皐月賞2022 レース結果回顧・払戻｜G1特集

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レース結果

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ジオグリフ、イクイノックスを競り落として皐月賞を制す！

第82回皐月賞は福永祐一騎手騎乗の5番人気ジオグリフが中団追走から、最後の直線は外めから素晴らしい末脚で差し切り優勝。昨年の札幌2歳S以来となる重賞2勝目で、クラシック制覇を果たした。勝ち時計は1分59秒7（良）。鞍上の福永騎手は2020年コントレイルに続き、このレース2勝目。本馬を管理する木村哲也調教師は、G1初制覇となった。

2着は1馬身差でC.ルメール騎手騎乗の3番人気イクイノックス。3着は1馬身1/4差で武豊騎手騎乗の1番人気ドウデュース。

レース展開・総括

アスクビクターモアが平均ペースで引っ張る

スタートで大きな出遅れはなかった。2番アスクビクターモアが前に出て、先頭で1コーナーをカーブ。3馬身差の2番手に16番デシエルト。1馬身差で3番手に7番ボーンディスウェイ。さらに1馬身差で4番手に13番ビーアストニッシド。その後ろから18番イクイノックス、1番ダノンベルーガ、14番ジオグリフと有力どころがかたまって先団勢を見ながら追走。1馬身半差の中団に4番キラーアビリティ、9番サトノヘリオス、8番ダンテスヴュー。さらに1馬身半差で3番トーセンヴァンノ、11番オニャンコポン、5番グランドライン。その後ろは後方集団で6番ジャスティンロック、15番ラーグルフ、外から10番ジャスティンパレス。差がなく後方2番手から12番ドウデュース。1馬身差の最後方に17番マテンロウレオという隊列になった。

前半1000m通過は60秒2で平均ペース。アスクビクターモアが引っ張り、2番手にデシエルトと隊列は変わらない。3〜4コーナーの途中でイクイノックスがすっと外からポジションを上げ、同馬を見ながらジオグリフも動いた。ダノンベルーガはインで4コーナーをカーブするも、ジョッキーの手綱が少し動いていた。

外めから鮮やかな決め手

最後の直線に入りアスクビクターモアの内からダノンベルーガが並びかける。さらに内の後ろからはキラーアビリティが追い出しにかかった。しかし、馬場の真ん中からイクイノックスとジオグリフがいい脚で伸びてきた。イクイノックスが勢いよく坂を駆け上がると、内のダノンベルーガとアスクビクターモアを交わして先頭へ。さらにその外からジオグリフが強烈な末脚を繰り出し、イクイノックスをゴール手前で見事に差し切った。3着には凄い脚で追い込んだドウデュースが入った。

木村哲也厩舎のワン・ツー決着

日曜日の午後に入り、芝は良に回復したが、レースでは最内の1、2頭分を避けるシーンが見られていた。その分、外めからの差しが決まるようにもなり、8枠18番だったイクイノックスにも勝機が十分あった。力強く坂を駆け上がり、一旦は抜け出して先頭に立ったが、同厩舎のジオグリフの決め手が素晴らしかった。福永祐一騎手が好スタートをきめて、巧みなレース運びをし、ジオグリフの持ち味を存分に引き出した。

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