第53回 スプリンターズステークス 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
スプリンターズステークスを丸裸にしてみよう！

昨年は１番人気のファインニードルが差し切り勝ち。２着に11番人気ラブカンプー、３着に13番人気ラインスピリットと伏兵が激走した。

１）牝馬の好走が目立つ一戦

過去10年（新潟開催の14年を含む）の人気別成績は、１番人気馬が【4.1.0.5】。昨年のファインニードルら最多の４勝をあげるも、連対率・複勝率50％とそれほど高くない。２番人気馬は【1.4.0.5】で12年ロードカナロアの１勝のみだが、連対率・複勝率50％で１番人気馬と並んでいる。以下、３番人気馬が２勝、６・10・13番人気馬が１勝ずつ。13番人気馬は14年スノードラゴンが勝利している。勝ち馬同様に、２・３着馬も下位人気まで幅広く分布。特に３着馬は10頭中９頭が７番人気以下の伏兵だった。

馬連での万馬券は２着に９番人気パドトロワが激走した11年のみだが、３連単で10万円以上の配当は昨年を含めて６回と多い。また、昨年は２着に11番人気の牝馬ラブカンプーが好走。これら牝馬は【2.4.6.32】で15年ストレイトガールら２勝。14年以降の近５年で毎年１頭は３着以内に入っており、連対率13.6％・複勝率27.3％と牡馬・セン馬（同12.1％・15.5％）を上回っている。

２）セントウルＳ組は前走４着以内に注目

前走レース別成績は、出走数最多のセントウルＳ組が【5.4.4.45】。昨年のファインニードルら５勝をあげ、勝率8.6％・連対率15.5％・複勝率22.4％。この組の連対馬９頭中７頭はスプリンターズＳで３番人気以内に支持されていた。

セントウルＳ組は前走４着以内だった馬に注目。のべ【4.3.2.19】で連対率25.0％・複勝率32.1％と優秀だ。なお、前走着外から勝利したのは09年ローレルゲレイロ（前走14着）のみで、一変は厳しい。

３）キーンランドＣ組は前走４番人気以内

セントウルＳ組以外では、キーンランドＣ組が【2.2.4.35】。14年スノードラゴンら２勝で、複勝率18.6％とセントウルＳ組に迫っている。この組の３着以内馬８頭中５頭は９番人気以下の伏兵だ。ただ、前走のキーンランドＣでは４番人気以内だった馬が同８頭中７頭を占めている。

また、安田記念組【1.1.0.7】で一昨年のレッドファルクス、ＣＢＣ賞組【1.0.0.2】で16年レッドファルクスがそれぞれ勝利している。なお、北九州記念組は【0.0.0.9】で３着以内馬が出ていない。

４）前走から斤量減の馬が好成績

前走からの斤量増減別成績は、今回斤量減の馬が【5.4.1.34】。昨年のファインニードルら５勝をあげ、連対率20.5％・複勝率22.7％と最も高い。この組の勝ち馬５頭はすべて牡馬・セン馬だった。また、出走数最多の斤量増の馬は【4.4.7.56】で、16年レッドファルクスら４勝。10年を除いて毎年１頭は３着以内に入っており、複勝率21.1％と斤量減の馬に迫っている。

なお、斤量増減なしの馬は【1.2.2.40】。15年ストレイトガールの１勝のみで、連対率6.7％・複勝率11.1％と不振傾向にある。

【スプリンターズステークス過去10年】

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