マイルチャンピオンシップ2024 血統分析｜G1特集

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母父ディープインパクトのブレイディヴェーグに勝ち馬の資格あり！

1）人気サイドのＳＳ系か、ノーザンダンサー系の伏兵か

今回は2011年以降に開催されたマイルＣＳのうち京都で行われた10戦について集計した。３番人気以内に限ると、サンデーサイレンス（ＳＳ）系が[3.5.2.10]、それ以外の系統は計[0.4.0.6]。人気サイドの場合、アタマや連軸ならＳＳ系、それ以外が２着候補というイメージか。逆に４番人気以下ではノーザンダンサー系が[3.0.1.23]と好調だ。

〇プラス評価……父ＳＳ系（３番人気以内）／父ノーザンダンサー系（４番人気以下）
　●マイナス評価…父ナスルーラ系

【父馬の系統別成績（京都開催・過去10年）】

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【連対馬の父と母父（京都開催・過去10年）】

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2）母父か母母父がノーザンダンサー系ならベスト

勝ち馬を出した母父系統は、ノーザンダンサー系、ＳＳ系、ミスタープロスペクター系のみ。なかでもトップの６勝をマークしているノーザンダンサー系を重視すべきだろう。また勝ち馬10頭中６頭の母母父がノーザンダンサー系、７頭の母母父が海外種牡馬、３頭の母母父が輸入種牡馬となっている点にも注意したい。

◎プラス評価……母父ノーザンダンサー系
　〇プラス評価……母父ＳＳ系／母父ミスタープロスペクター系
　●マイナス評価…母父が上記以外
　◎プラス評価……母母父ノーザンダンサー系
　◎プラス評価……母母父が海外種牡馬または輸入種牡馬

【母父の系統別成績（京都開催・過去10年）】

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3）母系にはＧ１級の底力が欲しい

ミッキーアイルとペルシアンナイトは曾祖母が米Ｇ１馬、エアスピネルは母が秋華賞馬エアメサイア、ナミュールは曾祖母が桜花賞馬キョウエイマーチ。またステルヴィオはシンボリルドルフ、インディチャンプはリアルインパクトが近親にいる。ダノンプレミアムの母系からは米Ｇ１馬ドバウィハイツなど、ソウルラッシュの母系からは米Ｇ１馬ヘネシーなど、いずれも多くの重賞ウィナーが出ている。母系の現役成績・繁殖成績が優秀なほど期待大だ。

◎プラス評価……母系・近親にＧ１馬がいる

4）父・母父に2000ｍ以上への適性が欲しい

勝ち馬の父を見ると、マイル以下しかＧ１勝ち鞍がないのはフジキセキとロードカナロアのみ。できれば2000ｍ以上への対応力が欲しい。母父も短距離馬はLyciusとRock of Gibraltarだけ。やはり2000ｍ以上の勝ち鞍が欲しいところだ。

◎プラス評価……父・母父が芝2000ｍ以上のＧ１勝ち馬

【勝ち馬（京都開催・過去10年）　父・母父の現役時代実績】

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結論

連覇を狙うナミュールは当然のように有力。ただし父ハービンジャーはノーザンダンサー系なので「４番人気以下になったとき」という条件がつく（昨年勝利時は５番人気）。逆に父ＳＳ系の各馬は３番人気以内のときが狙い目。一昨年の覇者セリフォスが人気になるようなら買ってみたい。ジュンブロッサムは2000ｍ以上への対応力がやや不安も、母父ノーザンダンサー系、祖母ゴールドティアラがマイルチャンピオンシップ南部杯勝ち馬という点がプラスで、こちらも人気になるなら。

これらを負かすとすればブレイディヴェーグ。父ロードカナロア、母父ディープインパクト、祖母ミュージカルウェイは仏Ｇ２勝ち馬、母母父がノーザンダンサー系Gold Awayと、勝ち馬の資格はあるといえるだろう。

【ブレイディヴェーグの血統表】

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