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第42回マイルチャンピオンシップは川田将雅騎手騎乗の1番人気ジャンタルマンタルが3番手で追走し、直線は馬場の真ん中を通り悠々と抜け出して完勝。今年の安田記念に続き、G1・4勝目を飾った。勝ち時計は1分31秒3(良)でコースレコードタイ。鞍上の川田騎手はこのレース初勝利。本馬を管理する高野友和調教師は23年ナミュールに続き、このレース2勝目となった。
2着は1馬身3/4差で横山武史騎手騎乗の4番人気ガイアフォース。3着はハナ差で高杉吏麒騎手騎乗の15番人気ウォーターリヒト。
大きな出遅れはなく、外の17番ソウルラッシュと15番ジャンタルマンタルが好スタートを切った。最内から1番トウシンマカオが飛び出してきてハナへ。2番手には9番エルトンバローズがつけた。半馬身外の3番手にジャンタルマンタル。1馬身差で5番アスコリピチェーノも今回は好位。差がなく6番ガイアフォース、10番ラヴァンダ、ソウルラッシュが並んで追走。さらに2番シャンパンカラー、3番ウォーターリヒトまでが中団。1馬身差で7番チェルヴィニア、12番ウインマーベル。1馬身半差で内に11番オフトレイル、並んで14番レーベンスティール。2馬身差で後方集団には4番マジックサンズ、8番カンチェンジュンガ、16番ドックランズ。3馬身切れて後方2番手に13番ロングラン、差がなく最後方に18番ワイドラトゥールという隊列になった。
トウシンマカオはリードを大きく広げて3コーナーを通過。800m通過は45秒9でゆったりとしたペース。3〜4コーナーの下り坂でそのリードは徐々に縮まり、2番手にエルトンバローズ。ジャンタルマンタルは3番手で抜群の手ごたえ。ラヴァンダもいい感じで4番手に上がり、後続各馬も差がなくスパートをして4コーナーをカーブした。
最後の直線に入りトウシンマカオのリードは2馬身ほど。内からアスコリピチェーノ、ガイアフォースが迫り、中ほどからはソウルラッシュ、外からジャンタルマンタルと人気どころが、一斉に末脚を伸ばしてきた。
中でもジャンタルマンタルの伸び脚が良く、残り200mでわずかに先頭へ。アスコリピチェーノがやや苦しくなり、ガイアフォースとソウルラッシュが併せ馬で食い下がる。そこに馬群の間割ってウォーターリヒトも叩き合いに加わった。しかし、完全に抜け出したジャンタルマンタルがそのまま押し切って堂々の優勝。2着争いは際どくなり、ガイアフォースがウォーターリヒトをハナ差押さえ切った。
ジャンタルマンタルは単勝1.8倍とかなり人気を集め、その期待応える素晴らしいレースを披露。3番手で追走し、直線半ばで勝利を確信できるほどの強さだった。これで23年朝日杯フューチュリティS、24年NHKマイルC、25年安田記念に続き、G1・4勝目。牡馬が出走できるJRAの芝マイルG1を完全制覇した。日本競馬史に残るマイラーとして名を残したわけだが、まだ4歳と若い。今後の益々の活躍が期待される。