったこともこの馬には良かったか。その意味で宝塚記念も好結果が望めそう。今年は阪神ではなく京都だが、距離2200mは変わらないので極端に上がりが速くなることはないだろう。前走ドバイターフ(5着)は不完全燃焼だったので、そのうっぷんも晴らしたい。

ジャスティンパレス 有馬記念のリベンジを

ジャスティンパレス
G1・2勝目を目指すジャスティンパレス

新装後の京都競馬場で行われた23年天皇賞(春)を勝利している点は大きな強み。その後は宝塚記念3着、天皇賞(秋)2着とイクイノックスを相手に続けて好勝負をしており、芝中距離でもトップクラスの実力がある。2走前の有馬記念は1番人気で4着に敗退。スタートは決して遅くなかったが、良くも悪くもいつも通りの競馬に徹し過ぎた印象。2周目の3コーナー過ぎ、ドウデュースを見ながら動いたが、相手の加速力がまさり、最後は差し遅れた感じになった。今回はC.ルメール騎手が騎乗予定。うまい立ち回りを期待したいところ。

ベラジオオペラ コース替わりが鍵

ベラジオオペラ
大阪杯でG1初制覇を果たしたベラジオオペラ

前走大阪杯はスタートしてすぐに押して出ていき2番手へ。理想的なポジションを取り切ると、直線ではローシャムパークやルージュエヴァイユとの激しい追い比べを制し、見事にG1初制覇を果たした。鞍上の横山和生騎手の好騎乗により、この馬の持ち味が存分に発揮された。今回はコース替わりがポイント。2走前の京都記念はプラダリアに敗れて2着だった。また、ドウデュースとジャスティンパレスが加わり、大阪杯よりも確実に相手が手ごわくなっている。単純な追い比べでは少し見劣りそうなので、今回も巧みなコース取りが求められるだろう。

 
ローシャムパーク 国内のレースでは崩れない

3走前のオールカマーでタイトルホルダーやゼッフィーロを下して勝利。2走前の香港カップは8着と案外だったが、前走大阪杯は2着と好走。向正面の直線で後方から一気に前へ行き、ベラジオオペラに並びかけるという派手な動きを見せたが、ペースを考えると悪くない作戦だったか。最後はクビ差で競り負けたものの、勝ちに等しい内容だったように見えた。京都競馬場は初となるが、馬場状態が悪化しなければ国内のレースで大きく崩れることはなさそう。展開が向けば勝機もあるだろう。

シュトルーヴェ 3連勝の上がり馬

東京芝2400mで行われた3勝クラス(ジャパンC2023年ロンジンワールドベストレース受賞記念)を勝利してすぐ次走、日経賞で重賞初制覇。前走目黒記念はスローペースの流れを、直線大外から差し切り3連勝を果たした。この勢いは、22年に3勝クラス(ジューンS)→京都大賞典→ジャパンCと3連勝で一気にG1制覇を飾ったヴェラアズールを彷彿とさせる。また、昨年の宝塚記念では3勝クラス(初富士S)→中山牝馬Sと連勝中だったスルーセブンシーズが10番人気で2着と激走した。今回はシュトルーヴェの勢いに注目だ。

ルージュエヴァイユ エリザベス女王杯で2着と好走

2走前の京都記念は2番人気で8着と敗れてしまったが、あまり気にする必要はないだろう。目標だったエリザベス女王杯で好走した後で調整が難しく、その時とは馬の状態が違った印象だ。続く大阪杯は11番人気と評価を大きく落としながら、勝ち馬と同タイムの3着と激走。経済コースを立ち回り、直線では前が開いて馬群を捌けたのが幸運だったとはいえ、長くいい脚を使ったのは立派だ。京都芝2200mのG1で好走実績がある点は強み。相手は強くなるが、末脚勝負は望むところだ。

ブローザホーン 得意の京都で引き続きチャンス

2走前の阪神大賞典はテーオーロイヤルにちぎられ、ワープスピードにも敗れて3着と、距離3000m以上の適性に課題を残す内容に見えた。しかし、前走天皇賞(春)は5番人気で2着と好走。テーオーロイヤルには完敗だったが、上がり3ハロンはメンバー中最速の34秒6といい決め手を発揮することができた。これで京都芝成績は24年日経新春杯1着を含み【2.1.0.1】。着外は競走中止となった23年京都大賞典だけであり、京都の適性が相当高いことがあらためてわかった。長距離よりも中距離の方が合っているはずなので、上位争いも十分期待できそう。

ディープボンド 2年連続で善戦しているが

2走前の阪神大賞典は7着ながらも先行はできていたので、復調の可能性を感じさせた。実際、前走天皇賞(春)でも先行力と豊富なスタミナを活かして最後まで踏ん張り3着。悲願のG1初制覇は達成できていないが、天皇賞(春)を4年連続で好走という偉大な記録を作った。宝塚記念も22年4着、23年5着と2年連続で善戦している。今年もいい勝負ができるかもしれないが、好走まで至るかどうか。距離が3200mから2200mに短縮される点は、この馬にとって不利であり、他馬の決め手に屈してしまう可能性が高くなる。

プラダリア 京都芝は2戦2勝

G2では22年青葉賞、23年京都大賞典、24年京都記念と3勝をマークしているが、G1の成績は【0.0.0.5】と結果が出ていない。2走前の京都記念で2着に下したベラジオオペラが次走大阪杯を制しただけに、自身もG1でもっと頑張りたいところだ。今回に向けて明るい材料を探すとすれば、コース替わり。京都芝は2戦2勝と相性がいい。阪神で行われた昨年の宝塚記念は直線で一瞬鋭い脚を使い、イクイノックスと0.4秒差の6着だった。今年はもっと接戦に持ち込めても不思議ではない。

ソールオリエンス 伸び悩む皐月賞馬

2走前の中山記念は1番人気で4着と敗退。展開と馬場状態がこの馬には不利となり、それでも上がり3ハロンは36秒4とメンバー中最速だったが、皐月賞馬としては残念な結果だ。前走大阪杯は中団で追走し、直線は外に出されるも伸びを欠いて7着。初装着したブリンカーも効果はあまり発揮せず、見た目も良くないレースだった。同年齢のベラジオオペラが着実に力をつけて充実している一方で、本馬は伸び悩んでいて、勢いもない印象。劇的に変わり身を見せられるかは微妙なところ。