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第30回秋華賞はC.ルメール騎手騎乗の2番人気エンブロイダリーが、好位追走から早目に2番手に取りつくと、直線は逃げたエリカエクスプレスを捕らえて優勝。桜花賞に続くG1制覇で牝馬二冠を達成した。勝ち時計は1分58秒3(良)。鞍上のルメール騎手は17年ディアドラ、18年アーモンドアイ、24年チェルヴィニアに続きこのレース4勝目。本馬を管理する森一誠調教師はこのレース初勝利となった。
2着は半馬身差で武豊騎手騎乗の5番人気エリカエクスプレス。3着は丹内祐次騎手騎乗の6番人気パラディレーヌ。なお、1番人気に支持された17番カムニャックは16着に敗れた。
スタートで出遅れた馬はいなかった。10番エリカエクスプレスが先頭に立って1コーナーをカーブした。2馬身差の2番手に15番インヴォーグと1番ダノンフェアレディ。それから4番手に17番カムニャックが上がり、並んで内に6番ケリフレッドアスク。差がなく11番エンブロイダリーが取りつき、ほぼ並んで8番テレサ、2番ルージュソリテール。中団に14番ビップデイジー。それから5番ブラウンラチェット、9番マピュース、3番ジョスラン。12番ヴーレヴー、7番クリノメイが続き、13番セナスタイル、18番パラディレーヌが後方集団。2馬身差で最後方に4番レーゼドラマと16番ランフォーヴァウという隊列になった。
1000m通過は59秒4で淀みないペース。先頭のエリカエクスプレスに対し、早くもエンブロイダリーが突っつきに行く展開。1馬身差の3番手にはカムニャックと人気どころが前目で競馬をした。その後ろはダノンフェアレディらがかたまり先団を形成。その後ろの集団も続いて4コーナーに向かった。
エリカエクスプレスはリードを少し広げて最後の直線へ。エンブロイダリーは2番手で食い下がるが、カムニャックは後退してしまい中団馬群の中に飲み込まれてしまった。先頭のエリカエクスプレスに対し、エンブロイダリーが懸命に追う。残り200mでビップデイジーが3番手に上がりかけたが、その外からパラディレーヌが末脚を伸ばしてきた。
逃げ込みを狙うエリカエクスプレスとそれを追うエンブロイダリーとの一騎打ち。両馬の差がジリジリと詰まり、最後は外からエンブロイダリーがエリカエクスプレスを交わしてゴールした。3着にはパラディレーヌが入った。
桜花賞では1番人気に支持されたエリカエクスプレスが持ち前の先行力とスピードを存分に生かしたレースを披露。特にレースの中盤から後半にかけてのペースは淀みないものとなり、3番手で追走していたカムニャックはおそらく息を入れることができず、大きく失速したものと思われる。そんな中、2番手に取りついた桜花賞馬エンブロイダリーは、オークスの雪辱を果たす見事な勝利。距離2000mを克服し、牝馬二冠を達成した。