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アイルランドT府中牝馬Sを勝利したブレイディヴェーグ
昨年のエリザベス女王杯以来、11か月ぶりの休み明けとなった前走アイルランドトロフィー府中牝馬Sを見事に勝利して重賞2勝目。直線で内に切れ込んで先に抜けたマスクトディーヴァに対し、外から鮮やかな末脚を炸裂させて勝ち切った。今回、マイル戦が初めてでスタートに課題があるのもポイント。それでもコーナー2回の京都芝1600mであれば、自慢の瞬発力を生かせるはず。スムーズな競馬ができれば楽しみだ。
昨年のマイルCSを制したナミュール
昨年のマイルCSを8枠16番からスタートし、直線大外から一気の末脚で追い込んで勝利。その後は香港マイル3着、ドバイターフ2着と海外G1でも好走。続くヴィクトリアマイルは出遅れを喫して8着と敗れるも、前走安田記念は直線で鋭い瞬発力を繰り出し、ロマンチックウォリアーの2着と好走した。今年は休み明けで挑むことになるが、久々でも力は発揮できるタイプ。先週のエリザベス女王杯を勝って勢いに乗るC.デムーロ騎手が騎乗予定である点も心強い。スタートさえしっかりと決めれば、最後は確実にいい脚を使って飛んでくるだろう。
富士Sで重賞初制覇を果たしたジュンブロッサム
3走前に3勝クラスの水無月S(京都芝1600m)を1分31秒5(良)の好時計をマークし、3馬身差で快勝。続く関屋記念は1番人気に支持され、直線大外から上がり3ハロン32秒5の末脚で追い込むも3着。スローペースとなり、逃げたトゥードジボンが内ラチ沿いを通って押し切った展開だったので、力負けではなかった。前走富士Sは平均ペースとなり、直線外からの伸びがしっかりと届いて重賞初制覇を飾った。前哨戦とはいえ、ソウルラッシュを2着に下したので、いきなりG1で通用しても不思議はない。どんな走りを見せてくれるか楽しみだ。
昨年のマイルCSは1枠1番から発走し、直線は馬場の3分どころを通って一旦は抜け出したが、ゴール寸前でナミュールに差されて2着と惜敗した。次走香港マイルは4着。今年初戦のマイラーズCはセリフォスを2着に下して快勝。続く安田記念は3着とマイルG1で安定して高いレベルの走りを見せているが、ナミュールには僅差で負け続けている。前走富士Sも最後ジュンブロッサムに交わされて2着に終わった。現在、6歳の秋なのでG1初制覇に向けて残されたチャンスは、あまり多くはないはず。複勝率100%【1.1.1.0】の京都芝でなんとか決めたい。
2009年と11年に本競走で3着と好走したサプレザ(仏)以上の実績を持ち、今、欧州で一番強いマイラーと思われる注目馬。今年6月のクイーンアンSでG1初制覇を飾り、続くジャックルマロワ賞も勝利。次走ムーランドロンシャン賞は伏兵馬の逃げ切りを許して2着に終わったが、展開のアヤでありコーナーワークも問題なかった。前走クイーンエリザベス2世Sでは、今年のドバイターフでナミュールらを下したファクトゥールシュヴァルを一騎打ちで競り落として勝利と地力は相当。日本の芝適性が最大の鍵だが、今春の安田記念を制したロマンチックウォリアー(香港)に続く、外国馬によるJRA・G1制覇を目指す。