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前走から中2週での出走は約2年ぶりで2度目になるが、前走の5日後には坂路入りを再開してきちんと乗り込まれており、調整過程は順調だ。今週はいつもと同じく助手を背に坂路で単走追い。徐々にスピードを上げ、ラストは強めに追われて800m52.1秒、ラスト200m12.2秒の好時計をマークした。左に行く癖は前走時も見られたもので特に問題はなく、前走時の状態を維持できている。
休養先の牧場から8月26日に栗東へ帰厩。9月2日から今週にかけて、すべて坂路ながら8本の追い切りをこなしており、調教量に不足はない。先週は川田騎手を背にオープン馬と併せて一杯に追われ、800m50.0秒の一番時計を出しながらラスト200mも12.2秒と大きく失速はせず。今週は前走時と同じく助手を背に軽めの内容で終えた。休み明けでもきちんと実力を出せる仕上がりだ。
前走後はごく短期の放牧を挟んだが、同じ中2週で出走した3走前とほぼ同様の追い切り内容で、調整過程は順調と見ていい。今週は助手を背に坂路でアメリカズカップと併せ馬。ラスト300m付近まで併走していたが、そこから楽な手応えのまま大きく突き放した。馬場の荒れた時間帯だけに800m52.1秒でも優秀な部類で、現時点では好仕上がりだが、関東への遠征が課題になる。
前々走から中2週続きで小倉→中京→中山の3連戦という厳しい臨戦過程だが、その分中間の乗り込み量もやや少なくしており、この点は想定の範囲内だろう。今週は浜中騎手を背に坂路単走での追い切り。走りやすい時間帯での800m53.0秒は負荷としてはややもの足りないが、楽な手応えでラスト200m12.3秒と動きは良かった。輸送前の現時点では前走時の状態を維持できている。
前走後はここ2年のように放牧には出ず、在厩での調整になったが、9月上旬から乗り込みは入念で調整過程に問題はないと見ていい。先々週から3週続けて松若騎手を背に坂路で追われ、15日に800m49.8秒の好時計を出し、23日にはオープン馬と併せて楽々先着。今週は単走でほぼ馬なりのまま800m50.0秒、ラスト200mも12.1秒でまとめた。ほぼ万全の仕上がりと見てよさそうだ。
クリノガウディーは中2週で関東遠征を控えているが、先週の金曜日に強めの内容を消化。今週は終い重点だったが、ラスト200mは右に左にヨレながらも坂路でラスト200m11.4秒と鋭い末脚を見せており、状態面は万全。ファストフォースはプールと坂路を併用して乗り込み入念。動きもこの馬なりに悪くはないが、近走からの大きな上積みは疑問。ビアンフェは中間に一頓挫あって前哨戦を回避する誤算があり、やや急仕上げ気味の調整過程。先週、今週と坂路で速い時計は出ているが、動きは今一つで、まだ良化途上という印象だ。