第55回 スプリンターズステークス 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
スプリンターズステークスを丸裸にしてみよう！

昨年は１番人気グランアレグリアが差し切り勝ち。２着に３番人気ダノンスマッシュ、３着に10番人気アウィルアウェイが入った。

１）近２年は堅めの決着だが…

過去10年（新潟開催の14年を含む）の人気別成績は、１番人気馬が【5.1.1.3】。昨年のグランアレグリアら最多の５勝をあげ、連対率60％・複勝率70％。２番人気馬は【2.3.0.5】で一昨年のタワーオブロンドンら２勝で、連対率・複勝率50％と１番人気馬に次いで高い。以下、３番人気馬が２勝、13番人気馬が１勝。上位３番人気以内で大半の９勝をあげている。13番人気馬は14年にスノードラゴンが優勝。２・３着馬は下位人気まで幅広く分布し、特に３着馬は10頭中６頭が９番人気以下の伏兵だった。

馬連での万馬券は２着に９番人気パドトロワが激走した11年のみだが、３連単で10万円以上の配当は半数の５回と多い。近２年は堅めの決着が続いているが、波乱となるケースも目立つ一戦だ。

２）４歳馬が好成績、牝馬が優勢

年齢別成績は、４歳馬が【4.3.5.17】。11年カレンチャンら最多の４勝をあげ、連対率24.1％・複勝率41.4％でトップだ。５歳馬は【3.5.2.39】で複勝率20.4％、６歳馬は【3.0.1.27】で同12.9％。勝ち馬はすべて４〜６歳馬から出ている。なお、３歳馬は【0.1.1.13】で複勝率13.3％、７歳以上の馬は【0.1.1.34】で同5.6％となっている。

また、牝馬は【3.5.6.39】で15年ストレイトガールら３勝をあげ、複勝率26.4％。昨年は１・３着馬が該当し、13年を除いて毎年１頭は３着以内に入っている。牡馬・セン馬はのべ【7.5.4.91】複勝率15.0％で、牝馬の方が複勝率で上回っている。

３）セントウルＳ組は前走５着以内

前走レース別成績は、出走数最多のセントウルＳ組が【5.4.3.46】。18年ファインニードルら半数の５勝をあげ、連対率15.5％・複勝率20.7％。この組の連対馬９頭中８頭はスプリンターズＳで上位３番人気以内に支持されていた。

また、セントウルＳ組は前走５着以内だった馬に注目。のべ【5.4.2.22】で、この組の３着以内馬12頭中11頭を占めている。特に前走１着馬は【2.2.1.4】で、昨年のダノンスマッシュ（今年と同じ中京開催）ら近３年続けて連対している。なお、前走着外から好走したのは13年マヤノリュウジン（前走７着）のみで、巻き返しは厳しい。

４）前走４番人気以内、継続騎乗馬に注目

前走人気別成績（海外出走馬を除く）は、前走１番人気だった馬が【5.2.3.20】。12年・13年連覇のロードカナロアら５勝をあげ、連対率23.3％・複勝率33.3％と高い。これら前走で４番人気以内だった馬は【10.9.6.66】で、優勝馬10頭を含む３着以内馬30頭中25頭を占めている。なお、前走５番人気以下だった馬は【0.1.4.55】で、連対率1.7％・複勝率8.3％と低い。

また、前走から騎手が継続か乗り替わりかの比較では、乗り替わりの馬は【1.2.7.62】。昨年のグランアレグリアの１勝のみで、連対率4.2％・複勝率13.9％。３着以内馬10頭中７頭は７番人気以下の伏兵だった。対して、前走から継続騎乗の馬は【9.8.3.68】で、大半の９勝。連対率19.3％・複勝率22.7％と乗り替わり組を上回っている。

【スプリンターズステークス過去10年】

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