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血統分析

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勢いがある父ミスプロ系のタワーオブロンドンに注目!

1)ミスタープロスペクター系の勢いに注目

ミスタープロスペクター系が目下3連勝中。ノーザンダンサー系も数字は優秀だが、馬券に絡んだのは2013年が最後だ。それなら過去5年で1勝・2着3回のサンデーサイレンス系や1勝・2着1回のナスルーラ系を上に見たいが、いずれも相手候補止まりか。

◎プラス評価……父ミスタープロスペクター系

【父馬の系統別成績(過去10年)】

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種牡馬系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ミスタープロスペクター系 5 3 2 41 12.2% 19.5% 24.4%
ノーザンダンサー系 3 2 2 32 9.4% 15.6% 21.9%
ナスルーラ系 1 1 1 34 2.9% 5.9% 8.8%
サンデーサイレンス系 1 4 3 42 2.4% 11.9% 19.0%
その他のヘイルトゥリーズン系 0 0 2 8 0.0% 0.0% 25.0%
その他の系統 0 0 0 3 0.0% 0.0% 0.0%
【過去10年の連対馬の父と母父】

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日付 馬名 種牡馬 母父馬
2018.9.30 1 8 ファインニードル アドマイヤムーン Mark of Esteem
2018.9.30 2 9 ラブカンプー ショウナンカンプ マイネルラヴ
2017.10.1 1 8 レッドファルクス スウェプトオーヴァーボード サンデーサイレンス
2017.10.1 2 2 レッツゴードンキ キングカメハメハ マーベラスサンデー
2016.10.2 1 13 レッドファルクス スウェプトオーヴァーボード サンデーサイレンス
2016.10.2 2 15 ミッキーアイル ディープインパクト Rock of Gibraltar
2015.10.4 1 2 ストレイトガール フジキセキ タイキシャトル
2015.10.4 2 4 サクラゴスペル サクラプレジデント Cure the Blues
2014.10.5 1 18 スノードラゴン アドマイヤコジーン タヤスツヨシ
2014.10.5 2 9 ストレイトガール フジキセキ タイキシャトル
2013.9.29 1 10 ロードカナロア キングカメハメハ Storm Cat
2013.9.29 2 7 ハクサンムーン アドマイヤムーン サクラバクシンオー
2012.9.30 1 16 ロードカナロア キングカメハメハ Storm Cat
2012.9.30 2 14 カレンチャン クロフネ トニービン
2011.10.2 1 10 カレンチャン クロフネ トニービン
2011.10.2 2 3 パドトロワ スウェプトオーヴァーボード フジキセキ
2010.10.3 1 7 $ウルトラファンタジー Encosta de Lago Sir Ivor
2010.10.3 2 14 $キンシャサノキセキ Fuji Kiseki Pleasant Colony
2009.10.4 1 13 ローレルゲレイロ キングヘイロー テンビー
2009.10.4 2 9 ビービーガルダン チーフベアハート Westminster
2)近年好走歴のある種牡馬に注意

ロードカナロアとレッドファルクスが連覇しているほか、同じ馬の複数回好走が多いレース。またキングカメハメハ、ディープインパクト、スウェプトオーヴァーボード、アドマイヤムーンなどが複数の産駒を3着以内に送り込んでいる。近年好走した馬と同じ父を持つ馬には要注意だ。

○プラス評価……近年3着以内のある種牡馬

3)母父はサンデー〜ヘイルトゥリーズン系とノーザンダンサー系が安定

さまざまな母父系統から勝ち馬が出ているものの、勝率的にはサンデーサイレンス〜ヘイルトゥリーズン系とノーザンダンサー系が一歩リード。ナスルーラ系も遜色なし。嫌いたいのは未勝利のミスタープロスペクター系だ。

○プラス評価……母父サンデーサイレンス〜ヘイルトゥリーズン系/ノーザンダンサー系
 ●マイナス評価…母父ミスタープロスペクター系

【母父の系統別成績(過去10年)】

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母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ミスタープロスペクター系 0 1 7 37 0.0% 2.7% 21.6%
ノーザンダンサー系 3 1 1 36 8.3% 11.1% 13.9%
ナスルーラ系 2 2 2 28 7.1% 14.3% 21.4%
サンデーサイレンス系 3 2 0 31 9.7% 16.1% 16.1%
その他のヘイルトゥリーズン系 1 2 0 9 11.1% 33.3% 33.3%
その他の系統 1 2 0 19 5.3% 15.8% 15.8%
4)父・母父ともマイラーか2400m型がベスト

勝ち馬の父と母父を見ると、現役時に高いマイル戦実績を残した馬が多い。また2400m適性が高い種牡馬も目立つ(特に母父)。スプリント一辺倒の血統では厳しく、マイルおよびそれ以上への対応力が求められるレースといえる。

◎プラス評価……父・母父がマイルG1勝ち馬
 ○プラス評価……父・母父が2400mG1向き
 ●マイナス評価…父・母父がスプリンター

【勝ち馬(過去10年)の父・母父重賞実績】

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勝ち馬 父の勝ち鞍 母父 母父の勝ち鞍
ファインニードル アドマイヤムーン ジャパンC Mark of Esteem 英2000ギニー
レッドファルクス スウェプトオーヴァーボード 米ダ1600mG1 サンデーサイレンス 米BCクラシック
ストレイトガール フジキセキ 朝日杯3歳S タイキシャトル マイルCS
スノードラゴン アドマイヤコジーン 安田記念 タヤスツヨシ 日本ダービー
ロードカナロア キングカメハメハ NHKマイルC Storm Cat 米ダ1700mG1
カレンチャン クロフネ NHKマイルC トニービン 凱旋門賞
ウルトラファンタジー Encosta de Lago 豪1400mG1 Sir Ivor 英ダービー
ローレルゲレイロ キングヘイロー 高松宮記念 テンビー 仏1600mG1
結論

父がミスタープロスペクター系のマイルG1勝ち馬×母父がサンデーサイレンス〜ヘイルトゥリーズン系かノーザンダンサー系(ぎりぎりナスルーラ系も)のマイルまたは2400mG1勝ち馬という配合がベスト。最近好走した種牡馬の産駒にも注目しておきたい。

タワーオブロンドンは父がミスタープロスペクター系Raven's Pass(英マイルG1勝ち)×母父がナスルーラ系Dalakhani(凱旋門賞)、ファンタジストは父がロードカナロア×母父ディープインパクトという血統で、この両馬が双璧。

ダノンスマッシュ、イベリス、セイウンコウセイとレッツゴードンキが2〜3着候補。ミスターメロディは父がノーザンダンサー系、ディアンドルは父・母父がマイル実績に乏しく苦戦か。

【タワーオブロンドンの血統表】

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Raven's Pass
 2005年 (米)
Elusive Quality
 1993年(米)
Gone West
1984年(米)
Mr.Prospector Raise a Native
Gold Digger
Secrettame Secretariat
Tamerett
Touch of Greatness
1986年
Hero's Honor Northern Dancer
Glowing Tribute
Ivory Wand Sir Ivor
Natashka
Ascutney
 1994年
Lord At War
1980年
General Brigadier Gerard
Mercuriale
タワーオブロンドン
 Tower of London(JPN)
 牡 4歳 父10歳・母 5歳時産駒
 2015年 鹿毛(日高町)
Luna de Miel Con Brio
Good Will
Right Word
1982年
Verbatim Speak John
Well Kept
Oratorio Fleet Nasrullah
Classicist
Dalakhani
 2000年(愛)
Darshaan
1981年
Shirley Heights Mill Reef
Hardiemma
Delsy Abdos
Kelty
Daltawa
1989年
Miswaki Mr.prospector
Hopespringseternal
*スノーパイン
 Snow Pine
 2010年 芦毛(英)
Damana Crystal Palace
Denia
Shinko Hermes
 1993年
Sadler's Wells
1981年(米)
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Fairy Bridge Bold Reason
Special
Doff the Derby
1981年
Master Derby Dust Commander
Madam Jerry
Margarethen Tulvar
Russ-Marie