マイルチャンピオンシップ2025 血統分析｜G1特集

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母母父ノーザンダンサー系、祖母英Ｇ１馬のアスコリピチェーノが最有力！

1）人気サイドのＳＳ系か、それ以外の伏兵から入りたい

2012年以降のマイルＣＳのうち京都で行われた10戦を見ると、父ナスルーラ系以外ならどこからでも買えそう。３番人気以内に限れば父サンデーサイレンス（ＳＳ）系が[3.5.2.8]、それ以外の系統は計[0.4.0.8]なので、人気サイドの狙い目はＳＳ系。４番人気以下ではＳＳ系[2.1.5.79]、それ以外は[5.0.3.50]と傾向が逆転する。

○プラス評価……父ＳＳ系（３番人気以内）
　○プラス評価……父ＳＳ系以外（４番人気以下）
　●マイナス評価…父ナスルーラ系

【父馬の系統別成績（過去13年・京都開催のみ）】

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【連対馬の父と母父（過去13年・京都開催のみ）】

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2）母父か母母父がノーザンダンサー系ならベター

母父としてはノーザンダンサー系が５勝、ＳＳ系が３勝、ミスタープロスペクター系が２勝。これも人気別に見ると、３番人気以内ならミスタープロスペクター系が[2.0.0.2]、ノーザンダンサー系が[1.2.1.8]で、４番人気以下だとノーザンダンサー系が[4.0.3.43]、ＳＳ系が[3.0.2.25]となる。

勝ち馬10頭中、上述の通り５頭の母父がノーザンダンサー系、６頭の母母父がノーザンダンサー系で、どちらにも該当しないのはインディチャンプのみ。７頭の母母父が海外種牡馬、残り３頭の母母父が輸入種牡馬という点にも注意したい。

◎プラス評価……母父ノーザンダンサー系
　〇プラス評価……母父ミスタープロスペクター系（３番人気以内）
　〇プラス評価……母父ＳＳ系（４番人気以下）
　◎プラス評価……母母父ノーザンダンサー系
　◎プラス評価……母母父が海外種牡馬または輸入種牡馬

【母父の系統別成績（過去13年・京都開催のみ）】

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3）母系には重賞で勝ち負けできる底力が欲しい

勝ち馬の多くは祖母・曾祖母・四代母が重賞ウィナー。またダノンシャークの母系からはモンジュー、ステルヴィオの母系からはシンボリルドルフ、ソウルラッシュの母系からはヘネシーが出た。母系には重賞で勝ち負けできる底力が欲しい。

◎プラス評価……母系・近親に重賞ウィナーがいる

4）父・母父に2000ｍ以上への適性は必須

勝ち馬の父のうち、マイル以下しかＧ１勝ち鞍がないのはフジキセキとロードカナロアのみ。できれば2000ｍ以上への対応力が欲しい。母父も短距離馬はLyciusとRock of Gibraltarだけ。やはり2000ｍ以上の勝ち鞍が欲しいところだ。

◎プラス評価……父・母父が芝2000ｍ以上のＧ１勝ち馬

【勝ち馬の父・母父の現役時実績（過去13年・京都開催のみ）】

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結論

父ＳＳ系で３番人気以内となる可能性がありそうなのはアスコリピチェーノ、ガイアフォース、レーベンスティールあたりか。この中では父ダイワメジャー、母母父がノーザンダンサー系Sadler's Wells、祖母が英Ｇ１馬のアスコリピチェーノが最有力だろう。

逆に人気薄で狙いたいのがウインマーベル（父アイルハヴアナザーはケンタッキーダービー勝ち馬／曾祖母Single Bladeは米Ｇ１馬）、オフトレイル（父Farhhは英チャンピオンＳ勝ち馬／曾祖母Bint Marscayは豪Ｇ１馬）、シャンパンカラー（父ドゥラメンテは日本ダービー馬／曾祖母Baldwinaは仏Ｇ３馬）。３頭とも母父の実績がマイルに寄っているのは難点だが、いずれも母母父はノーザンダンサー系海外種牡馬だ。

ジャンタルマンタルとソウルラッシュは人気を背負いたくないところ。万が一４番人気以下ならぜひとも買いたい。