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シックスペンス G1初制覇のチャンス

シックスペンス
中山記念をコースレコードで制したシックスペンス

距離2400mの日本ダービー(9着)で初黒星を喫したが、次走毎日王冠はホウオウビスケッツ(次走天皇賞・秋3着)を2着、エルトンバローズ(次走マイルチャンピオンシップ2着)を3着に下して勝利。前走中山記念は2着エコロヴァルツとハナ差ながら、1分44秒8(良)のコースレコードで優勝。適距離に戻って重賞連勝を果たし、芝1600〜1800mは5戦全勝だ。立ち回りが上手で、末脚も鋭くて堅実。内回りの阪神芝も問題はなく、距離2000mも大丈夫だろう。昨年のジャパンCや有馬記念の上位馬が不在であることも大きく、G1初制覇のチャンスだ。

ベラジオオペラ コース適性高く、連覇を狙う

ベラジオオペラ
24年大阪杯を勝利したベラジオオペラ

昨年の大阪杯では6枠11番発走ながらうまく2番手に取りつくと、直線ではローシャムパークの追撃を振り切ってG1初制覇を飾った。その後は宝塚記念3着、天皇賞(秋)6着、有馬記念4着という成績。連対はしていないが、いずれのレースも勝ち馬と0.4秒以内。自分のレースをして、しっかりと力は出している。今回はおそらくシックスペンス、ステレンボッシュら4歳馬が強敵。阪神芝2000mの実績・適性では勝っており、連覇できる可能性も十分あるだろう。


ロードデルレイ 距離1800〜2200mはオール連対

ロードデルレイ
日経新春杯を完勝したロードデルレイ

距離1800〜2200mでは8戦6勝2着2回の成績。3走前のアンドロメダS2着、2走前の中日新聞杯2着といずれも逃げたデシエルトを捕らえ切れなかったが、前走日経新春杯(中京芝2200m)を制して重賞初制覇を飾った。その前走はメイショウタバルがハイペースで飛ばすなか、直線入口で2番手に上がって、その後は悠々と3馬身突き抜けた。展開が向いたのは確かだが、これがこの馬本来の強さだろう。G1初挑戦ながら、いい雰囲気で挑むことができる。末脚勝負にかけて、前に行った馬をどれだけ捕まえられるかが鍵になりそう。

 
ステレンボッシュ 距離2000mで楽しみ

24年は桜花賞1着、オークス2着、秋華賞3着と牝馬三冠戦線で活躍。年内最後は香港ヴァーズに出走して3着だった。その前走は後方2番手あたりで追走し、残り600mから大外をまくって直線に入ると、末脚を伸ばして一旦先頭へ。しかし、最後2頭に交わされてしまった。慣れない海外のG1で、牡馬を相手に良く頑張ったと言えるが、距離2400mが少し長い印象も受けた。したがって、今回の距離短縮はプラス材料とみる。再びモレイラ騎手が騎乗予定であるのも大きく、うまく馬群を捌くことができれば楽しみだ。

ホウオウビスケッツ 粘り強い先行力が魅力的

24年函館記念を快勝して重賞初制覇。その後は逃げて毎日王冠2着、天皇賞(秋)3着と好走し、芝中距離路線でトップクラスの力があることを示した。今年初戦の中山金杯は9着と崩れたが、トップハンデの59.5キロで逃げたクリスマスパレードを追いかけすぎたことが敗因だろう。前走金鯱賞はデシエルトにハナを譲ったものの、離れた2番手で追走し、直線でも余力十分。最後はクイーンズウォークに外から差されたが、2着と好走した。馬の状態は変わらず良さそうなので、今回も粘り強い先行力を生かしたレースが期待できる。

ジャスティンパレス 力はあるが24年は未勝利

23年宝塚記念3着、天皇賞(秋)2着の実績があり、芝2000〜2200mでもトップクラスの力がある。ただ、翌年はドバイシーマクラシック4着の後、宝塚記念は重馬場に苦しんで10着に敗退。その後は天皇賞(秋)4着、ジャパンC5着、有馬記念5着と大きく崩れることはなかったが、24年は未勝利で終わった。レースを見ると、年下の先行勢を捕らえられない展開が多かった印象。単純に相手が強いのか、自身の瞬発力が少し衰えているのか、判断が難しいところだ。阪神芝2000mを苦にすることはなさそうだが、展開が向いてほしい。

コスモキュランダ 父子制覇を目指す

父アルアインは2017年皐月賞と19年大阪杯をともに9番人気で優勝。トップスピードを持続させる能力が高く、コーナー4回の芝2000mで高い適性があった。本馬はその特徴を受け継いでおり、24年は弥生賞ディープインパクト記念1着、皐月賞2着と好走。秋はセントライト記念2着の後、菊花賞は距離が長く14着と大敗。左回りの中日新聞杯も直線で伸びを欠いて6着だったが、前走アメリカジョッキークラブCは向正面で動いて2、3番手に取りつき、直線は最後まで踏ん張り3着と好走した。阪神芝2000mは初めてでも力を出せる可能性が高く、楽しみだ。

ヨーホーレイク 侮れないディープインパクト産駒

同期のG1馬・シャフリヤールやエフフォーリア、タイトルホルダーはすでに引退。本馬は7歳ながら長期の休養期間があるため、まだキャリアは多くなく、動きも若く見える。昨年は6月に鳴尾記念を制して重賞2勝目。毎日王冠7着を挟んだ後、前走京都記念を勝利して重賞3勝目を飾った。G1挑戦は21年日本ダービー(7着)以来、約4年ぶり。相当な瞬発力が問われる東京芝では厳しそうだが、阪神芝2000mが舞台であればわからない。ディープインパクト産駒は21年にレイパパレが4番人気、22年にポタジェが8番人気で勝っており、血統面で侮れない。

ソールオリエンス 馬場が渋ればチャンス

23年皐月賞では重馬場のなか、直線大外一気の末脚を炸裂させて優勝。24年宝塚記念も重馬場のなか、直線外ラチ沿い近くから追い込んで2着としており、相当な道悪巧者だ。前走京都記念は稍重馬場のなか、上位の大勢が決した後ではあったが、直線外から末脚を伸ばして5着。上がり3ハロンは34秒1でメンバー中最速だった。今週末の阪神競馬場は、土日ともに雨が降る予報。良馬場でレースができる可能性が低くなっている分、この馬にもチャンスが出てきている。

エコロヴァルツ 前走シックスペンスとハナ差の2着

23年朝日杯フューチュリティSでは直線大外から追い込み、ジャンタルマンタルの2着と好走。翌年のクラシックは皐月賞7着、日本ダービー8着、菊花賞9着という結果だったが、距離が長かったわけではなく、単純に力が足りなかった印象だ。ただ、2走前のディセンバーSを制して3勝目。前走中山記念はコースレコード決着のなか、シックスペンスとハナ差の2着。短期間で急激に力がついたとは考えづらいが、前走の内容は軽視できない。阪神芝2000mもこの馬に合っていそうなので、見せ場以上の走りができても不思議はない。